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▼2008年に公開された「翼竜」無人偵察・攻撃機の模型

▼TY-90空対空ミサイルを搭載した「翼竜」無人偵察・攻撃機

▼「翼竜」無人偵察・攻撃機の試作機。


性能緒元
最大離陸重量1,150kg
全長
翼幅
エンジンレシプロエンジン×1(75馬力もしくは100馬力)
最大速度240km/h
上昇限度5,000m
連続飛行時間20時間
機外ペイロード200kg
兵装「蒼狼」レーザー誘導空対地ミサイル×2
  TY-90赤外線誘導空対空ミサイル(天燕90)×2〜4

「翼竜」無人偵察・攻撃機は、成都飛機工業集団公司が輸出向けに自主開発した軍民両用の多用途UAV(unmanned aerial vehicle:無人航空機)。2005年5月に開発に着手、2007年10月に初飛行に成功、2008年10月に性能・運用試験が完了した[1][2]。

【性能】
「翼竜」は、搭載された電子光学/赤外線センサーを使用して偵察、測量、監視任務を遂行し、必要に応じて兵装を搭載して対地攻撃を行うことが想定されている[1]。

主翼は長時間の滞空飛行に適したアスペクト比の大きい細長い翼で、左右各一基ずつ兵装搭載用パイロンが装備されている。垂直尾翼はV字型で、水平尾翼は無い[2]。機体最後尾に搭載されたレシプロエンジンで推進式プロペラを回転させる。エンジンの出力については75馬力と100馬力の2つの説がある[1][3]。降着装置は固定式。

最高速度は240km/h、上昇限度は5,000m。20時間の最大連続飛行が可能であり、長時間に渡る監視任務を遂行可能な能力を有している[1][2]。

偵察用機材としては、胴体下部に電子光学/赤外線センサーとレーザー測距/目標指示器を内蔵した旋回式ターレットが装備されている[2]。旋回式ターレットは、機体の進行方向にかかわり無く任意の方向を見ることが可能。UAVにより得られた目標情報は、データリンク機能を通じて管制ステーションに随時転送され、オペレーターはその映像をリアルタイムで確認することができる。地上の管制ステーションでは、送信された映像を元に目標情報を確認、敵と判断したらレーザー目標指示器で目標を照射、搭載する空対地ミサイルの発射指令を出して目標を攻撃する。

兵装は主翼下部の2基の兵装ステーションに搭載される。対地攻撃用の「蒼狼」空対地ミサイル×2のほか、ヘリコプターやUAVへの搭載を前提として開発されたTY-90空対空ミサイル×4の搭載も可能であり、一定の空対空戦闘能力を有する[3]。

【展望】
「翼竜」は、目標捜索と攻撃を一機のUAVで実行することを目的として開発された[1]。ただし、開発元の成都飛機工業集団公司では「翼竜」の性能に満足していなかった模様で、「翼竜」と並行して発展型である「翼竜-I」無人偵察・攻撃機の開発に着手しており、今後の開発の主眼は「翼竜-I」に移行すると思われる。

[1]中国武器大全「国产翼龙无人战略侦察机亮相」
[2]李浩 王奕「中国无人机集群起飞」(『兵工科技甦 2008珠海航展专辑』兵工科技杂志社)30〜36頁
[3]大旗网「“中国版捕食者”——成飞“翼龙”武装无人机曝光!」(2008年11月8日)

「翼竜-I」型無人偵察・攻撃機

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