日本の周辺国が装備する兵器のデータベース


情報収集艦

天王星号(815A型偵察船)

排水量6,000t、ディーゼル2基2軸、速力21kts、H/PJ-14型遠隔操作式30mm機関砲2基、14.5mm連装機関砲2基
2010年に就役した情報収集艦。815型偵察船をベースとしているが建造時期が開いているため、マストがラティス式から塔型に変更されるなど各部に相違点が見られる。またタイプシップと比べ格納庫のシャッターが半分以下の大きさになっており、固有の艦載機は搭載しない可能性がある(もしくはUAVを運用か?)。無線通信やレーダーなどの電波情報収集を行っていると思われる。同型艦6隻の建造が確認されている[23]。
■天王星号(#853):2010年就役。南海艦隊所属[20]
■天狼星号(#854):2015年就役
■海王星号(#852):2015年12月26日就役。南海艦隊所属[22]
■開陽星号(#856):2017年1月10日就役。北部戦区海軍(旧北海艦隊)所属[23]
■艦名不詳:上海で建造中[23]。2107年2月15日進水[24]
■艦名不詳:上海で建造中。2107年9月8日進水[25]
▽一番艦「天王星」号(#853)

北極星号(815型偵察船/ドンディアオ型)

排水量6,000t、全長130m、速力20kts、76式37mm連装機関砲1基、61式25mm連装機関砲2基、3連装短魚雷発射管2基、ヘリコプター1機、乗員250名
1999年に就役した情報収集艦。船体中央部にパラボラ・アンテナ、艦橋直前に光学追尾装置用と思われるドームが装備されていることから衛星追跡能力を有する事は確かだが、船体規模からして比較的近海で中/短射程弾道ミサイルのモニタリングを行うのが主任務と思われる。就役後、アンテナに球型レドームを装着するなどの改装が施された。NATOコードはDongdiao class(東調の意)
■東調232→北極星号(#851):1999年就役、東海艦隊所属

北調900(814A型近中海偵察船/ダディエ型)

排水量2,198t、全長94.33m、速力20kts、航続距離4,000nm/18kts、14.5mm連装機関砲4基
武漢造船廠で建造され1986年に就役した情報収集艦。電波情報収集システム、光学追跡システム、バウ・ソナーを備え、中国近海での外国艦艇の監視、洋上での電子、通信、潜水艦音響情報の収集活動に従事している。当初は国家海洋局所属の海洋観測船「向陽紅28号」(船番号V841)であったが、海軍の情報収集艦に転籍し「北調841」と改称され、さらに近代化改装後に「北調900」に改められた。4隻建造の計画であったが、2番艦以降の建造はキャンセルされた。NATOコードはDadie class
■向陽紅28号→北調841→北調900:1986年就役、北海艦隊所属

北極星号(813型電子情報偵察船)

排水量4,590t、全長102m、速力19kts、航続距離12,000nm、乗員150名
1980年に就役した電子情報収集艦。645型海洋総合調査船をタイプシップとしている。主に無線電波情報収集を行う。当初は国家海洋局所属の海洋観測船「向陽紅21号」であったが、国務院国土資源部に転籍し「海洋13号」と改称、その後海軍に転籍して「北極星号」となり南海艦隊に配属された。2012年に国家海洋局に再度転籍し「海監169」となった。
■向陽紅21号→海洋13号→北極星号(#852)→海監169:1980年就役、2012年国家海洋局に転籍し「海監169」と改称
▽海軍在籍時の「北極星号」

測量艦/海洋調査船

海洋6号

排水量4,600t、全長106m、航続距離15,000nm
2009年に建造された中国国家海洋局のメタンハイドレート用海洋調査船。マルチビーム・ソナーによる海底地形の探査・測量、ボーリングによる地質調査、有人潜水艇「蛟龍」による海底撮影、重力・磁力調査などを主に太平洋上で行っている。

向陽紅08号

排水量608t、全長54.8m、速力11.5kts
乳山市造船所で建造され2009年に就役した海洋調査船。所属は国家海洋局北海海洋工程勘察研究院。

636A型海洋総合調査船

排水量5,883t、全長129.28m、速力17.5kts、航続距離15,000nm/15kts、61式25mm連装機関砲2基、乗員134名
蕪湖造船廠で建造された外洋測量艦。沿岸から100海里以上離れた外洋での水深調査、海底地形・地質測量、掃海測量、海洋重量測量、水温・塩分濃度・密度測量、海流・気象観測など各種調査を行い、潜水艦の作戦行動に必須なデータの収集に従事している。同型艦2隻。
■海洋20号→竺可蝋罅#872):2003年建造
■海洋22号→錢三強号(#873):2008年就役、北海艦隊所属

李四光号(636型海洋総合調査船)

排水量5,872t、全長129.82m、速力18kts、航続距離1,5000nm/15kts
蕪湖造船廠で建造され1998年に就役した外洋測量艦。当初は国務院国土資源部の海洋観測船「海洋18号」だったが、その後海軍に移籍し「李四光号」となった。李四光は中国の著名な地質学者の名。外洋での水深、重力、海底地形、潮位、気象観測、水質調査など各種海洋観測が可能。観測機器に悪影響を与えないようエンジンの騒音低減対策(25.5db)が施されている。2012年に漁業政務局に移籍し「中国漁政206」となった。2013年の海上警備組織の再編に伴い、国家海洋局所属の「中国海警2506」と改称された。
■海洋18号→李四光号(#871)→漁政206号:1998年就役、2012年漁業政務局に移籍し「中国漁政206」と改称→2013年「中国海警2506」と改称
▽海軍在籍時の「李四光号」

625C型海洋測量船

排水量3,324t、全長104m、ディーゼル2基、速力19kts、航続距離8,000nm/15kts、乗員38名+科学者63名
上海滬東造船廠で建造された外洋測量調査船。海中磁気や気象データの収集任務にあたる。同型船4隻のうち2隻(海洋11号、海洋12号)が海軍向けに就役したが、当初は国務院地鉱部所属の海洋観測船を偽装していた。その後正式に海軍籍に入り南調411、南調412と改称した。残りの2隻は中国科学院の「科学1号」「実践3号」として就役し、掘削システムを使用して海底地質調査に従事している。
■海洋11号→南調411→海監168:1981年就役、南海艦隊所属、国家海洋局へ移籍
■海洋12号→南調412:1981年就役、南海艦隊所属

南測429 音響測定艦

広州黄埔造船廠で建造され、2011年末から2012年初頭にかけて就役したカタマラン船体の音響測定艦。これまでに3隻の建造が確認されている

646型掃海測量艦

排水量676t、全長60m、速力15.5kts、掃海速度3〜4kts
桂江造船所で建造され1982年7月に1番艦が進水した掃海/測量艦。2番艦は1982年12月に進水した。中国沿岸の測量と、有事の際の掃海任務を行う。
■K426→南測426:1982年就役、南海艦隊所属
■K428→南測428:1982年就役、南海艦隊所属

645型海洋総合調査船

排水量4,435t、全長112.05m、速力19.35kts、航続距離10,000nm/17kts、乗員150名
滬東造船所で建造された海洋科学調査船。測量、海洋気象、海底地質、海洋生物など多様な科学資料の収集を任務とする。向陽紅09号は搭載した深海潜水艇「蛟龍」を使って東シナ海、南シナ海の海底資源調査を盛んに行っている。
■向陽紅09号→南調350→向陽紅09号:1978年就役、2007年に深海潜水艇「蛟龍」(最大潜航深度7,000m)の母船に改修
■向陽紅14号→海監81:1981年進水、1998年に電子情報収集艦に大規模改修、2012年に海監総隊に移籍決定
■向陽紅16号:1981年建造、1988年改装、1993年に再度大規模改装、1993年5月2日に貨物船と衝突して沈没
▽深海潜水艇母船に改修された「向陽紅09号」

614-III型海洋総合調査船

排水量1,170t、全長74m、ディーゼル2基、速力17.8kts
江南造船所で建造された614-II型海洋調査船の改良型。測量調査、海洋気象観測などに従事する。
■向陽紅07号→海監22:1973年就役、1987年に衝突事故、海監総隊に移籍し「海監22」に改称
■向陽紅08号(旧):1974年就役、退役済み
▽「海監22」に改称した旧「向陽紅07号」

向陽紅01号(614-I型海洋水文気象調査船)

排水量1,120t、全長66.22m、ディーゼル2基、速力15.1kts
上海江南造船廠で1970年に建造された海洋調査船。現在は海監総隊に移籍し「海監40」と改称
■向陽紅01号→海監40:1970年就役
▽「海監40」に改称した旧「向陽紅01号」

635型中型航路測量船(延来型)

(635-II型)排水量1,245t、全長81.2m、航続距離4,200nm、37mm連装機関砲2基、25mm連装機関砲4基
1970年に1番艦が建造された近海用測量船。635-I型(丸型船尾)、635A〜C型、635-II型(角型船尾)の3種類がある。測量だけでなく掃海、対潜、哨戒などにも使われる。
■北測943(635A型):1970年就役、北海艦隊所属
■東測226(635C型):1976年就役、東海艦隊所属、2012年に海監に移籍。2014年、近代化改修を実施、国家海洋局所属の海洋観測船「向陽紅28」となる[21]。
■東測227(635B型):1972年就役、東海艦隊所属
■南測420(635-II型):1975年就役、南海艦隊所属
■南測427(635C型):1983年就役、南海艦隊所属

068/069型航路測量艇

068/069型汎用揚陸艇をベースにした小型測量艇。沿岸域の航路測量に使用される。

北調992

双胴型の測量調査船(S992→北調992)。退役済み


【参考資料】
[1]世界の艦船別冊 中国/台湾海軍ハンドブック 改定第2版(2003年4月/海人社)
[2]中国武器大全
[3]中国軍艦博物館
[4]大旗網「国内最丑陋的先進技術船只:奮闘七号地震勘測船」
[5]上海通「専業志-上海海洋地質調査志-第十三章技術装備-第一説 地震物探調査船」(上海市地方志弁公室)
[6]鼎盛軍事「奮闘系列地震勘探船(奮闘七号、発現、興業、探宝号等)」
[7]Chinese Defence Today「Type 814A (Dadie Class) Surveillance Ship」
[8]飞扬军事 骑鲸蹈海「中国海监167&中国海监168&中国海监169」
[9]中華網博客「王者回归-专栏-感慨万千,看我国海监南海巡航全过程(图文)」
[10]中国海洋信息網「向阳红系列海洋调查船」
[11]中華人民共和国中央人民政府公式HP「向阳红09甓装完工 打造大洋科考深潜探测平台」
[12]中華人民共和国江陽海事局「大型科考船“向阳红09”再次抵达江阴港」
[13]鼎盛軍事「科学一号考察船[含中科院]専輯」
[14]環球展望「中国人民解放軍輔船説明及図集」
[15]飞扬军事 骑鲸蹈海「渔政206。威武!!!」
[16]新浪網「新电侦命名:853“天王星”号!组图」
[17]人民日報電子版「“雪龙”号科学考察船简介」
[18]AFPBB News-国際ニュース「中国、初の国産砕氷船建造へ 14年の就役目指す」(2012年8月1日)
[19]China Defense Blog「Photos of the day: From Fisheries Law Enforcement Command (FLEC) 206 to State Oceanic Administration 2506」(2013年6月11日)
[20]何勁松「從中国海軍新型電子偵察船”海王星”号説開去」『兵器知識』2016-03(《兵器知識》雑誌社)14〜16ページ
[21]飛揚軍事「东测226船退役 移交海洋局被改造为“向阳红28”」(2014年11月13日)
[22]星島環球網「中国三艘特种舰入列维护南海主权」(2015年12月29日)
[23]East Pendulum「Admission au service actif d'un navire espion Type 815A」(Henri KENHMANN / 2017年1月11日)
[24]East Pendulum「Lancement du 6ème navire espion chinois de Type 815A」(Henri KENHMANN / 2017年2月15日)
[25]IHS Jane's Defence Weekly「China launches seventh Type 815A AGI」(Andrew Tate/2017年9月13日)

中国海軍

amazon

▼特集:自衛隊機vs中国機▼


▼特集:中国の海軍力▼


▼特集:中国海軍▼


▼中国巡航ミサイル▼


























































メンバーのみ編集できます