日本の周辺国が装備する兵器のデータベース







63-2式107mmロケット弾性能緒元
重量18.8kg
全長840mm
直径107mm
弾頭重量8.33kg(TNT火薬 1.8kg)
初速31.4m/s
最高飛行速度372m/s
射程8,000m

近年、ヘリボーン部隊で運用されているのが確認された中国軍の小型自走ロケット砲。制式名称は不明。重慶市に本社を置く嘉陵工業グループ製の6×6 ATV(All Terrain Vehicle:全地形対応車)の荷台に8連装107mmロケット砲を搭載している。このロケットは63式107mm12連装ロケット砲の8連装型である。

自走ロケット砲への改造にあたっては、ロケットの爆風から後輪を保護するために後部荷台から足回りにかけてカバーが取り付けられたことと、カバー側面に発射時に車体を安定させるためスペード付きの支持架4本を装備している。発射時にはこの支持架を車体に取り付け地面に打ち込むことで、ロケット発射の衝撃を吸収させる。

本車が搭載する63-2式107丱蹈吋奪斑討寮能諸元は、射程8,000m、全備重量18.8kg。弾頭部には1.8kgのTNT火薬が封入されている。弾頭の種類は榴弾、最大射程を10kmとした射程延伸弾、弾頭に炸薬と小型の鉄球を多数封入した対人攻撃弾、発煙弾、燃料気化弾頭、軟目標弾、焼夷弾、ECM弾など多数の種類の弾頭が開発されている。信管は本来は触発信管だったが、最近の生産型では電子式信管に換装され、不発弾の減少と命中時の殺傷効果の向上を実現している。ロケットは飛翔時に弾体を回転させて弾道を安定させる。ロケットの発射方法は単射、連射の選択が可能。連射の場合には0.6秒ごとに発射される。射撃の際には発射機から離れて照準/発射操作を行う。

コンパクトな本車は、Mi-17等の汎用ヘリコプターの内部に搭載しての空輸が可能。軽装備のヘリボーン部隊にとっては貴重な火力支援車両である。これまでヘリボーン部隊が配備していた63式107mm12連装ロケット砲が歩兵による人力搬送か軽車両による牽引を必要としたのに対して、不整地能力の高いATVを流用して自走化したことで運用の幅を広げることに成功したといえるだろう。

【参考資料】
Militaryphotos

【関連項目】
63式107mm12連装ロケット砲

中国陸軍

amazon

▼特集:自衛隊機vs中国機▼


▼特集:中国の海軍力▼


▼特集:中国海軍▼


▼中国巡航ミサイル▼


























































メンバーのみ編集できます