日本の周辺国が装備する兵器のデータベース







性能緒元
口径152.4mm
砲身長4,240mm
牽引時全長8,690mm
牽引時全幅2,420mm
牽引時全高2,520mm
戦闘重量5,720kg
牽引時重量5,650kg
初速655m/秒
最大射程17,230m (直射800m)
発射速度最大6〜8発/分、持続1.5〜2発/分
俯仰角度-5〜+45度
方向射界左30度、右28度
要員9〜12名
牽引速度15〜60km(路上)

66式152mm榴弾砲は、ソ連のD-20 152mm榴弾砲を原型として中国で国産化したもので、現在も中国軍の主力榴弾砲になっている。D-20 152mm榴弾砲はソ連のF.Petrov設計局が第2次大戦直後に開発した榴弾砲で、1955年の赤の広場におけるメーデーの軍事パレードでその存在が公けにされた。D-20はソ連の戦後第一世代の152mm榴弾砲として、ソ連軍のみならず、友好諸国に広く配備されることになった。

D-20は中国では62式牽引式152mm榴弾砲と命名された。1960年代に入るとD-20を中国で国産化するための研究作業が開始され、各種の改修を行った上で1966年に66式152mm榴弾砲として制式化された。中国軍への配備は1969年代後半から開始された。1980年代には改良型の66-I式152mm榴弾砲が開発されイラン・イラク戦争中のイラクへの輸出が行われた。

66式(D-20)の砲架は60式 122mm加農砲(D-74)と共通の砲架を使用している。この砲架は後に59-I式130mm加農砲にも流用され、66式と59-I式は60パーセント以上の部品が共通のものとなっている。砲架には直射照準射撃時の防弾用として防盾が装着されている。砲架の下に装着されている回転式底盤を用いて砲自体を移動させずに360度の全周旋回が可能である。これは対戦車戦闘も想定した装備である。底盤は使用しない時には前方に跳ね上げて固定しておく。66式は分理装薬式を採用しており、発射可能な弾薬はHE-T、APHE-T、HESH-T、煙幕弾等がある。HE-T弾の場合、初速は655m/秒、最大射程は17,230m、対戦車・陣地向けの直射の場合の最大射程は800mとされている。近年では、ロシアから導入したレーザ誘導砲弾ZOF-39クラスノポールを元に国産化した152mmレーザー誘導砲弾の運用が可能となった。

66式は中国軍の軍レベルの砲兵旅団、もしくは歩兵師団、機甲師団の砲兵連隊に配備されている。砲兵旅団の152mm榴弾砲連隊は3個大隊から編制され各々18門の66式(合計54門)を、砲兵連隊では66式の一個大隊(18門)を保有している。また66式の152mm砲を原型として車載・自走砲化した83式152mm自走榴弾砲も開発された。

66式は既に旧式化は明らかであるが、砲兵装備の大規模な更新には多額の予算が必要なため、しばらくは砲兵部隊の主力牽引榴弾砲の地位を保ち続けることになる。中国軍では、レーザー誘導砲弾の採用や、指揮統制システムの近代化、ネットワーク化に対応させることで、出来るだけ66式の戦力的価値を維持することを目指している。

【参考資料】
「1982-2007 中国155毫米圧制火炮更新」(所載)『中国尖端武器』2007-12B(吉林科学出版社)

Chinese Defence Today
Global Security
中国武器大全
中華網「武器装備庫」

【関連項目】
83式152mm自走榴弾砲

中国陸軍

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