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74SD式37mm連装機関砲



性能緒元
総重量3,100kg(牽引状態)
全長6.451m(牽引状態)
全幅1.805m(牽引状態)
全高2.280m(牽引状態)
口径37mm
銃身数2門
砲弾重量1.416kg(榴弾)/1.455kg(徹甲弾)
初速880m/秒(79-IIIA)、1,000m/秒(79-IIIB)
発射速度440〜480発/分
最大射程8,500m
有効射程3,500m
最大射高6,700m
有効射高3,000m
俯仰範囲-15〜+87度
旋回範囲360度

74SD式37mm連装機関砲は、74式37mm連装機関砲をベースとして開発された対空機関砲で、1981年に制式化され、中国軍への配備と輸出が開始された[1]。

74SD式は、74式の砲架駆動用装置と電気式点火装置を撤去して手動制御に戻したのが最も大きな変更点。砲架には操作要員の保護用に防盾を装着可能。砲架には方位盤射撃指揮装置が装備されている。即応弾を増やすために機関砲直後に予備弾倉(40発収納)2基、弾薬ラック(30発収納)2基が新設された[1]。

中国北方工業公司(NORINCO)は、対空機関砲と対空ミサイルを組み合わせた「天盾=Sky Shield」短距離光学射撃統制システムを開発している。スカイシールドシステムは、捜索用レーダー、光学測距儀、方位盤、火器管制装置、弾道計算機、赤外線暗視装置などをセットにしており、74式、74SD式などの37mm機関砲とPL-9C地対空ミサイル、もしくは新型の90式35mm連装機関砲など組み合わせて要地防空を行うための装置である[2]。有効射程3,000m前後の対空機関砲と有効射程10,000m前後のPL-9Cを組み合わせているのは、経空脅威に対する対応能力を向上させる狙いがある。

【参考資料】
[1]中国武器大全「74SD式37毫米双管高射炮」
[2]Jane's Land-Based Air Defence 2006-2007「NORINCO 37 mm anti-aircraft guns (Types 55, 65, 74, 74SD and P793)」(Jane's Information Group)


79-III式37mm連装機関砲(P79-III/P793)



性能緒元
総重量3,100kg(牽引状態)
全長6.451m(牽引状態)
全幅1.805m(牽引状態)
全高2.280m(牽引状態)
口径37mm
銃身数2門
砲弾重量1.416kg(榴弾)/1.455kg(徹甲弾)
初速880m/秒(79-IIIA)、1,000m/秒(79-IIIB)
発射速度440〜480発/分(79-IIIA)、540〜600発/分(79-IIIB)
最大射程8,500m
有効射程3,500m(79-IIIA)、4,000m(79-IIIB)
最大射高6,700m
有効射高3,000m
俯仰範囲-15〜+87度
旋回範囲360度
操作要員5〜6名

79-III式37mm連装機関砲(P79-IIIもしくはP793)は74式の改良型で、1979年に開発を開始し、1985年に公開された。79-III式は砲身の異なる79-IIIA式と79-IIIB式という二つのタイプが存在する[1]。79-IIIA式は砲口初速880m/秒で、発射速度は毎分440〜480発(二門合計)、有効射程は3,500m。79-IIIB式は砲口初速1,000m/秒で発射速度は毎分540〜600発、有効射程は4,000m[1]。

79-III式の砲架は電気駆動式で電気は外部の発電機から供給される。砲架に供給された電気は砲架の駆動だけでなく光学照準装置にも使用される。79-III式のJM831光学電子計算照準機は、イタリアのガリレオ社製照準機を元にして製造されたと見られる[1]。JM831は目標の速度と位置を測定し、照準手は、ジョイスティックを使用して光学照準機を操作すると、計算機が目標の追跡を開始し、照準機は常に目標を捕らえ続け、砲架を自動駆動して目標の未来位置に機関砲を指向させる[2]。砲架の周囲は防盾で覆われており、操作要員を保護すると共に、砲架が高速旋回する際に操作要員が振り落とされない様にされている[2]。79-III式の砲架には予備弾薬が合計170発用意されている[2]。

システムの自動化が進められた事により、操作要員は74式よりも少ない5〜6名となっている[1]。

【参考資料】
[1]Jane's Land-Based Air Defence 2006-2007「NORINCO 37 mm anti-aircraft guns (Types 55, 65, 74, 74SD and P793)」(Jane's Information Group)
[2]中国尖端武器-新科技2007年5-6合刊「我国新研火炮武器装備掲密」(泉南海軍上士/新疆現代科技研究会)


90式37mm/35mm連装機関砲




90式37mm/35mm連装機関砲は、74式37mm連装機関砲の派生型としては最も新しいもので1990年に制式化されたが、情報が少なく具体的な配備状況などについては不明

37mm/35mmという名称は、砲身を37mm機関砲もしくは35mm機関砲のいずれかを選択する事が可能な点に由来する[2]。35mm機関砲はスイスから技術導入したもので90式35mm連装機関砲(GDF002)の砲身と同じものと思われる。異なる口径の砲身への換装を可能としたのは、外国のユーザーに対して選択肢を増やす狙いがあるものと推測される。35mm機関砲はNATO規格の全ての35mm砲弾が使用可能。37mm機関砲を選択した場合は中国製76式37mm砲弾を使用する。37mm機関砲のスペックは砲口初速1,000m/秒、発射速度440〜480発(二門合計)、有効射程3,500m。発射速度の向上、散布界の減少による命中精度の改善が図られている。35mm機関砲のスペックは有効射程3,000m、有効射高4,000m、発射速度1,000発/分(二門合計)[1]。

90式は新型の射撃統制システムが採用されており、完全自動射撃、半自動射撃などの射撃モードが選択できる。開発ではシステムの自動化と省力化が意図されている[1]。

中国北方工業公司(NORINCO)は、90式37mm連装機関砲とPL-9地対空ミサイル、防空レーダー、式管制装置をセットにした野戦防空システム「旅団(連隊)レベル390型統合ガン・ミサイル防空システム」を輸出向けに提案している[2][3]。

390型防空システムの構成は、広域監視レーダー×1基、FLAD指揮統制通信・情報(C3I)、IBIS低高度捜索レーダー×8基、702型射撃指揮システム(照準レーダー)×24基、赤外線レーザー・レーダー×24基、90式37mm/35mm連装機関砲×48門、PL-9地対空ミサイル四連装発射機×24基から成る[2]。

一個射撃中隊はIBIS低高度捜索レーダー×1、702型射撃指揮システム×3、赤外線レーザー・レーダー×3、90式37mm機関砲×6、PL-9ミサイル発射機×3から構成。システムの指揮管制を掌るFLADは、コンピュータ、通信・情報システムと旅団(連隊)指揮所×1、大隊指揮所×8、射撃中隊指揮・統制所×24から構成される[2]。

探知レーダーは低高度の探知能力と電子妨害に対する強い抗堪性を備えているとされる。赤外線レーザー・レーダーは、第三世代の画像赤外線シーカーと探知用TV、TV自動追跡装置、レーザー距離測遠装置を組み合わせた物で、機関砲とミサイルにより80%以上の撃墜率を有するとされる。探知距離10kmで全天候性能を有する。レーダーと赤外線/光学センサーの組み合わせは電子妨害下の状況においても強い抗堪性を備えている[2]。

NORINCOによると、同システムは3000平方キロメートルの防空域を有し、48目標との同時交戦を行い、92%以上の撃破率を備えているとされる[2]。有効射程3,000m前後の対空機関砲と有効射程10,000m前後のPL-9 AAMを組み合わせているのは、経空脅威に対する対応能力を向上させる狙いがある。

390型防空システムは、パキスタン軍に導入されているとの事[3]。ただし、90式37mm機関砲が同国軍に採用されている事は確認されていない。

[1]中国尖端武器-新科技2007年5-6合刊「我国新研火炮武器装備掲密」(泉南海軍上士/新疆現代科技研究会)
[2]軍事研究1996年12月号「世界兵器展示会に見る2000年先進兵装-Wepon Upgrade発展型航空ウエポン 第4回」142-143頁(軍事情報研究会/螢献礇僖鵝Ε潺螢織蝓次Ε譽咼紂次
[3]Jane's Land-Based Air Defence 2006-2007「NORINCO 37 mm anti-aircraft guns (Types 55, 65, 74, 74SD and P793)」(Jane's Information Group)

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