日本の周辺国が装備する兵器のデータベース




性能緒元
重量35トン
全長7.218m
全幅3.270m
全高3.395m
エンジン12150L-11液冷ディーゼル(572hp)
最高速度50km/h
航続距離440km
武装76式37mm機関砲(H/PJ-76)×2(1,000発)
砲身長3,000mm(81口径)
初速1,000m/秒
最大発射速度360発/分(二門合計)
有効射程3,800m
有効射高3,000m
俯仰範囲-5〜+85度
旋回範囲360度
装甲溶接鋼板
乗員4名

88式37mm自走対空砲(PGZ-88)は80式57mm自走対空砲に続いて1970年代末から開発に着手された自走対空砲である。

80式自走対空砲は、開発のベースとなったZSU-57-2自走対空砲自体が捜索レーダーも目標追跡システムも持たず完全な目視照準の対空火器であり、その形式を引き継いだため開発当初から近代的な戦闘には全く合致していない旧式車輌となってしまった。

中国は80式の開発と並行して、レーダーを搭載した全天候性能を有する新しい自走防空システムの開発を行っていた。新型自走対空砲の開発は1978年3月から開始されており、1980年6月には設計案と性能目標が承認され、1985年9月には最初の試作車が完成、1986年10月には性能実証用試作車4輌が完成した。これらの試作車による試験を経て、1989年11月に「88式双管37毫米履帯式自行高射炮(PGZ-88)」の制式名称が付与され生産が開始された。しかし、その性能は軍を満足させられず、第38軍集団第6戦車師団の防空連隊に少数が配備されただけに終わり、より能力の高い95式25mm自走対空砲が開発される事となった。

88式自走対空砲は69/79式戦車の車体に大型の溶接砲塔を搭載し、37mm連装機関砲と捜索レーダーを装備している。車体正面の装甲は69/79式戦車に比べてかなり薄くされている。大形の砲塔を搭載した関係で、車体中央部は原型の79式に比べて440mm延長されており、砲塔リング口径は2,280mmとされた。エンジンは12150L-11液冷ディーゼル(572hp)を搭載している。

88式が装備する37mm機関砲は、中国海軍で運用されていた76式連装機関砲(H/PJ-76)を転用したものであった。これは牽引式の74式37mm連装機関砲をベースに開発されたが、システムの自動化を進めており、射撃までの反応時間を減らしている。海軍の76式とは異なり砲身冷却用の水冷ジャケットは廃止されている。機関砲は自動装填装置により毎分360〜380発(二門合計)の発射速度をもち、砲口初速は1,000m/s。射撃モードは単発もしくはバースト射撃、連射を選択する事が出来る。砲塔バスケットには装弾数500発の円型弾倉2基が用意されている。

射撃管制システムは、捜索/測距レーダー、光学監視装置、敵味方識別装置、弾道計算コンピューターから成り、捜索レーダーは最大15kmの探知距離を有している。しかしこの射撃完成システムは夜間や悪天候下では性能の低下を来たし、また他の自走対空砲や捜索レーダーとのデータ・リンク・システムを欠いているため、同時期の西側諸国の自走対空砲システムと比べてかなり見劣りがした。

【参考資料】
Chinese Defence Today
中国武器大全

中国陸軍

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