日本の周辺国が装備する兵器のデータベース


▼ミサイル本体(上)、装填時の状態(下)。


性能緒元
全長 
直径100mm/105mm
重量17.8kg(ミサイル本体)、19.8kg(薬莢込み)
射程5,000m
誘導方法セミアクティブ・レーザー誘導式
装甲貫通能力550〜600m(均質鋼板)

GP-2砲発射式対戦車ミサイルは、1997年にロシアから技術導入した9K116「Bastion」砲発射式対戦車ミサイル(9K116はシステム全体の名称、ミサイル本体の名称は9M117。NATOコードはAT-10 "STABBER" )を元に開発された対戦車ミサイルで100mm砲と105mm砲用の2種類が存在する。GP-2は輸出用名称で、中国軍での制式名称は不明。

開発経緯としては、まず、9K116の技術をもとにして国産の砲発射対戦車ミサイルを開発、これを元にした輸出向け砲発射式対戦車ミサイルの開発が1999年に開始された[4]。2005年には輸出向け兵器としての型式証明を獲得して「GP-2型外貿105mm砲射導弾」の輸出名称が付与された[4]。

【性能】
GP-2は、ミサイルの後部に薬莢を到着した状態で装填されており、ミサイル本体の重量は17.8kg、薬莢込みで19.8kg。GP-2は、元々は100mmライフル砲での運用を前提としているが、ミサイルや薬莢の設計を一部改めて105mmライフル砲に対応したタイプも用意されており、旧東側兵器体系、西側兵器体系のどちらのユーザーの需要に応じることもできる。

GP-2はRHA値換算で700mmの装甲貫通力を有しており、最大射程は5,000m[4]。90%以上の命中率を誇るという。戦車や装甲車両だけでなく、トーチカなどの防御拠点や高度1,200mまでのホバリング中のヘリコプターへの攻撃が可能[4]。(移動中のヘリコプターへの攻撃能力は有していない[4]。)爆発反応装甲に対抗するためタンデム弾頭が採用されている[4]。誘導方式はレーザー・セミアクティブ誘導で、砲塔上の照準器から発せられるレーザービームに誘導されて目標に向かって飛行する。レーザー・セミアクティブ誘導方式の採用によりミサイルの飛翔速度は比較的早く、射程4,000mの場合12秒で着弾する。時速60kmまでの移動中の車輛に対する攻撃能力を有している[4]。GP-2の運用に当たっては、目標照射用のレーザー・デグジネーターを装備する必要がある。59式戦車のアップグレード型である59D式戦車の場合は、砲塔上部左側の砲手用ペリスコープにレーザー・デグジネーターを組み込む改装を行っている。

GP-2は、59D式戦車63A式水陸両用戦車(WZ-213/ZTS-63A)などの105mm砲搭載戦車、04式歩兵戦闘車(ZBD-97/ZBD-04/WZ-502)02式100mm装輪自走対戦車砲(PTL-02)などの車輌で運用されている。外国向けには、WMA-301/CARA 105mm装輪自走突撃砲の兵装の一つとして、また旧式戦車のアップグレード機材の1つとして宣伝が行われている。初輸出は2017年に実現し、100発が輸出されたとのこと[4]。

【参考資料】
[1]『軍事研究』2007年6月号「IDEX2007レポート(2)中国とパキスタンのAFV」(宇垣大成/螢献礇僖鵝Ε潺螢織蝓次Ε譽咼紂次
[2]Army Guide「9K116-1 Bastion / AT-10 」
[3]Chinese Defence Today
[4]曹励云「中国外贸105毫米系列突击炮专题之:突击的那把利刃-段来明副部长谈GP2型外贸105毫米炮发射导弹首次出口」『现代兵器』2018.6(中国兵器工业集团有限公司)19-25頁

中国陸軍

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