日本の周辺国が装備する兵器のデータベース




性能緒元
全備重量14トン
全長6.837m
全幅2.546m
全高2.750m
エンジン水冷ディーゼルエンジン(260馬力)
最高速度 
航続距離
武装(必要に応じて各種機関銃を搭載)
 ピストルポート
装甲防弾鋼板
搭乗員
ペイロード3,200kg

SET耐地雷防護車輌は、解放軍系の企業である保利集団公司(以下では保利と表記)の傘下企業である保利科技公司が開発した4×4装輪装甲車[1]。車輌名称であるSETはSecurity Enforcement Transportationの頭文字を取ったもの[1]。

保利は、南アフリカ共和国のMLS(Mobile Land Systems)社から技術提供を受けてSET耐地雷防護車の開発を行った[1]。これは、保利がMLS社から技術提供を受けて開発したCS/VP3耐地雷防護車と同様の開発経緯[2]。

南アフリカは1970年代以降、各国に先駆けて耐地雷防護車輌の開発を行っており、この種の車輌の製造開発では豊富なノウハウを有していた[3]。保利がMLS社と提携したのは、南アフリカの地雷防護車両開発における実績に着目したところによる点が大きいと思われる。

【性能】
SET耐地雷防護車輌は、主に治安機関や軍隊での運用を前提として開発された装甲車であり、特に地雷やIED(Improvised Explosive Device:即製爆発装置)に対する高い防護性能を有しているのが特徴[1]。車体底部では炸薬5kgまで、車輪の下では炸薬7kgまでの地雷の爆発に抗堪するとされている[1]。

SET耐地雷防護車輌は全備重量14トンの車体を260馬力の水冷ディーゼルエンジンで駆動させる[1]。車体はモノコック構造の装甲車体で、車体底面や側面の装甲が強化されているだけでなく、車体底部はV字状に成型され地上から十分なグラウンドクリアランスを取ることで地雷の爆発エネルギーを左右に逃がすための工夫が施されている。車体側面には装具収納箱が車体と一体になるように設置されている。乗員の乗降には、車体側面に2つずつ装備されているドアと、車体後部のハッチを使用する。

操縦席前面、車体側面、後部には面積の大きな防弾ガラスがはめ込まれており、乗員に良好な視野を提供する。天井には必要に応じて防盾付きキューポラの設置が可能であり、機関銃などを装着する。機関銃を操作する乗員を保護するため、キューポラ周辺は比較的高い位置まで装甲板でカバーされている。このほか、車体各部に乗車射撃用のピストルポートが設置されている。

【展望】
イラク戦争後の治安作戦において地雷やIEDが主要な脅威として登場したことにより、アメリカのMRAP(Mine Resistant Ambush Protected:耐地雷待ち伏せ防御)車輌のような地雷・IED対策を施した車輌が多くの企業で開発されるようになった。SET耐地雷防護車もこの流れを踏まえて開発された車輌といえる。

中国はこれまで本格的な耐地雷防護車輌を開発したことが無かったが、それを補うのがMLS社からの技術導入と言う手段であった。保利としてはMLS社からの技術移転により耐地雷防護車輌の早急な実用化が可能となり、各国に売り込む際にも定評のある南アフリカの技術に基づいた車輌であるというのは大きな宣伝材料となる。一方、提携相手のMLS社としても中国への販売実績は今後世界各国に自社の車輌を売り込む際の大きなセールスポイントとなるメリットが存在した。

SET耐地雷防護車輌は、ウガンダとコンゴ民主共和国の治安部隊向けに輸出されたことが確認されている[1]。なお、中国軍や治安機関での運用は明らかになっていない。

【参考資料】
[1]Defense Updates Chinese「SET MRAP armored vehicle from Poly Technologies」(2013年1月6日)
[2]DefenceWeb「MLS scores in China」(Leon Engelbrecht/2010年11月5日)
[3]日本兵器研究会 編『世界の軍用4WDカタログ』(アリアドネ企画/2000年)195〜213ページ

中国陸軍

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