日本周辺国の軍事兵器 - 「沙狼」装輪装甲車




性能緒元
戦闘重量15.6トン
全長6.2m
車幅2.65m
車高2.08m
全高2.83m
エンジン
最高速度100km/h
渡水深度0.7m
武装(口径不明)機関砲×1など
装甲防弾鋼板
搭載能力最大5トン

「沙狼」装輪装甲車(中国語名称は「沙狼」8×8輪式特殊車)は河北省石家荘市所在の河北冀凌機械製造総廠が自主開発した8輪装輪装甲車。2008年12月に開発は完了している。

「沙狼」装輪装甲車は戦闘重量15.6トン、車体長6.2m、全幅2.65m、車高2.08m、全高2.83m。車輌搭載能力は5トン。最高速度は100km/h、平均走行速度60km/h。1.8mの塹壕を越壕可能。8×8式の足回りは良好な機動性を発揮し、野外でも高い走行能力を得ている。

車体はフロントエンジン式で、前方左側が操縦席、前方右部が動力部、中央に1人用砲塔を搭載、車体後部が兵員区画となっている。兵装に関する情報は得られていないが、30mmクラスと見られる機関砲1門を搭載している。防御力は車体正面が距離100mからの7.62mm徹甲焼夷弾に抗堪し、全周で7.62mm通常弾に耐える能力を有している。

沙狼装輪装甲車は軍の発注を受けて開発された車輌ではなく河北冀凌機械製造総廠の自主開発車輌であるが、現状では中国軍および外国での採用は確認されていない。同工廠では、沙狼装輪装甲車は民用への転換も可能であると宣伝を行っている。

【参考資料】
鳳凰網「河北軍工廠研製8×8輪式装甲車 可転為民用」

中国陸軍