否定派の主張

スマイス報告の死亡者の報告には加害者の記載がない。日本軍兵士ではなく、中国軍、中国人犯罪者である。

反論

スマイス報告のまえがきには以下のようにある。

事実上、城内の焼払いのすべてと近郊農村の焼払いの多くは日本軍によって数次にわたりおこなわれたものである(南京においては入城から一週間すぎて十二月十九日から二月初めまで)。調査期間中の全域にわたっておこなわれた略奪の大半と、一般市民にたいする暴行は、実際のところすべて日本軍の手によっておこなわれた。
(『南京大残虐事件資料集 第2巻 英文資料編』p212)

まえがきを書いたのはベイツであるが、当然スマイスの判断も同様であったはずである。つまり加害者の大半は日本兵というのが資料作成側の総意であった。この文章の前後には以下のような記述がある。
 南京の城壁に直接に接する市街部と南京の東南部郊外ぞいの町村の焼き払いは、中国軍が軍事上の措置として行ったものである。
一月初旬以来、中国人市民による略奪と強盗がはじまり徐々にひろがった。その後、とくに三月以降は燃料争奪戦のために空家となっていた建物の骨組みに大きな被害が出た。また、後には農村部において深刻な強盗行為が増加し、今では日本軍の強盗と暴行に匹敵し、時にはこれをしのぐほどになっている。 この報告の一部にはこうした原因の諸要素も見られるのである。

これらを読めばわかる通り、加害を一方的に日本軍のせいにする姿勢は見出せない。それでもなお、加害の大半は日本兵によるものというのがスマイスらの結論だったのである。

疑り深い人間は「スマイスが中国軍(中国人)による被害を意図的に隠蔽した」と言い出すかもしれない。しかし、まえがきには国境を越えた人道主義の立場から執筆したとあるのだから大きな誹謗である。
市民や農民にしても、わざわざ日本兵に罪をなすりつけてまで中国兵(あるいは中国人犯罪者)を庇う義理はないのだから、何者の手で被害を受けたかは正直に証言していたはずである。

南京事件における主な加害者が中国兵や中国人犯罪者であると主張したいなら、それを示す別の資料を提示して主張するべきだろう。スマイスの資料だけを見て勝手な憶測を述べてもなんの意味もない。なお、南京戦の資料全体を見回してみても中国兵(中国人)が暴行の主たる加害者であったという資料は存在しない。

スマイス報告 まえがき
http://www.geocities.jp/yu77799/smythe.html
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