否定派の主張

中国が発表する南京大虐殺の被害者数は年々水増しされている。そのうち100万になるのではないだろうか。

反論

時代とともに被害者数が脹らんでいるというのは初期の否定派からの一貫した主張である(田中正明『南京事件の総括』pp208など)。最近はネット否定派が「そのうち100万になる」などと盛んに煽っている。

中国の発表する数字とは国家が主張する数字という意味であろう。また、水増しとは新たな根拠に基づくことなしに数字だけが増えたという意味合いであろう。はたしてそうか。
1946年2月国民党首都(南京)地方院主席検察官の陳光虞による「国民党首都地方院検察処が命令に従い敵侵略者の犯罪行為について調査した報告書」
何回かの集団虐殺について貴重な資料を得ることができ、・・・検討を加えた後、本市(南京市)で殺害された者の実数は三〇余万に達するものと知ることができた。


9月1日、陳光虞はまた南京大虐殺での敵の罪行調査委員会第二会議で報告を行い、つぎのように述べた。
敵によつて惨殺された者は二九万五八八五人だという確かな数字を得ていたが、その後、救済総署がわれわれの調査に加わって被害死亡者の家族に救済の手をさしのべることになった。これによって新たに数百戸の人民が救済かたを真正して来、[救済総署関係だけで]九万六二六〇人追加という統計を得た。したがって被害死亡者総計は三九万人余りにのぼり、一般的には被害死亡者は少なくとも五〇万以上にのぼると見積もられる。

ただし、その後の検討で三九万人という数字については具体的な証拠が足りないとされ、五〇万人に至ってはなおさら見積もりが入っているとされた。

このような見解を経て、最終的には南京軍事法廷の谷壽夫に対する判決(1947年)http://www.geocities.jp/yu77799/gunjihoutei.htmlにおいて、「集団射殺され遺体を焼却、証拠を隠滅されたものは、一九万人余り、個別の虐殺で、遺体を慈善団体が埋葬したものが一五万体余りある」として総計三四万人とし、最も固い数字として三〇万人と称したのである。

すなわち、三〇万人、三四万人、四〇万人、五〇万人という主張はすでに1946年の段階で出尽くしているのであり、その後、ときとして歴史家個人、あるいは新聞などのジャーナリズムにおいて、四〇万人説、五〇万人説を何回か、蒸し返して主張した事実はあるが、中国が国家としてこれらの数字を公認したり、中国歴史学界の定説となることはなかった。例えば教科書の記載では一貫して三〇万人であった。否定派の主張はこれらの背景を知らず、目についた数字を適当に並べては年々水増しされている、と煽っているのである。
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