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なのはのペット

857 名前: ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/08(木) 17:05:46 ID:zoKyN/n7
ティアナ×はやてだと強ティアナと乙女はやてになるけど

なのは×ティアナだと・・・

861 名前:なのはのペット ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/08(木) 17:38:09 ID:zoKyN/n7
「なのはママはどんな動物が好きー?」
「う〜ん・・・昔はフェレットを飼ってたことがあるから、やっぱりフェレットかなぁ」
「フェレット?」

ヴィヴィオは動物図鑑のページをめくる。
アルフやザフィーラと関わったことで、動物に興味が出てきたらしい。
子供らしく何にでも知識欲が旺盛なのはいいことだと思う。

「なのはママ、これがフェレット?」
目的のページに辿り着いたのか、ヴィヴィオがわたしの袖をちょいちょいと引っ張る。

「うん、これがフェレットだよ。触り心地が良くて、アリサちゃんやすずかちゃん達にも人気だったなぁ。
フェイトちゃんだけは何だか気に入ってないみたいだったけど」
「ふーん・・・でも、ヴィヴィオは猫さんの方が好きかな〜」
フェレットから興味を失ったのか、ヴィヴィオは猫のページに目を移す。

「そうだね・・・なのはママも最近は猫さんの方が好きかな・・・」
「飼いたいな〜猫さん。にゃあにゃあ」
わたしの答えに、期待に満ち溢れた目でヴィヴィオがおねだりしてくる。
猫の鳴き真似までして・・・抱き締めて頬擦りしてあげたいくらいに可愛らしい。
「ごめんね、ヴィヴィオ。このお家じゃ猫さんは飼えないんだよ」
でも、今の家はペット禁止なため猫は飼えない。
使い魔なら問題ないんだけど・・・
今度フェイトちゃんに頼んで教えてもらおうかな。
「そうなんだぁ・・・」
ヴィヴィオの顔は一転してシュンとなる。
「うん、でも今度フェイトママに相談してどうにか出来ないか聞いてみるね」
「ほんと?」
「うん、約束」
わたしはそう言って、ヴィヴィオの前に小指を差した。

863 名前:なのはのペット ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/08(木) 18:21:42 ID:zoKyN/n7
そんな風に、わたしが娘との会話を楽しんでいるとピンポーンと来客を知らせるチャイムの音が鳴り響いた。
「あ、アイナさんかな・・・」
「なのはママ、これからお仕事なの?」
「ううん、違うよ。
でもちょっとお出掛けしなくちゃいけないから、お夕飯はアイナさんと食べてくれる?」
「ごようじなの?」
「うん、ちょっと猫さんに餌をあげないといけないから・・・」
「猫さん!?」
その単語に、ヴィヴィオは目を輝かせた。
「なのはママ・・・ヴィヴィオも猫さんに会いたいなぁ」
「う〜ん・・・でも猫さんはとっても恥ずかしがり屋さんだから、なのはママ以外の人が来たらきっと恥ずかしくて逃げちゃうよ」
わたしはそのおねだりに、ちょっと困った顔を見せる。
それに気付いたのか、ヴィヴィオはそれ以上は無理を言ったりしなかった。
助かるけれど、子供なんだからもう少し無理を言ってくれてもいいと思う。
矛盾する気持ちがちょっと複雑だった。

アイナさんにヴィヴィオの事を任せ家を出ると、わたしは近所の公園などではなく街の中心へと歩を進め、自宅から少し離れたマンションに入った。
そう、わたしの『猫』は・・・ここにいるのだ。
鍵を取り出し、ドアを開ける。
その音に気付いたのか、部屋の中からは何かが動く音が聞こえてきた。

「いいコにしてた?」
わたしは部屋の中に入り、奥へと声をかける。
「にゃ・・・にゃあ」
オレンジ色の毛並みをした『猫』が、声に応えるように鳴く。
わたしは、その毛を優しく撫でてあげた。
「じゃあ、いいコにしてたご褒美をあげるね」
『猫』は期待に満ちた目でわたしの事を見つめてくる。
だから、わたしは・・・『猫』の名前を呼んで、いつものようにキスを落としてあげた。
「うん・・・ティアナは、本当にいいコだね」

わたしの・・・わたしだけの、『猫』の名前を

896 名前:なのはのペット ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/09(金) 09:46:13 ID:9C5TAIRE
ご主人様とあたし
あたしがこのマンションで、なのはさんに飼われるようになってから
もう一年近くにもなる。

「あたしは・・・なのはさんのことが好きなんです!」

六課解散後フェイトさんが次元航行部隊へと戻ったのを見計らって、あたしはなのはさんに思いの丈をぶちまけた。
フェイトさんがいない今なら、あたしにも僅かながらに目があるんじゃないか・・・そんな儚い希望を持って。

「ごめんね・・・わたしは、フェイトちゃんじゃなくちゃ駄目なの」

しかし、なのはさんは哀しそうな目をして、あたしを拒絶した。
解っていたことだった。
あたしじゃあの二人の間に割り込む事なんて出来ないって。
でも、あたしは・・・それでも、諦められなかったのだ。

「わかってます・・・あたしじゃフェイトさんに勝てないって。ですから・・・一番じゃなくても良いんです、どんな愛し方でも良いんです。
貴女の傍に居られるのならなんだってします。 だから・・・あたしを・・・」

なのはさんは、すがり付くようにして訴えるあたしの言葉に少しだけ狼狽える。
でも、それはほんの少しの間で。

「どんなことでも・・・するって、本当?」
期待していなかった答えを返してくれる。
僅かな迷いか、罪悪感から出た言葉だったのかもしれない。

「は・・・はいっ!なのはさんのためなら・・・あたしはどんなことだって」
でも、あたしは必死にその細い糸にすがり付いた。

「なら、わたしはティアナの事を愛してあげるよ。フェイトちゃんに対してするのとは違う、わたしなりのやり方で・・・」

そして、あたしは・・・なのはさんの、『猫』になったのだ。

897 名前:なのはのペット ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/09(金) 10:09:24 ID:9C5TAIRE

それから数日後、あたしはなのはさんからプレゼントを貰った。

小さな鈴のついた白のチョーカー。
これは、あたしがなのはさんの所有物であると言う証。

そして、なのはさんの家の近くにある小さなマンションの一室。
ここが、あたしの新しい居場所。
なのはさんは、週に何日かこの場所を訪れてくれるようになる。
多い時は毎日のように、そして・・・少ない時は一日しか来ない時もあった。
そして、この狭い一室の中では、あたしを、あたしだけの事を見つめてくれる。
あたしだけを愛してくれる。
その愛情は、きっと恋人や夫婦の間に在るものとはまるで異質なものだったけれど。
あたしには、それでも十分だった。


やがて、あたしは管理局へ退職願いを提出する。
スバルやシャーリー等の同僚達は唐突なあたしの行動に驚いて、理由を問い質したりしてきたが
あたしが意思を変えるつもりがない事がとわかると、何も言わなくなっていった。

今のあたしにとって必要なことは、待つこと。
あたしの居場所で・・・ご主人様を待つことだけだった。

衣食住の全ては、あたしの飼い主であるなのはさんによって負担されている。
あたしは、なのはさん無しでは生きられない。
なのはさんによって生かされている。

でも、それは飢えや寒さで死ぬのではなくて
ペットは、主人の愛情を貰えなくなった時寂しさで死ぬのだ。

その日から、あたしにとっての世界の全ては
この部屋と・・・なのはさん、それだけになった。

898 名前:なのはのペット ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/09(金) 10:47:10 ID:9C5TAIRE
「ティアナは、本当にいいコだね・・・」

なのはさんが頭を撫でてくれる。
あたしは、それが嬉しくて甘えるように身をすり寄せた。

「にゃあ・・・」
あたしは猫だから、猫らしく鳴く。
『ティアナはわたしの猫なんだから、猫らしくしてくれないとダメだよ?』
初めてここを訪れたの日、なのはさんにそう言われた時から・・・あたしは答えを求められる時は、全て鳴き声で応えるようになったのだ。

「そうだ、ティアナにご飯をあげないとね」
なのはさんは撫でる手を止め、思い出したように声をあげると
持ってきたタッパを開ける。
中には美味しそうなハンバーグが入っていた。
「今日のはヴィヴィオにも大好評だったんだよ。 食べてみて欲しいな」

そう言って、なのはさんはハンバーグを平皿へ移す。
そして冷蔵庫から出してきたミルクを、同じように別の平皿に盛るとあたしの前に差し出してきた。
この部屋にテーブルはない。
猫はテーブルを使って食事をしないから。
スプーンやフォークと言った食器も無い。
猫は食器も使ったりしないから。

だからあたしは床に置かれた皿へ顔を近付けると、いつもと同じようにピチャピチャと音を立てながら舌でミルクを飲みだす。
最初は少し抵抗があったけれど、今はもう馴れた。
それに、こうするとなのはさんが喜んでくれるのだ。

「ほら、ティアナったら・・・顔にミルクが跳ねちゃってるよ」

そう言って、なのはさんは自分の舌であたしの顔についたミルクの水滴を舐め取ってくれた。
機嫌が良いときは、こんな事までしてくれるのだ。
あたしの人間としての尊厳とか、プライドなんて・・・この幸せと比べれば、あまりにも安過ぎるものだった。

904 名前:なのはのペット ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/09(金) 17:05:01 ID:9C5TAIRE
ご飯を食べ終えると、次はお風呂の時間だった。
猫をお風呂に入れるのは飼い主の役目。
だから、あたしは今や自発的にお風呂に入ることはなくなっている。
今週はもう三日もお風呂に入ってない。
冬ならそれでも大して気になる事もないが、夏場は汗に塗れて臭うようになる。
でも、今は大して気にもならなかった。
汚れたあたしの身体は・・・なのはさんが綺麗にしてくれるのだから。

「ティアナ、それじゃあお風呂に入ろうか」
「にゃあ・・・」

なのはさんはあたしを風呂場へと連れていき、服を脱がせていく。

本来猫は服を着ない。
でも、あたしの身体には寒さから守ってくれる毛皮はないから、ちょっとした寒暖でも風邪を引いたりしてしまうし。
それに、下着に包まれないままだと体型もどんどん崩れていってしまう。
それはなのはさんにとっても望ましくないこと。
だから、例外的に服だけは変わらず身に付けていた。

チョーカーのみを残して、裸にされる。
これだけは・・・片時も外す事は出来ない。
あたしとなのはさんの今の関係を繋ぐ、大切な鎖なのだから・・・

あたしを脱がし終えると、なのはさんも自分の服を脱ぎ始めた。
その美しい肌が、腰のくびれが、引き締まったお腹が、あらわになっていく。

何度目にしても見飽きないその肢体に、あたしはただ見とれていた。

905 名前:なのはのペット ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/09(金) 17:29:05 ID:9C5TAIRE
「ティアナ、めっ!」
「に・・・にゃあ・・・」
見すぎていたせいか、怒られる。
あたしはバツが悪くなり、誤魔化すように小さく鳴いた。

「脱いでる時に見られたら脱ぎにくくなるんだよ。
ちゃんと、見たいならお風呂の中かベッドの中で沢山見せてあげるから・・・ね?」
「・・・・にゃあ」

良かった、怒ってない・・・
あたしは安堵の息を吐いた。
この位の事では滅多に無いが、なのはさんもたまには怒ったりする。
あたしが出過ぎたことをしたりすると、後でお仕置きを受けるのだ。
それが肉体的なものなら、別に問題はないし・・・むしろ、あたし自身が躾られるのを望んでいる面もある。

でも・・・精神的なお仕置きは、辛い。
前に二週間放っておかれた時は、気が狂ってしまいそうだった。

食べ物もロクに喉を通らず、お風呂にも入れない。
やがて身体が自由に動かなくなり、服からすえた臭いがし始めても、頭の中はなのはさんの事だけで一杯だった。

早く頭を撫でて欲しい、その指で髪を鋤いて欲しい。
身体の隅々にまでキスをして欲しい。
あたしに、声をかけて欲しい。
名前を呼んで欲しい。

頭の中で、何度もなのはさんとの行為を思い返す。
そして、誰も来ない玄関の扉を・・・毎日のように見つめ続けた。
そうしていないと、心が絶望に塗り潰されてしまいそうだったのだ・・・・
あたしにとっての地獄は、きっとああいうものだと・・・今でも思っている。

飼い主に捨てられたペットほど、惨めな生き物はいないのだから・・・・


66 名前:なのはのペット ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/11(日) 19:24:53 ID:eftnrWkg
「何処から洗おうか?」
なのはさんはあたしを風呂椅子に腰掛けさせてから、そう訊ねてきた。
なのはさんはお風呂の時は必ず最初にそう聞いてくる。
でも、それはあたしに答えを求めているわけじゃなくて
目の前に用意された料理を何処から味わおうかと迷っているだけに過ぎない。
ペットの要望なんて求めていない。

でも・・・あたしは一向に構わなかった。
身体の何処の部分からであろうと、なのはさんの指に触れてもらえるだけで何よりも幸福を覚えるのだから・・・
あたしの全身は・・・もう当の昔に、なのはさんの色に染め尽くされているのだ。

「今日は・・・ここからにしてみようかな」
なのはさんはそう言って、あたしの背中に指を走らせる。

「ひゃうっ!」
もたらされた刺激に、思わず声が出てしまった。
しかし、なのはさんの指は止まらず下へと流れていく。
やがて背中を通り過ぎお尻へと至っても、その動きは止まらなかった。

「ティアナ、お尻をこっちに向けて」

そう言われて、あたしはやっとなのはさんの意図に気付く。

「なのはさん、そこは・・・汚いですから。三日もお風呂に入って無かったですし・・・」
少しだけ意見する。
あたしの汚い場所で、なのはさんの綺麗な指を汚したりしたくはなかったからだ。
でも、なのはさんの・・・ご主人様の命令に逆らう事は許されない。
だから、そう言いながらもあたしはお風呂の床に四つん這いになり、お尻を突き出した。
下半身が全てなのはさんの目の前にあらわになる。
既に幾度となく行為を重ねても、見られると言うことに対する羞恥心というものは中々消えないもので
後ろから注がれるなのはさんの視線を感じて、あたしの頬は自然と赤みを増していた。

69 名前:なのはのペット ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/11(日) 23:09:16 ID:eftnrWkg
「もう、ティアナったら・・・汚いからこそ洗って綺麗にしなくちゃいけないんだよ」
ぺちんと軽くお尻を叩かれる。
「にゃ・・・にゃう」
あたしは、わかりましたと言う代わりに小さく鳴き声をあげた。
その反応に満足してくれたのか、なのはさんがそれ以上叩いてくることはなかった。
その代わりに、何かトロリとした冷たい液体があたしの肌を伝う。
「な、なのはさん・・・何を・・・ひうっ!」
それが何なのか、確かめる間もなかった。
あたしの後ろの穴には何か冷たく滑ったモノが挿入され、蓋をする。
でも、それはすぐに生き物のように動き出し・・・あたしの中をかき乱し始めた。
「ひぃっ・・・あっ・・・ンうっ」
たまらず声が漏れる。
冷たかったのは最初だけで、あたしの後ろの穴に挿入さるたモノは腸の壁をこすりあげる度に本来の熱を取り戻していった。
この感触がなんなのかを、あたしが忘れるはずもない。
あたしがこの世でただ一人自分の中に受け入れる人の一部分。
そう・・・なのはさんの指。
「ちゃんと・・・綺麗にしてあげるね、ティアナのココ」
そう言うと、なのはさんは指を二本に増やして本格的に抽挿を開始した。
あたしの腸腔の中を指の柔らかさと爪の微妙な固さ、その二つがそれぞれ暴れまわり、内壁に刺激を与えてくる。
時には早く攻撃的に、時には緩やかに焦らすように。
もう、あたしの意識は全てその快楽を貪る事にだけ集中し
なのはさんの指の形を、与える刺激をもっと求めるようにと締め付けた。
「あっ・・・・ん・・・ンんっ・・・ああっ・・・あふっ」
「ティアナ・・・洗ってもらえるの、気持ち良いかな?」
「は・・・はひっ、なのはさんに・・・してもらえるだけで・・ひあっ」
「なら・・・もっと念入りに洗ってあげるから、可愛い声で鳴いてね。ティアナは・・・わたしの猫なんだから」
そうだ・・・あたしは、なのはさんの『猫』。
猫なら・・・猫らしく鳴かないと・・・
「にゃあ・・・にゃうっ・・・・あンっ・・・んう・・・にゃンん・・・」
あたしは何とか鳴こうとするが、声が・・・我慢できない。
漏れ出てしまう声に対する抑制は殆んど効き目が無いのだ。
あたしは・・・もう、どうしようもなくなのはさんの与える快楽の虜だった。

89 名前:なのはのペット ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/12(月) 10:01:23 ID:ZXIDhP6Q
わたしの猫
「ほら、ティアナ。もっともっと気持ちよくなっていいんだよ」
「にゃあ・・・あ・・・ふぅっ・・・ひンっ・・・にゃうっ」
お風呂で隅々まで綺麗にしたティアナの身体を、今度はわたしの唾で、体液で汚していく。
わたし達の関係は、大抵いつもこの繰り返しだった。
ベッドに寝かせたティアナの股の間に顔を埋め、舌で前の穴を、指で後ろの穴を刺激していく。
この体勢だとティアナがどんな表情をしているのか見辛いのが残念。
けれどもティアナの身体は表情以上に正直で、わたしが激しく攻め立てれば攻め立てるほど貪欲に求め、舌を、指を受け入れてくる。
焦らして動きを止めれば、悲しそうにその口をヒクヒクと震わせた。
チリンチリリン、と首の鈴が激しく音を響かせる。
それが強ければ強いほど、ティアナの身体も同じように大きく跳ねるのだ。
今日、ティアナは何度達しただろうか。
もう覚えていない。
でも、わたしはそんなことお構い無しにその肢体を求め続ける。
「なのは・・・さん。もう・・・無・・にゃうっ!?」
「ダメだよ、まだわたしは満足出来てないんだから」
ティアナは限界に近付いてきたのか、珍しく行為の途中にわたしに意見する。
でも、わたしには・・・まだまだ足りない。
それが、わからないなんてティアナは悪いコだね・・・
わたしは・・・お仕置きの意味も込めて、後ろの穴に出し入れしていた指を三本に増やした。
フェイトちゃんには、こんなことはしたりしない。
わたしは、フェイトちゃんを愛しているから、大事にしたいと思っているから・・・だから、こんな事は出来ない。
したいと思っても、フェイトちゃんに酷いことをしたくない、傷付けたく無いと言うブレーキがかかる。
でも、ティアナは違う。
ティアナはわたしの『猫』だから・・・どんなことをしてもいい。
わたしのする事を全て・・・愛情として受け入れてくれるのだから・・・

「ティアナ・・・愛してるよ」
顔を上げずに攻め立てながら、囁く。
そう、それはフェイトちゃんへ向けるのとはまるで違う愛だけれど・・・ティアナにとっては、自分の総てを捨ててでも欲したもの。
「・・・・にゃあ」
それが聞こえたのか、ただ与えられる刺激に反応しただけなのか、ティアナは・・・いつものように可愛らしい鳴き声をあげた。

90 名前:なのはのペット ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/12(月) 11:05:51 ID:ZXIDhP6Q
やがて、空が白み始める頃まで行為は続いた。
わたしは肌が赤くなるようなくらいに熱いシャワーを浴び、身支度を整える。
「ちょっと・・・やりすぎちゃった、かな」
そう呟いてベッドに目を向けると、汗と体液に塗れたシーツと、そこにうつ伏せに倒れ込むティアナの肢体が視界に入る。
わたしは、身に付けたばかりの服の袖を捲ると
シーツに負けず劣らずべとべとになったその身体を抱き上げ、お風呂場へと連れていく。
「ティアナ・・・ティアナ」
よほど精も根も尽き果てたのか、名前を呼んでも反応がない。
僅かな呼吸音と上下する胸の他は、死んだようにピクリとも動いてはいなかった。
眠っていると言うよりも、気絶していると言うのに近い。
そう判断して、起こすのは諦める。
湯船に入れると、そのまま沈んでしまいそうだったので
蛇口を捻り、温めのシャワーで軽く身体を綺麗にしてあげることにした。


汚れは、すぐに落ちた。
わたしは、バスタオルでティアナの身体と自分の腕を拭くと、寝室へと戻る。
そして、ティアナの身体をベッドに横たえ、その唇に軽いキスを落とした。

「ティアナ・・・また、ね。いいコにしてるんだよ」

『猫』に別れを告げる。
いつもと同じように。
わたしはティアナが風邪を引かないようにと、そっと・・・布団をかけてあげた。
玄関の扉を静かに閉め、鍵をする。
「早く帰って、ヴィヴィオの朝御飯を作ってあげないと・・・」
もう時間は朝の5時を回っていた。
太陽が東の空から目覚めるのと共に、気持ちを切り替える。
今は・・・わたしは猫の主人じゃなくて、ヴィヴィオのママ

そう心の中で呟くと、わたしはもう猫の住処を一瞥もせず、大切な家族の待つ家へと歩き出した・・・

91 名前:なのはのペット ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/12(月) 12:09:51 ID:ZXIDhP6Q
あたしのご主人様

あたしが目を覚ますと、もうなのはさんの姿は何処にも無かった。
身を起こすと、身体のあちこちが痛む。
行為の後はいつも、こうだった。
でも、それはなのはさんが居た証として・・・あたしの心の寂しさを少しは紛らわせてくれる。

なのはさんが黙って帰ってしまうのは、いつものことだ。
それは、なのはさんの問題と言うよりも・・・あたし自身に問題がある。

あたしは・・・怖いのだ。

一時のではなく、本当の別れの言葉がなのはさんの口から出るかもしれないと言う事が・・・・

小さい頃のペットは可愛い。
子猫がじゃれついたり戯れたりする姿は、とても愛らしい物だろう。
でも、ペットもやがては歳を取り・・・老いていく。
毛並みは色艶を失い、瑞々しかった肌はボロボロになる。
家族の一員であれば、老いても尚共にいるだけで良いと言う関係を築けるだろう。
でも、あたしは所詮外様。
ペットではあとても、なのはさんの家族にはなれない。

だからもし・・・あたしが老いる時がくれば、なのはさんに飽きられる時がくれば、きっと捨てられる・・・

だって、あたしがなのはさんを繋ぎ止めておける物は・・・この身体だけしかないのだから・・・


なのはさんの愛情は、新しく若いペットに奪われ・・・あたしは寂しさの中で朽ちていく・・・

そんな想像をして、怯えた。

92 名前:なのはのペット ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/12(月) 12:39:48 ID:ZXIDhP6Q
「早く・・・死んでしまえればいいのに・・・」

なのはさんの腕の中で、なのはさんの愛を受けながら・・・
捨てられる前に、あたしの命の灯が消えてしまえばいい。

「なのはさんは、あたしが死んだら・・・泣いてくれるかな」
ペットへの涙でもいい。

あたしの事を想って、泣いてくれるなら嬉しい。
それはなのはさんに愛されていたい、傍に居たいと思うのと相容れないはずの感情
でも、あたしの心の中では・・・捨てられる事への恐怖から
そんな矛盾した感情がわだかまり続けているのだった。

コンコン

しかし、そんな思考の泥沼に落ちようとしていると
それを遮るかのように、玄関のドアが叩かれる。

「なのはさん?」

答えは返ってこない。
でも、ここに住んでからあたしを訪ねてくる人は他に誰もいないはず。
スバルにも、誰にも教えたりはしていないのだから・・・
だから、あたしは迷わずにドアを開けた。

なのはさんは鍵を持っている。

だから、ノックなどするはずがない

そんな簡単な事にも・・・気付かずに・・・・

93 名前:なのはのペット ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/12(月) 12:54:52 ID:ZXIDhP6Q
「あ・・・・れ・・・?」
外には、誰も居ない。
身を乗り出し、左右を眺めてみても動くものは何もなかった。
あたしは、空耳だったのかと思ってドアを閉める。
外からの日の光は遮られ、部屋の中には・・・また薄暗い闇が戻った。
あたし、寝ぼけてるのかな・・・
寝直そう・・・時間は十分にあるのだから
そう思って、寝室へ戻ろうと振り返る。

すると・・・

闇の中に、先程までは確かに無かったはずの・・・二つの真紅の輝きが・・・見えた。

あたしが、それを何なのか認識する前に

―――――――コノ、ドロボウネコ―――――――――

闇の中から、無機質な声が部屋の中に響く。
身が一瞬で凍り付くような、殺意を秘めた声。
その言葉の意味を理解する暇など無かった。
金色の光が・・・舞う。

闇の中で・・・何よりも美しく。

その光があたしの首筋へと飛ぶ瞬間・・・時間としてはほんの刹那。
あたしはその光がとても羨ましく・・・妬ましく思えた。
何故だかはわからない。
あたしは、それ以上それを認識し続ける事が出来なくなってしまったのだから・・・

ただ、あたしがいなくなることで・・・なのはさんが少しでも泣いてくれたらいい
意識が闇に溶けるまでの間、それだけを・・・願った。

95 名前:なのはのペット ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/12(月) 13:38:26 ID:ZXIDhP6Q
わたしの猫

「ただいま〜」
返答は無い。
まだ朝の5時半にもなっていないのだから、当然だった。
ヴィヴィオはまだ夢の中のはずだし、フェイトちゃんは任務で出張中。
この家の中で起きているのは、わたしだけ。
なるべく静かに、居間へと向かう。
カ―テンや雨戸に遮られ、部屋の中は真っ暗だった。

手探りで、照明のスイッチをつける。
「おかえり、なのは」
「・・・フェイト・・・ちゃん?」
予想していなかった声に、一瞬身体が驚きで跳ねる。
でも、何とかすぐに言葉を返す事は出来た。
落ち着いて明るくなった居間に視線を戻すと、ソファーに座り背を向けているフェイトちゃんの姿が見つけられる。
「なんで、フェイトちゃんが居るの? まだ・・・航行部隊の任務中のはずじゃ・・・」
わたしは、戸惑いを隠せずすぐに言葉を続ける。
「うん・・・でも、それだとなのはの傍にあまりいられないから・・・辞めてきたんだ」
でも、フェイトちゃんはそんなこと何でも無いと言わんばかりに答えを返してきた。
「辞めたって・・・今回の出張を?」
「ううん、違うよ。管理局を・・・だよ」
何か・・・変だ
今更になってフェイトちゃんの態度がおかしいことに気付く。
でも、その異変が何なのか・・・わたしには解らない。

「なのは」
フェイトちゃんは、わたしの名前を呼んで・・・振り向く。

チリン、と軽い鈴の音が・・・部屋に響いた。

その首には・・・瞳の色と同じ、真紅のチョ―カ―が・・・・

101 名前: ◆34IETlJpS6 [sage] 投稿日:2007/11/12(月) 14:34:29 ID:ZXIDhP6Q
おしまい。
因みにコレある意味ハッピーエンドですよ、一応。
なのはさんは誰よりも愛しい紅い瞳の『猫』を手に入れて
フェイトさんは身体の芯までなのはさんの『愛』に溺れられて
ティアナは捨てられる前に・・・

本来なら長編でやるネタでした。
でも、流石にこれ以上抱えると負債ばかりになるし・・・BADENDのために長々やるのもなぁ、とか。

第三視点のフェイトさんが二人の関係に気付いて狂気に堕ちていく過程とか
最初は軽めから、どんどんエスカレートしていったなのはとティアナの行為とか

書きたいことは色々とあったんですけどね
2007年11月12日(月) 16:42:05 Modified by nanohayuri




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