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ヴィータルート

前:フェイトルート
次:スバルート
ネタ:AVG風まとめ ※編集による試作版です、勝手ながらごめんなさい

757 名前: ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/15(火) 01:20:17 ID:3WQnJLeF
さんくす。
では投下いたしますわ。
フェイトルートより長くなっちまった。

758 名前:ヴィータルート ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/15(火) 01:22:20 ID:3WQnJLeF
シャーリー「次はどのルートを選択します?」
はやて「せやな…先に王道から埋めてこか…」




さて…これからどうしようかな?

  ・フェイトちゃんのとこへ
  ・はやてちゃんのとこへ
 ニア・ヴィータちゃんのとこへ
  ・スバルのとこへ
  ・シグナムさんはどうしてるだろう?
  ・すぐ出勤する



今日の教導地点に到着するとすでにヴィータちゃんがいた。
「今日は遅かったな」
ヴィータちゃんははやてちゃんの守護騎士でスターズ分隊の副隊長。
私のいい相棒だよ。

759 名前:ヴィータルート ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/15(火) 01:24:51 ID:3WQnJLeF
「さあ〜て今日も新人どもをギッタギタにしてやろうぜー」
…ちょっと言葉使いが乱暴だけれど。


5月6日
明日はお休み。
ヴィータちゃんを誘ってどこかに行こうかな。
プルルルル…
「おう」
「ヴィータちゃん、明日、私とどっか行かない?」
「な、なんでおめーといかねえとなんねえんだよ」
「私が行きたいからだよ。
ヴィータちゃんはいや?」
「だ、だれもいやだなんて言ってねーだろ!
し、しかたねーからつきあってやるぜ」
「ありがと、じゃあ明日ね」
プツン

…切る直前に、
「よかったな、予定を空けといて。高町なのはが誘ってくれたぞ」
とシグナムさんの冷やかす声が聞こえた…

760 名前:ヴィータルート ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/15(火) 01:27:26 ID:3WQnJLeF
5月7日
久しぶりによそ行きの私服に腕を通した…
仕事人間だなぁ…
「おう。待ったか?」
「ううん、ぜんぜ…」
現れたヴィータちゃんを見ると、もはや10年単位になりそうないつものかっこだった。
  ・似合ってるね
  ・かわいいよ
 ニア・ほかに服ないの?
「うるせー!これははやてに最初にもらった服であたしの一張羅なんだ!」
「ごめんごめん。それじゃいこっか」
…今日の目的は決まった。
「なのはからの一張羅」
をプレゼントしよう。

9月2日
最近はヴィータちゃんといることが多くなった。
同じ隊の隊長と副官なんだから当たり前なんだけど。
それに加えて休暇もふたりですごすことが多くなった。
きょうも、
「ヴィータちゃん、アイスついてるよ」
「お、おおわりーな」
このとおりデートといっても過言ではない。
でも、私には気になることがあった。それは…

   ・楽しいね。
  ニア・最近、はやてちゃんとはどうなの?

761 名前:ヴィータルート ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/15(火) 01:30:00 ID:3WQnJLeF
「別にいつも通りだよ」
「はやてちゃん、寂しがってたりしない?」
「大丈夫だよ。いつも一緒の家に住んでんだぞ」
「そう…」

ヴィータちゃんにははやてちゃんの騎士という立場がある。
私は、一緒にいてくれるのは嬉しいけどはやてちゃんがおざなりにされてしまうのはいやだ。


しかし、ことは既に始まろうとしていた…



「ヴィータ」
「なんだよシグナム」
「最近は高町なのはと共にいることが多いようだが…」
「副官なんだからたりめーだろ」
「休暇にもかかわらずか?」
「なにがいいてーんだよ」
「プライベートまで詮索する気はないが、我らの本義を忘れてないか、ということだ」
「…わかってるよ」

12月24日
きょう私は…
  ・ふつうに過ごす
 ニア・ヴィータちゃんに告白する

「ヴィータちゃん」
「あん?」
「私と、おつきあいしてもらえないかな?
その、恋人同士として」

762 名前:ヴィータルート ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/15(火) 01:32:36 ID:3WQnJLeF
自信はあった。
ヴィータちゃんは以前よりずっと笑ってくれるようになった。

「……」
「ヴィータちゃん?」
「…わりい。あたしはうんていってやれねえ」
「…私のこと、嫌い?」
「なわけねーよ!」
なら、答えは一つしかない。
「…はやてちゃん?」
「…っ!」
「そっか…ならしかたないね」
「ごめん…ごめんっ!」
そういってヴィータちゃんは走り去っていった。
「ふられちゃったな…」
不思議と涙は出なかった。

12月25日
今日は休みではないので、普通に出勤しないといけない。
けど、昨日のことが引っかかり仕事に意欲が出ない。
こんなことは初めてだ。
「お仕事、さぼっちゃおうかな…」
元からまわりに休め休めと常にいわれているから、いいかな…でも

  ・たまには…
 ニア・公私混同はよくないよね

763 名前:ヴィータルート ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/15(火) 01:35:04 ID:3WQnJLeF
その日はあまり仕事に身が入らずみんなに心配された。
幸か不幸か、ヴィータちゃんは別の任務で本局にはいなかった…

夕方。
残務処理を残して私はため息をついた。
「やっぱりさぼっちゃったほうがよかったかな…」
そんな不謹慎なことを呟いてると、
「な、なにょはあ!」
「ヴィータちゃん?」
今あまり会いたくない人物がかけこんできた。
「仕事、終わったか?」
「う、うん。だいたいは」
「話しがある。こい」
「え、でも私…」
「いいから!」
「い、いた、痛いよヴィータちゃん〜」
文字どおり首根っこつかまれた私は屋上まで連行された。


「昨日、うちに帰ったらさ」

話しによると、はやてちゃんとシグナムさんが待ち受けてたらしい。

764 名前:ヴィータルート ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/15(火) 01:37:22 ID:3WQnJLeF
「うっ、なのは、ごめん、ごめん…」
家に帰るなりヴィータは誰の顔も見ず、自室にこもって泣いていた。
そこで唐突にノックの音がする。
「ヴィータ」
シグナムだった。
「なんだよ…いまは一人にしてくれよ…」
ヴィータは拒否するが、彼女はかまわず扉越しに話し始める。
「私も泣き虫の騎士など放っておきたいがな。
主のご命令だ。鼻をふいたらちゃんとこい」
「はやてが…?」


ヴィータが居間に出るとシグナムとはやてがいた。
ほかのみんなは外出中のようだ。
「シグナムから聞いたんやけど…なのはちゃん、ふったんやて?」
ヴィータははっとしてシグナムのほうを見た。
「てめえ…のぞいてたのか?」
「偶然通りがかっただけだ」
ヴィータの怒りはしれっと返されてしまう。
そこではやてが口を開く。
「ヴィータ、ちょおこっちおいで?」
「?」
意味がわからずも、向かっていくヴィータ。
そこで、
「ていっ」
びしっ
「いてっ」
はやてがヴィータの頭にチョップをかました。
「わたしのこと、大事にしてくれるんはうれしいけど、親友を泣かせてまで守ってほしいとは思わんよ」

765 名前:ヴィータルート ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/15(火) 01:40:32 ID:3WQnJLeF
「はやて…」
今度はやさしくヴィータの頭をなでる。
「もちろん、大事な騎士の涙もな」
「でもあたしは…不器用だから…」
「主か高町なのはか、どちらかしか守れないというのか?」
今まで静観していたシグナムが割り込んで発言する。
「情けないな。私が同じ立場ならどちらも守ることができるぞ」
「なっ…!」
「私にできて、お前はできないのか?」
「なっ、なめんじゃねーよ!
シグナムにできてあたしにできねーわけねーです!」
「だ、そうです。主はやて」
「は…」
乗せられた…
「なら、解決やね。
ヴィータ。私もできると思とるから、もう一晩よく考えて明日なのはちゃんとお話しような?」
二人にここまで言われてヴィータはもはや一つしか返答がなかった。
「はい…」

766 名前:ヴィータルート ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/15(火) 01:43:17 ID:3WQnJLeF
「で、一晩考えたんだよ」
「うん」
「い、いまから結論を言うからな」
なんか、ヴィータちゃんの顔が赤くなってきた。
「昨日は悪かった!
あ、あたしは…いや、あたしも…なのはのことが…」
「うん」
「す…す…」
「うん!」
私は次の言葉が早く聞きたくて、胸が高鳴りっぱなしだ。

「………っ、すきだ…」
「ヴィータちゃん!」
私は感極まって、ヴィータちゃんを抱きしめた。
「ば、ばか!はずかしーだろ!」
「私がこうしたいんだもん!」
「しょ、しょうがねーな……なのは…」
「なに?」
「ちゃんと…守ってやるからな…」
「うん…」


「やれやれ、どうにかなったな〜」
「主はやては複雑なのでは?」
「ちょっとはやね。
でも家族が幸せなら嬉しいよ」
「我々は、主に恵まれていますね」
「それはいいすぎや」

767 名前:ヴィータルート ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/15(火) 01:46:14 ID:3WQnJLeF
その後

「おーし、今日はあたしと高町教導官で一緒にびしびししごくからなー!」
ヴィータちゃんは六課解散後、私のところへきてくれるようになった。
もちろん、はやてちゃんのことにも一生懸命だ。ほんとにすごいと思う。
「おら、なのは!移動すんぞ!」
「は、はーい!」
私の小さいパートナーは今日も元気だ。


      THE END

※シャマルートが解禁されました。
初日に選択肢が出現します。

768 名前: ◆JhF0qDQSSc [sage] 投稿日:2008/01/15(火) 01:49:01 ID:3WQnJLeF
はやて「最後の選択でさぼっとったらどうなるん?」
シャーリー「好感度が次点に高い人のエンディングになりますが…
ヴィータさんへの想いを引きずったまま…ですからバッドエンドですね」
はやて「ふ〜ん。
あ、あとな。一つだけ直してな」
シャーリー「はい?」
はやて「私はどんなことがあっても家族をぶったりせえへんよ」
シャーリー「…わっかりましたぁ」



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ネタ:AVG風まとめ ※編集による試作版です、勝手ながらごめんなさい
2008年01月24日(木) 15:03:41 Modified by nanohayuri




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