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見送りの後に

952 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/10/08(月) 09:27:42 ID:eL+e6hhz
アリサとすずかの話投下します
中学卒業後ミッドへ移住する三人を見送った後という設定です
かなり短め
それでは

953 名前:見送りの後に[sage] 投稿日:2007/10/08(月) 09:28:25 ID:eL+e6hhz
 なのは、フェイト、はやての三人がミッドチルダへと旅立つと結界が解けた。
 休日の海鳴公園に幸せな喧騒が戻り、高町家の人々が家路につく一方で、
 アリサとすずかは、名残を惜しむかのようにその場に残っていた。
 アリサは手摺を掴み海を眺め、すずかはその横顔を優しく見つめる。
 まだ少し冷たい三月の風が心地よくて、二人はしばらくそうしていた。

「行っちゃったわね」
「うん……」
「大丈夫かしら」
「あの三人ならきっと」
 アリサとすずかは静かに微笑み合う。
「全く、この歳で勤め人とはね」
「なのはちゃんたち、九歳でもうお仕事してたし」
 すずかの言葉に、それもそうね、とアリサは苦笑する。

「アリサちゃん寂しい?」
「そりゃそうでしょ」
「アリサちゃんはなのはちゃんのこと大好きだったもんね。
 フェイトちゃんのこともいつも気にしてたし」
「な、なによそれ! 別に浮気とかしてないわよ!?」
 アリサの狼狽っぷりにすずかはころころと笑った。
 やられっぱなしでは癪だと、アリサは反撃に出る。
「そういうすずかだって、はやてのこと大好きだったんでしょ!」
「うん」
 あまりにもあっさりとした回答にアリサは二の句が継げなくなる。
「ま、まさか……」
 焦るアリサに対して、すずかは笑顔を向けるだけだ。
「そうなの? そうなの!?」
 掴み寄るアリサにすずかはぷっと吹き出すと、すっと自分の唇をアリサのそれに重ねる。
「大丈夫だよ。私が恋してるのはアリサちゃんだけだから」
 満面の笑みを浮かべるすずかを直視できず、アリサは顔を真っ赤にして、そっぽを向いてしまった。

954 名前:見送りの後に[sage] 投稿日:2007/10/08(月) 09:29:08 ID:eL+e6hhz
 しばしの間、春風が二人の髪を優しくゆらしていた。
 いつのまにか真剣な表情で海を見ていたアリサを横目に、すずかは穏やかな潮騒に耳を傾ける。

「寂しいなんて言ってられないわね」
 アリサの独白はあまりにも小さすぎて、すずかの耳には届かなかった。

「よし、決めた!」
「何を……?」
「私、頑張るわ。あの三人に負けないくらい」
 突然のアリサの決意表明に、すずかは目をぱちくりさせた。
「三人が頑張って、私も頑張る。それってなんだか繋がってる気がしない?
 遠く離れても、頑張る姿を思い浮かべるだけで、力になる。友達ってそういうことだと思う」
 すずかは微笑をたたえ、こくんと頷く。
「私は三人にとってのそういう存在になりたい」
 口にした後、恥ずかしくなったのか、それに、と一言付け加える。
「寂しくていつまでもうじうじしているなんて私らしくないしね」
「それは言えてるね」
「なんだと〜」
 はっきり言うすずかに、アリサは襲い掛かって、くすぐり始める。
 二人の笑い声が辺りに響いた。

 ひとしきりじゃれあうと、すずかも思いを言葉にした。
「私もなのはちゃんたちやアリサちゃんの力になれるように頑張るよ」
 アリサは頷いた後、意思を込めた瞳で、すずかを見た。
「それと、すずかが目移りしないように女を磨かないとね。覚悟してなさい!」
 すずかは、ふふと笑みを零す。
「それなら、アリサちゃんが私から離れられないように色々と頑張ろうかな。後悔しないでね?」

 戦闘態勢のアリサと、涼やかな笑顔のすずか、視線を交わすと、どちらからともなくキスをした。

955 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2007/10/08(月) 09:29:51 ID:eL+e6hhz
以上です
なのはとフェイトがいつミッドに住むようになったか不明ですが、
一緒に旅立った方が別れっぽいのでそうしました
遠くに行ってしまう友を想うってのを書きたかったけど、
結局公園で堂々といちゃいちゃしてる二人の話になってしまった
お粗末さまでした
2007年10月09日(火) 03:13:37 Modified by nanohayuri




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