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11-835

11-825の自作絵に対するSSだそうです

835 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/01/16(水) 01:55:11 ID:y0UdSmov
>>825
素敵絵だったので即興でSSかいた。
ごめん、イメージ読む前の書き始めたからリク通りにならなかった。
3スレ消費。投下します。

836 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/01/16(水) 01:56:35 ID:y0UdSmov
「なのは……私ね、ずっと考えていたことがあるんだ・・・・・・。」
 闇の書事件が解決して三ヶ月ほどたったある日、なのはとフェイトがマンションの屋上で魔法の訓練
をしていたときにフェイトがなのはに呟いた。
「私、なのはの友達でいられているのかな・・・・・・。」
 その言葉になのははどきりとした。最近フェイトちゃんの様子がおかしかった。ちゃんと目を見て話
してくれないし、私といるときもなんだかそわそわしている。フェイトちゃん、もしかして私のこと嫌
いなのかな……私は、フェイトちゃんと友達だと思っている。フェイトちゃんが
大好き。フェイトちゃんはそう思ってくれないの。
「私、いままで友達って居なかったからよく分からないんだ。なのはに出会って、なのはと友達になっ
て、本当の私を始めるようになって、今までよりずっと沢山の人に出会うようになって――リンディさ
んやクロノやエイミィ達と家族みたいになって、アリサやすずか、はやてと友達になって、シグナム達
といい仲間になって――いろんな出会いがあったけど――考えれば考えるほど分からなくなるんだ」
 上手くまとまらず、ぽつり、ぽつりと話すフェイトの言葉をなのははじっと聞いていた。
「私がなのはをどう思ってるのかが、分からないんだ。私はなのはが大好き。だけどね、同じ友達のア
リサ達に対する好きとは違うみたいなんだ。リンディさんやアルフに対する家族への好きって気持ちと
も違うみたいだし、シグナムへ対する尊敬する人への好きって気持ちとも違うみたいなんだ。」
 ――フェイトちゃん、それって……
「私、なのはのことが大好きなんだ。多分、誰のことよりも大切なんだ。最近ね、私、なのはのことば
かり考えてる。なのは今何しているかなとか、なのは仕事で無理してないかなとか、なのはに会ったら
何から話そうかなとかそんなことばかり。なのはに会えないと寂しくて、なのはと居ると嬉しくて、な
のはのこと考えると、なんだか胸の奥が暖かくなると同時にきゅって痛くなるんだ。」
「こんな気持ちって初めてなんだ。誰にも感じたことないんだ。私よく分からないけど、だけど、これ
って、友達に感じる想いじゃないよね? ごめんね、友達になろうって約束したのに、私、なのはの友
達にちゃんとなれないみたいなんだ。」

837 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/01/16(水) 01:57:32 ID:y0UdSmov
 ――フェイトちゃんたら、なんだか様子が変だと思ったら、そんなこと考えてたんだ。
「ねぇ、その気持ちってなんて言うのかほんとにフェイトちゃん分からないの?」
「えっ、なのは知っているの?」
真剣な目で私をじっと見てくるフェイトちゃんを見て、なんだか私は可笑しくなってくすくすと笑いを
漏らした。
「ひ、酷いよ、なのは。笑わないで教えてよ……」
 私はじっとフェイトちゃんの澄んだ紅い目を見つめながら答えた。
「フェイトちゃん、それって恋って言うんじゃないのかなぁ」
フェイトちゃんがきょとんとした顔で私を見つめた。
「恋?」
「うん、恋愛の恋」
「私が、なのはに?」
「うん、そういうことになるのかな?」
「私、女の子なのに女の子のなのはに?」
「まあ、一般的じゃないけどね。」
ぽん、と火が付いたように真っ赤な顔をするフェイトちゃん。うん、照れてるフェイトちゃんはすごく可
愛い。

838 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/01/16(水) 01:58:10 ID:y0UdSmov
「ええっ!」
 フェイトちゃんが泣きそうな顔をしながらあわてて言った。
「ご、ごめん、なのは、こんな事いっちゃってなのは困っちゃったよね……わ、私ちゃんと友達になる
から、ごめん……」
 ――だから、嫌いにならないで、と俯いてしまうフェイトちゃん。
 私は、私はどうなんだろう?フェイトちゃんは友達だと思ってたけど――だけど
「フェイトちゃん――」
私は泣き出してしまったフェイトちゃんをぎゅっと抱きしめる。
「な、なのは?」
「私はフェイトちゃんが大好き。フェイトちゃんと一緒にいると嬉しいし、フェイトちゃんが居ないと
寂しいの。フェイトちゃんのことを考えるととっても優しい気持ちになれるし、フェイトちゃんがこう
して悲しんでいるのを見ているとすごく胸が痛いの――」
 ――だからね、私もフェイトちゃんと同じ、フェイトちゃんに恋してるの。だから、泣かないで。
「なのは……大好きだよ……」
「うん、フェイトちゃん・・・・・・」
三月のまだ肌寒い空の下、二人はそっと想いを交わす。桜はまだ咲いていないけど、蕾はもうふくらみ
かけている。
――二人が出会った桜の季節は、もうすぐそこに来ていた。

839 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/01/16(水) 02:00:19 ID:y0UdSmov
>>834
ごめんね、かぶってしまった。

恋愛と友情の区別もつがずにいちゃいちゃしている二人は好きです。
2008年01月16日(水) 22:22:37 Modified by nanohayuri




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