14-264
264 :名無しさん@秘密の花園 [sage] :2008/03/01(土) 14:34:54 ID:+EbbGXIN
265 : ◆RAM/mCfEUE [sage] :2008/03/01(土) 14:36:40 ID:+EbbGXIN
今更だが、ティアナの愛らしさに気づき始めた。
ティアナをぬっこぬっこにしてやろふ。
ある朝、ティアナ・ランスターが不安な夢からふと覚めてみると、
ベッドの中で自分の姿が、一匹の肉食目の小型動物、
所謂ネコというものに変わってしまっているのに気がついた。
ネコ科特有のしなやかな背骨を下に、
仰向けになって、ちょっとばかり頭をもたげると、
フサフサして手触りが良さそうな白い――ところどころに
茶色の縞模様がはいった――毛皮に包まれた腹部が見えた。
「ニャ?」
ティアナは布団から這い出そうとした。
その時なぜか、布団がやけに重たく感ぜられた。
それに、尻のほうで何かが引っ掛かって、うまく抜け出せない。
「ニャニャニャ?」
やっとのことで、重くのしかかる掛け布団の圧力から抜け出した
ティアナは、目の端に動く不審な物体を捕らえ、後ろ向きに身をよじった。
見れば、自らの尻から長い尻尾が生え、ちらちらと左右に揺れている。
(一体、何が起きたっていうのよ?)と、彼女は訝しんだ。
コテンと首をかしげ、思考を巡らせようと試みるが、
まだ目覚めきっていない頭はまるで霞がかかったようであり、
うまく思考することが出来なかった。
結局、どうにも腑に落ちぬものを感じながらも、これは夢の中であろう、
と結論付け、ティアナ・ランスターは再び眠りの中に堕ちていった。
265 : ◆RAM/mCfEUE [sage] :2008/03/01(土) 14:36:40 ID:+EbbGXIN
今更だが、ティアナの愛らしさに気づき始めた。
ティアナをぬっこぬっこにしてやろふ。
ある朝、ティアナ・ランスターが不安な夢からふと覚めてみると、
ベッドの中で自分の姿が、一匹の肉食目の小型動物、
所謂ネコというものに変わってしまっているのに気がついた。
ネコ科特有のしなやかな背骨を下に、
仰向けになって、ちょっとばかり頭をもたげると、
フサフサして手触りが良さそうな白い――ところどころに
茶色の縞模様がはいった――毛皮に包まれた腹部が見えた。
「ニャ?」
ティアナは布団から這い出そうとした。
その時なぜか、布団がやけに重たく感ぜられた。
それに、尻のほうで何かが引っ掛かって、うまく抜け出せない。
「ニャニャニャ?」
やっとのことで、重くのしかかる掛け布団の圧力から抜け出した
ティアナは、目の端に動く不審な物体を捕らえ、後ろ向きに身をよじった。
見れば、自らの尻から長い尻尾が生え、ちらちらと左右に揺れている。
(一体、何が起きたっていうのよ?)と、彼女は訝しんだ。
コテンと首をかしげ、思考を巡らせようと試みるが、
まだ目覚めきっていない頭はまるで霞がかかったようであり、
うまく思考することが出来なかった。
結局、どうにも腑に落ちぬものを感じながらも、これは夢の中であろう、
と結論付け、ティアナ・ランスターは再び眠りの中に堕ちていった。
2008年06月03日(火) 17:09:45 Modified by sienn1