17-148
148 名前: その実は落ちるために [sage] 投稿日: 2008/04/26(土) 01:55:43 ID:XfGhS/DD
内容はそろそろ終盤ですが、文の量はけっこう残っているんです....
(つまり無駄な部分なのか?あれ?)
>つまり住人全員で妄想全開でスレに垂れ流せば
そうなればいいですね!!!
>>147
気を使っていただいて恐縮です。
無理はしてないけど、地味暗い話を連続投下するのが心配で心配で....
償いとして小話どうぞ。
逆に長編の方の雰囲気が壊れそうであれですけどね.....
どちら様かが徹夜で職場に行かぬように。
前回の、挨拶チュー小話からさらに1年後っていう感じですが
続きものではないので前回分読まなくても大丈夫です。
これで今日は許して。
149 名前: 小話 [sage] 投稿日: 2008/04/26(土) 01:56:34 ID:XfGhS/DD
機動六課解散から9年の月日が流れ、ヴィヴィオはもう14歳。
身長は既になのはと同じくらいになり、すっかり大人っぽくなった。
あれからもうそんなに経つんだなぁと思いながら。
「パ〜パ〜、どう?似合う?」
「え?うん、似合うよ....けど....」
いつの間にか『パパ』と呼ばれることに慣れた今日この頃。
「けど....?」
今日は娘と2人で海鳴市に買物に出かけていてーー
「ちょ、ちょっと露出が多すぎなんじゃないかなっ///」
ただ今洋服の試着に付き合っています。
「そう?パパ欲情しちゃうの?」
「んなっ!?ちちちちがうでしょ!!そんなこと有り得ませんっっ!!」
そして最近娘にからかわれているような気がしてならない.....
「えー、うーん....私って全然色気ないのかなあ??
これでも同級生にはスタイル良いって言われたんだけど....(ガックリ)」
「あ、いや、ヴィヴィオはとってもスタイルいいよ!」
「ほんと?パパもそう思ってくれてる?」
「うんうん、思ってる」
「パパはヴィヴィオ魅力的だと思う?」
「うんうん、魅力的.....あ、いや、うん。」
困っています.....
150 名前: 小話 [sage] 投稿日: 2008/04/26(土) 01:56:55 ID:XfGhS/DD
しかも家に帰るとーーー
「ちょっと、フェイトちゃん?」
ギクッ
「な、なにかな、なのは」
「その袋何?」
「え、これ?....服....とか.....バッグ....」
「.....ヴィヴィオに買っちゃったんだ.....?」
また困ることになるワケで.....
「だって2人で買物行くなんて久々だったから、その、」
「あーーのーーねぇ、フェイトちゃん!?」
今日はまた声に迫力があるなあ....
「は、はい」
「今日ヴィヴィオの誕生日でもクリスマスでも何でもない日だってわかってるよね?」
「はい.....」
「ヴィヴィオは知らないかもしれないけど、フェイトちゃんはその紙袋がディオー○(某有名ブランド)で、
そっちの袋がク○エ(某有名ブランド)のだって知ってるよね??」
「いやぁそれがその高級なものとは知らなく」
「知らなくてもレジで断れるよね!?!?!」
「ですよね.....」
「ですよね、じゃないっっ!!バカッ!!」
ああああっ
これは....ど、どうにかしないとっ.....
151 名前: 小話 [sage] 投稿日: 2008/04/26(土) 01:57:21 ID:XfGhS/DD
「ごめんね、なのは!本当にごめん!もう買わないから!」
「そんなわけないでしょ。」
「ヴィヴィオを無闇に甘やかしません....」
「すぐ挫折すると思う。」
「なのはを甘やかします。」
「......」
ん?なのはの表情が緩んだ....?
「とくに夜とか....」
「..........ほんと...?」
よ、よし、どうにかなった。
今日はがんばろう!
「ほんと!」
「....もう今度から絶対あんな高いもの買わないでよね?」
うん、もう少し安い物にするね。
「うん....でも、怒られついでにもう一個だけ高いもの買っちゃたことを白状します.....」
「え!?まだ何か買ってたの!?ちょっといい加減にーー」
はい、これなんだけど、と小さな箱をポケットから差し出すと、
なのはは言おうとした小言を制止した。
「なのはにはヴィヴィオの何倍も貢いじゃったから.....怒る?」
なのはは箱の中を見るとほんの少し頬を赤らめて、とても小さな声で返答。
「お....これない.....」
それから顔を私の首元に埋めて、両手で私をギュウーッって。
大事にしてね?
給料3ヶ月分もしたんだからーーー
END
内容はそろそろ終盤ですが、文の量はけっこう残っているんです....
(つまり無駄な部分なのか?あれ?)
そうなればいいですね!!!
気を使っていただいて恐縮です。
無理はしてないけど、地味暗い話を連続投下するのが心配で心配で....
償いとして小話どうぞ。
逆に長編の方の雰囲気が壊れそうであれですけどね.....
どちら様かが徹夜で職場に行かぬように。
前回の、挨拶チュー小話からさらに1年後っていう感じですが
続きものではないので前回分読まなくても大丈夫です。
これで今日は許して。
149 名前: 小話 [sage] 投稿日: 2008/04/26(土) 01:56:34 ID:XfGhS/DD
機動六課解散から9年の月日が流れ、ヴィヴィオはもう14歳。
身長は既になのはと同じくらいになり、すっかり大人っぽくなった。
あれからもうそんなに経つんだなぁと思いながら。
「パ〜パ〜、どう?似合う?」
「え?うん、似合うよ....けど....」
いつの間にか『パパ』と呼ばれることに慣れた今日この頃。
「けど....?」
今日は娘と2人で海鳴市に買物に出かけていてーー
「ちょ、ちょっと露出が多すぎなんじゃないかなっ///」
ただ今洋服の試着に付き合っています。
「そう?パパ欲情しちゃうの?」
「んなっ!?ちちちちがうでしょ!!そんなこと有り得ませんっっ!!」
そして最近娘にからかわれているような気がしてならない.....
「えー、うーん....私って全然色気ないのかなあ??
これでも同級生にはスタイル良いって言われたんだけど....(ガックリ)」
「あ、いや、ヴィヴィオはとってもスタイルいいよ!」
「ほんと?パパもそう思ってくれてる?」
「うんうん、思ってる」
「パパはヴィヴィオ魅力的だと思う?」
「うんうん、魅力的.....あ、いや、うん。」
困っています.....
150 名前: 小話 [sage] 投稿日: 2008/04/26(土) 01:56:55 ID:XfGhS/DD
しかも家に帰るとーーー
「ちょっと、フェイトちゃん?」
ギクッ
「な、なにかな、なのは」
「その袋何?」
「え、これ?....服....とか.....バッグ....」
「.....ヴィヴィオに買っちゃったんだ.....?」
また困ることになるワケで.....
「だって2人で買物行くなんて久々だったから、その、」
「あーーのーーねぇ、フェイトちゃん!?」
今日はまた声に迫力があるなあ....
「は、はい」
「今日ヴィヴィオの誕生日でもクリスマスでも何でもない日だってわかってるよね?」
「はい.....」
「ヴィヴィオは知らないかもしれないけど、フェイトちゃんはその紙袋がディオー○(某有名ブランド)で、
そっちの袋がク○エ(某有名ブランド)のだって知ってるよね??」
「いやぁそれがその高級なものとは知らなく」
「知らなくてもレジで断れるよね!?!?!」
「ですよね.....」
「ですよね、じゃないっっ!!バカッ!!」
ああああっ
これは....ど、どうにかしないとっ.....
151 名前: 小話 [sage] 投稿日: 2008/04/26(土) 01:57:21 ID:XfGhS/DD
「ごめんね、なのは!本当にごめん!もう買わないから!」
「そんなわけないでしょ。」
「ヴィヴィオを無闇に甘やかしません....」
「すぐ挫折すると思う。」
「なのはを甘やかします。」
「......」
ん?なのはの表情が緩んだ....?
「とくに夜とか....」
「..........ほんと...?」
よ、よし、どうにかなった。
今日はがんばろう!
「ほんと!」
「....もう今度から絶対あんな高いもの買わないでよね?」
うん、もう少し安い物にするね。
「うん....でも、怒られついでにもう一個だけ高いもの買っちゃたことを白状します.....」
「え!?まだ何か買ってたの!?ちょっといい加減にーー」
はい、これなんだけど、と小さな箱をポケットから差し出すと、
なのはは言おうとした小言を制止した。
「なのはにはヴィヴィオの何倍も貢いじゃったから.....怒る?」
なのはは箱の中を見るとほんの少し頬を赤らめて、とても小さな声で返答。
「お....これない.....」
それから顔を私の首元に埋めて、両手で私をギュウーッって。
大事にしてね?
給料3ヶ月分もしたんだからーーー
END
2009年05月05日(火) 17:57:43 Modified by coyote2000