On30鉄道模型、アメリカンな森林鉄道OKリバー鉄道の活動を記録します。OKリバー鉄道はOKリバー沿岸に広がる森林地帯に延びる鉄道で、支流ごとの支線や伐採前線から下流の製材所まで縦横に路線が延びています。モデルは各支線、ジャンクションを数名のメンバーで楽しんでいます。2006.3開設

☆ターンテーブル メカ

 このページはターンテーブルのメカを書いていきます。

 3cmという台枠の深さ制限があるのでスローアクションのギア付きモーターなどをひょいとセットすることができません。さらに折角DCCで動かすのだから転線もポイントスイッチのように選択できるようにしたい、、等々、夢は広がるのであります。


前にも載せてますが、伝動はこのモーターで行います。

1.ストッパー

 回す方は止める方ができてから、ということで、モーターとプーリの設定を確認してストッパーの製作に入りました。

 ターンテーブルを止める機構はいろいろ。さすがに目で見て止めるというわけにはいかないので、何らかのストップ機構が必要になります。以前からよく使われていたのは一方方向に回しラチェット構造になったストッパー機構を使って、少しだけ逆回転して止める方式です。(判り難いですね^^;)
 基本はこのラチェット構造が模型のターンテーブルには作りやすく正確に止められる方式になると思います。ところが、このターンテーブルには2線から出入りできるようにします。ほんのわずかな距離を反対回りしないといけない方式はいまひとつです。そこで、どちら回りでも止まるラチェット方式というのを考えないといけません。


ストッパーはレールの真下に来るようにします。左右どちらから回ってもしっかり同じ位置に止めないと線路がずれてしまいます。

 ピット側のストッパーはこんな風で、ポイントマシンで出し入れできる構造にしました。材質は真鍮です。真鍮棒を真鍮パイプをガイドにして前後動させて主桁下のラチェットで止めます。
 ストッパーは3mm真鍮棒で作りました。このくらいなら少々早目に回っている主桁でも止めることができるでしょう。内径3mmの4mmパイプを2本真鍮板に半田付けしてガイドにしています。ストッパーは床下のリンクでPECOのポイントマシンから伝動しています。


PECOのマシンは1つ、2本のリンクで、片側のストッパーが出れば片側は入る構造です。

 PECOのマシンはかなり強力。バン!という風にストッパーが出ますが、勢いで跳ね返ってしまいます。仕方ないので真鍮棒の上に真鍮線を擦らせて勢いを制御することにしました。更に、ラチェットがストッパーを押しても簡単には引っ込まないように、ストッパーには真鍮線が軽く止まるような窪みを入れてあります。かなり微妙な調整ですけど、跳ねかえらず、ラチェットで引っ込まないストッパーになったかな?


主桁との対比。ストッパーは主桁下にピタリの高さにしました。

2.ラチェット

 主桁を定位置に止めるのは飛び出たストッパーで両端下のラチェットが引っかかって止まります。左右どちら方向からも回れるように、ラチェットも左右どちらからストッパーに当てても止められるようにしました。


主桁下のラチェット。アルミ削りだしのラチェットを前後に動かすのはステンレスの線バネです。

 ラチェットはストッパーに当たると押し下げられ、中央の凹み部分まで来るとバネで戻り、ストッパーに当たって停止します。スムーズに動くには、ストッパー側がラチェットに負けないような調整が必要です。
 線バネはこのくらいのスペースしかないので、斜めに取りつけて小さな力でも動くようにしました。


組み立て前のラチェット。ラチェット本体はアルミの削り出しです。

 前後の動きをスムーズにするためにプラバンでボックス状のガイドを作りました。ラチェットは両サイドでガイド内を擦動します。


主桁とラチェット。主桁両端にラチェットが見えます。ちょっと大きいので黒く塗って目立たないようにしないといけませんね。

 テストは順調でした。ストッパー側のクリック機構は全く役に立たず、結局板材で押さえる方法に戻しました。PECOのマシンの強さが原因で跳ね返ってしまう現象は、リンク部分のテコをきつめに調整して解決しています。

3.回転メカ


 回転はベルトドライブです。
 まずは、テスト中の動画をどうぞ。。



◆軸受けの改善

 暮れの忘年会でN氏に3mmの軸受けじゃ細いんじゃないかと指摘がありました。構造上、軸でほとんど全荷重を受け、回転力も伝えているので、軸受けがすぐにやられると言うのです。思うところあります^^;、その上、軸受けの部分を処理しきれてなくて、ベニヤに穴を開けただけ…^^;
 テストまで終わっているのでここからの改造はちょっと考えてしまいましたが、ここでやらずに使っているうちに壊れるのはもっと考えもの…。思い切って軸受けを作りなおすことにしました。

 ちなみに、回転軸は3mmのままです。
 回転軸とは別に荷重の受けを作ることにします。フォーニーもシェイも小型機とはいえOnの機関車ですからかなりの重さがあります。荷重を支える軸は最低10mm必要とN氏が言ってます^^;

 しばらく机上で考えて、少し大き目のベアリングを使うことにしました。通販でどでかいベアリングも見つけました。で、結局、ついでで入った秋葉のRCショップで見つけた内径12mm、外径24mmのベアリングを採用。
 持って帰ったベアリングを使って軸受け周辺を設計。12mmの内径でしっかり支えるターンテーブルができそうです。

旧バージョン


新バージョン


 設置用のネジ穴がまだですが、これくらいなら主桁に機関車を載せて軸受けだけで回転させられそうです。ピット内のレールは完全ダミー化しました^^;

パーツは3点です。


 ベアリング受けは48mm径のアルミ棒から挽きました。小さな旋盤なので太すぎて突っ切りができず、フライスで切り取るという強引さ&もったいなーい手法ですが、なんとかできました。内径に嵌る軸受けは18mmアルミ棒から挽きだし。こっちは楽チンです。特に48mmなんて太いのの後だったので楽勝そのものでした。

続く

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お疲れ様でした。
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