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「児童ポルノ所持」の恐怖:濡れ衣を着せられた高校教頭


「児童ポルノ所持」の恐怖:濡れ衣を着せられた高校教頭



児童ポルノ写真を所持していたとの濡れ衣を着せられて起訴され、つらい生活を強いられた高校の教頭が、これまでに支払った訴訟費用を返還されることになった。この事件では、30年以上にわたる経験を持つベテラン教師の人生がほとんど破壊されるところだった。
バージニア州サウスライディング(South Riding)にあるフリーダム高校の教頭であるTing-Yi Oei氏(60歳)は昨年、児童ポルノを所有していたという疑いで起訴された。理由は、自分の高校で起きた「セクスティング」問題について調査した過程で同氏が入手した写真だった。
[セクスティングとは、性的な内容のメッセージや写真を主に携帯電話で送信すること。米国や豪州などの十代で流行っていると報道されており、自分で撮影した自分の露出的な写真を送付する者が多い]
Oei氏は2008年3月に、校長から、同高校の一部の生徒が、10代の少女の露骨な写真を交換しているという噂についての調査を指示された。Oei氏の追及を受けて、1人の男子生徒が、携帯電話にそういった写真を1枚持っていることを認めた。
写真は、アンダーパンツ姿の若い女性の胴部だけを写したもので、両腕が胸を覆っているものだった。男子生徒は、この写真が誰のものか知らないし、送ってきた者が誰かも知らないと述べた。
Oei氏は、調査のためにその写真のコピーを保存しておくように、と校長から指図を受けたが、コンピューター操作に詳しくなかったため、男子生徒に、その写真を自分の携帯電話に電子メールで送信させ、さらに自分のデスクトップ・コンピューターにも転送させた。
他の写真も見つからなかったし、この写真の少女の身元も判明しなかったので、Oei氏はこの件については終わったと考えていた。しかし2週間後、この男子生徒が別の問題を起こし、停学処分を受けるという事件が起こった。そして処分を不当に感じた母親が、警察に写真の件を通報した。調査した警察は、この写真が17歳の同校の女子生徒のものであることを確認した。
ラウドン郡の検察は、この写真を児童ポルノであると見なし、「児童虐待の可能性があったにもかかわらず少女の親にそれを通報しなかった」ということを問題視し、辞職しなければ刑事事件として起訴するとOei氏を脅した。Oei氏が拒否すると、起訴陪審(大陪審)は8月に同氏を起訴した。この時、少女の親に通報しなかったことは問われず、「児童ポルノ所持」という重罪が主な罪状になった。この件で求刑は5年になるが、さらに、「男子生徒に写真を送信させたことで未成年者の非行を促した」という軽罪も含まれて、求刑は合わせて7年だった。
夫妻はコミュニティの人々から冷たい目で見られたほか、家宅捜索に備えて、家にあった写真を調べ、自分の子ども達が小さいころに裸で映っている写真がないかチェックするなど、パラノイア的な不安に襲われたという。一方、教育関係の団体や元生徒、属していたキリスト教会(クエーカー)の人々など、多額の訴訟費用で困難に陥ったOei氏を助けようとする人々もあった。
2009年3月、裁判所は、この写真は児童ポルノに当たらないとして訴えを棄却した。Oei氏は4月からフリーダム高校での勤務に復帰した。
さらに『Washington Post』紙によると、バージニア州のラウドン郡教育委員会は6月23日(米国時間)、Oei氏が支払った訴訟費用として、約16万7000ドルを同氏に返還することを7対1で決定した。
なお、セクスティング問題では、同様の写真を所持しているという理由で、米国各地で多くの十代が逮捕・起訴されている。


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