パンデミックは簡単なボードゲームですが、説明がめんどうという人がいるかもしれません。以下に、パンデミックやったことない人を交えて遊ぶ時に私がやっている説明のしかたをそのまま載せました。よかったら参考にしてくださいませ。
(ボードを広げマーカーをセットしながら)これは世界を舞台にしたゲームで、(ウイルスのコマを見せながら)これがウイルスなんですが、世界に4種類の新型ウイルスが同時発生した、さてどうしようという設定のゲームです。
(治療薬マーカーを見せながら)ゲームの目的はみんなで協力してその4つのウイルスの治療薬を作ることで、たとえば赤のウイルスの治療薬を完成したらこう置くのですが、これを4個置いた時点で全員の勝利です。みんなで勝つか、みんなで負けるかのどっちかです。どういう時負けるかはあとで説明します。
(感染カードをセット、初期配置をしながら)この黒いカードがウイルス側のカードなのですが、ゲームはウイルスがある程度進んだ状態からスタートします。ウイルスがたくさんおいてあるってことはそれだけたくさん患者がいる、っていう意味です。(最後にアトランタに拠点を置く)
(手札を配る)これが最初の手札です。手札のカードはこの各都市に対応してて、ニューヨークなら必ず青ですし、この中に1枚しかありません。ちなみに感染のカードも同じでこの都市が1枚ずつ入ってます。
(役職を配る。このとき、通信指令員は「パンデミック初めてだけど十分ゲーム経験がある人」に渡るようにする。いない場合は通信指令員抜きの4種類を配る。経験者は通信指令員をやらない方が良い。)これは自分のコマの色です。(アトランタにそれぞれコマをおく)
(リファレンスシートを配る)誰から始めるか後で決めますが、ゲームは時計回りに順番に治療薬を作りきるまでぐるぐる進めていきます。(裏表を見せながら)自分の番が来たら、このできること8種類の中から4個好きに行ないます。1個ずつ説明します。
(治療薬マーカーを見せながら)ゲームの目的はみんなで協力してその4つのウイルスの治療薬を作ることで、たとえば赤のウイルスの治療薬を完成したらこう置くのですが、これを4個置いた時点で全員の勝利です。みんなで勝つか、みんなで負けるかのどっちかです。どういう時負けるかはあとで説明します。
(感染カードをセット、初期配置をしながら)この黒いカードがウイルス側のカードなのですが、ゲームはウイルスがある程度進んだ状態からスタートします。ウイルスがたくさんおいてあるってことはそれだけたくさん患者がいる、っていう意味です。(最後にアトランタに拠点を置く)
(手札を配る)これが最初の手札です。手札のカードはこの各都市に対応してて、ニューヨークなら必ず青ですし、この中に1枚しかありません。ちなみに感染のカードも同じでこの都市が1枚ずつ入ってます。
(役職を配る。このとき、通信指令員は「パンデミック初めてだけど十分ゲーム経験がある人」に渡るようにする。いない場合は通信指令員抜きの4種類を配る。経験者は通信指令員をやらない方が良い。)これは自分のコマの色です。(アトランタにそれぞれコマをおく)
(リファレンスシートを配る)誰から始めるか後で決めますが、ゲームは時計回りに順番に治療薬を作りきるまでぐるぐる進めていきます。(裏表を見せながら)自分の番が来たら、このできること8種類の中から4個好きに行ないます。1個ずつ説明します。
まず基本の方なんですがこれは動き方で、動き方が全部で4種類あります。まず最初のが、基本の動き方で線でつながった隣の都市に行く、というものです。最初にこのアトランタからスタートするのですが、自分の番には4行動できるので、1234とパリまで行けたりします。地球は丸いのでこっちからこうやって大阪まで行けたりします。
2個目のやつは、手札のカードをフライトチケットとして使う移動の仕方です。たとえばバンコク(持っている都市でOK)のカードを持っていた場合、バンコクのカードを捨てることでバンコク行き飛行機に乗ったということになって、こう1アクションで移動できます。普通に移動するより行きたい場所に早く行けたりします。
3個目のやつはもっと良くて、バンコクで、バンコクのカード持ってた場合それを捨てるとバンコク発のチケットとして使えて好きなところに飛べます。なのでジャカルタにいたとしたら、まず1個目の普通の移動でバンコクに移動して、そこから飛んで好きなところに行けたりします。
あとこれ(拠点コマ)は研究拠点なのですが、これを増やすこともできて(コマをもう一つどこかに置く)この拠点間はカードを捨てなくても1アクションで飛ぶことができます。なので世界各地に拠点があると便利です。
2個目のやつは、手札のカードをフライトチケットとして使う移動の仕方です。たとえばバンコク(持っている都市でOK)のカードを持っていた場合、バンコクのカードを捨てることでバンコク行き飛行機に乗ったということになって、こう1アクションで移動できます。普通に移動するより行きたい場所に早く行けたりします。
3個目のやつはもっと良くて、バンコクで、バンコクのカード持ってた場合それを捨てるとバンコク発のチケットとして使えて好きなところに飛べます。なのでジャカルタにいたとしたら、まず1個目の普通の移動でバンコクに移動して、そこから飛んで好きなところに行けたりします。
あとこれ(拠点コマ)は研究拠点なのですが、これを増やすこともできて(コマをもう一つどこかに置く)この拠点間はカードを捨てなくても1アクションで飛ぶことができます。なので世界各地に拠点があると便利です。
ここまでが全部移動の仕方です。裏側のは移動以外の行動で、まず最初のが拠点の作り方です。たとえばバンコクに拠点を作るには、まずその都市にいる必要があります。そして、バンコクでバンコクのカードを捨てることで、バンコクに拠点をつくれます。たとえばカードを捨ててバンコクに飛べる移動があったと思うのですが、それでバンコクへ来てもバンコクのカードはもうないので作れません。なんとか自力で来なくちゃいけないわけですね。
(作戦エキスパートがいる場合)緑の方は、この拠点の設置に関するプロです。1アクションは使いますが、カードを捨てなくても拠点を作ることができます! なので、この方が他の人に先駆けて世界へ出て行って各地に拠点をつくりまくると他の人が助かる〜的な役職です。
次がゲームの勝利条件である治療薬の作り方なのですが、たとえば赤のウイルスの薬を作るには、赤のカードを誰かがまず5枚集めて、拠点に行ってその5枚を捨てることで治療薬を作成します。今これしか手札ないですが、自分の番の最後に2枚ずつ補充するので徐々に増えていきます。ですが、いいカードが都合よく来るとも限らないですし、手札の上限が7枚で多い場合いらないのを捨てないといけないので、薬を作るのはけっこう大変です。
(科学者がいる場合)白の方は、治療薬を作るプロです。この人は4枚で薬を作れます! 一番効率よく作れるわけです。なのでこの人ががんばって薬を作ってる間、他のメンバーで現状を何とかする、みたいな感じですね。
とはいえカードをやりとりできるとうれしいと思うんですけど、1個飛ばして最後のやつがカードの受け渡しのやり方です。受け渡ししたい相手が同じ都市にいれば、その都市のカードを受け渡しできます。なので会いに行かなくちゃいけなくて大変なんですけど、カードの引きがいいとも限らないのでこうやって地道に渡しあったりする必要もあります。
(研究員がいる場合)茶色の方は、このカードを渡す部分のプロです。茶色の方だけ、同じ都市にいる必要はありますが足もとの都市に関係なく自分の持っているカードを渡せます! もらう時は普通です。がんばって調査していろんな人にカードを渡す、って感じの役ですね。
やればわかるのですが、ウイルスはもりもり増えていきます。なので治療薬つくりに励みつつも、ウイルスの駆除もしなくちゃいけません。ウイルスの治療の仕方は、1アクションで1個です。3個取るには3使います。なのでその都市に行くのに動いてたら全部取れなかったりします。
(衛生兵がいる場合)オレンジの方は、この治療のプロです。オレンジの方だけ、1アクションで同じ色の全部を治療できます!
ちなみに、治療薬ができると、普通の人も1アクションで同じ色の全部を治療できるようになります。その時、この人はもはやアクションを使わずに、行くだけでウイルスが除去されるようになります!
(通信指令員を使う場合)紫の人は移動系の特殊能力です。センターにいる人な役なのですが、まず自分の番に自分のアクションを利用して他の人を動かすことができます。なので他の人がどう動きたいのか把握して先にすこし動かしておいてあげる、などができます。あと2個目の能力が、人と人とを合わせるという力です。人を拠点のようにして動かすことができます。使いこなすのはむずかしいですが、うまく使うといい感じに連携できます。
(作戦エキスパートがいる場合)緑の方は、この拠点の設置に関するプロです。1アクションは使いますが、カードを捨てなくても拠点を作ることができます! なので、この方が他の人に先駆けて世界へ出て行って各地に拠点をつくりまくると他の人が助かる〜的な役職です。
次がゲームの勝利条件である治療薬の作り方なのですが、たとえば赤のウイルスの薬を作るには、赤のカードを誰かがまず5枚集めて、拠点に行ってその5枚を捨てることで治療薬を作成します。今これしか手札ないですが、自分の番の最後に2枚ずつ補充するので徐々に増えていきます。ですが、いいカードが都合よく来るとも限らないですし、手札の上限が7枚で多い場合いらないのを捨てないといけないので、薬を作るのはけっこう大変です。
(科学者がいる場合)白の方は、治療薬を作るプロです。この人は4枚で薬を作れます! 一番効率よく作れるわけです。なのでこの人ががんばって薬を作ってる間、他のメンバーで現状を何とかする、みたいな感じですね。
とはいえカードをやりとりできるとうれしいと思うんですけど、1個飛ばして最後のやつがカードの受け渡しのやり方です。受け渡ししたい相手が同じ都市にいれば、その都市のカードを受け渡しできます。なので会いに行かなくちゃいけなくて大変なんですけど、カードの引きがいいとも限らないのでこうやって地道に渡しあったりする必要もあります。
(研究員がいる場合)茶色の方は、このカードを渡す部分のプロです。茶色の方だけ、同じ都市にいる必要はありますが足もとの都市に関係なく自分の持っているカードを渡せます! もらう時は普通です。がんばって調査していろんな人にカードを渡す、って感じの役ですね。
やればわかるのですが、ウイルスはもりもり増えていきます。なので治療薬つくりに励みつつも、ウイルスの駆除もしなくちゃいけません。ウイルスの治療の仕方は、1アクションで1個です。3個取るには3使います。なのでその都市に行くのに動いてたら全部取れなかったりします。
(衛生兵がいる場合)オレンジの方は、この治療のプロです。オレンジの方だけ、1アクションで同じ色の全部を治療できます!
ちなみに、治療薬ができると、普通の人も1アクションで同じ色の全部を治療できるようになります。その時、この人はもはやアクションを使わずに、行くだけでウイルスが除去されるようになります!
(通信指令員を使う場合)紫の人は移動系の特殊能力です。センターにいる人な役なのですが、まず自分の番に自分のアクションを利用して他の人を動かすことができます。なので他の人がどう動きたいのか把握して先にすこし動かしておいてあげる、などができます。あと2個目の能力が、人と人とを合わせるという力です。人を拠点のようにして動かすことができます。使いこなすのはむずかしいですが、うまく使うといい感じに連携できます。
(もし経験者が混じっている場合、経験者から始めると良い。最初は適当に散らばる感じが良い。)
(一人目のアクションを終えたら)4行動を終えたら、手札を2枚引いてください。その後で、ウイルスがここの数だけ活動します。今は2なので2枚めくり、それぞれに1個ずつウイルスを置きます。ウイルスの活動の後で次の人の番になります。ちなみにひとつの都市にウイルスは1色3個までしかまで置けなくて、もし4個目が置かれるようなときは、あふれて周りの都市にガって広がります。これをアウトブレイクと言うのですが、8アウトブレイク目で即敗北です。
(一人目のアクションを終えたら)4行動を終えたら、手札を2枚引いてください。その後で、ウイルスがここの数だけ活動します。今は2なので2枚めくり、それぞれに1個ずつウイルスを置きます。ウイルスの活動の後で次の人の番になります。ちなみにひとつの都市にウイルスは1色3個までしかまで置けなくて、もし4個目が置かれるようなときは、あふれて周りの都市にガって広がります。これをアウトブレイクと言うのですが、8アウトブレイク目で即敗北です。
(スペシャルイベントを引いたら)これはお助けカードで、こういうのが数枚入ってます。効果は書いてあるとおりです。(カードの説明を読む)こういったお助けカードは、アクションを消費しないし、いつでも他の人の番でも使うことができます。なので○○さんが○○さんの番の途中で使うこともできます。
(エピデミックを引いたら)これはときどき現れる悪いカードです・・・(笑) まずこの感染率が1個増えます。エピデミックというのは局所的なウイルスの爆発をさす言葉なんですが、思いもよらなかったところで爆発感染します。このウイルスの山札の一番下から1枚とって、そこに3個!置きます。さらに、この捨て札をシャッフルして、上に乗せます。なので今まで感染した都市がさらに感染することになるわけです。ここまでがエピデミックの効果なので、この後普通にウイルスの活動があります。
(エピ経験後)ちなみに敗北条件なんですが、アウトブレイクが8になった瞬間負け、山札が引けなくても負け、あとウイルスを置かなくちゃいけないのに置けない時も負けです。山札とかウイルスコマは0個になってもギリセーフです。
(治療薬作った後で)薬ができた後で地球上からその色のウイルスが消えたら、こうやって(反転させて)置いて根絶したことになります。その後は、その色のカードがめくられてもウイルスを置かなくて良くなります。
(ゲーム中)上級コースがどんだけ大変か、あと拡張パックというのがあってバイオテロリストが出てきたり突然変異が起きたりする、という話をするのも良いでしょう。
(エピデミックを引いたら)これはときどき現れる悪いカードです・・・(笑) まずこの感染率が1個増えます。エピデミックというのは局所的なウイルスの爆発をさす言葉なんですが、思いもよらなかったところで爆発感染します。このウイルスの山札の一番下から1枚とって、そこに3個!置きます。さらに、この捨て札をシャッフルして、上に乗せます。なので今まで感染した都市がさらに感染することになるわけです。ここまでがエピデミックの効果なので、この後普通にウイルスの活動があります。
(エピ経験後)ちなみに敗北条件なんですが、アウトブレイクが8になった瞬間負け、山札が引けなくても負け、あとウイルスを置かなくちゃいけないのに置けない時も負けです。山札とかウイルスコマは0個になってもギリセーフです。
(治療薬作った後で)薬ができた後で地球上からその色のウイルスが消えたら、こうやって(反転させて)置いて根絶したことになります。その後は、その色のカードがめくられてもウイルスを置かなくて良くなります。
(ゲーム中)上級コースがどんだけ大変か、あと拡張パックというのがあってバイオテロリストが出てきたり突然変異が起きたりする、という話をするのも良いでしょう。
始めてやった方々が、そこそこ自力で活躍できチームプレイを楽しみつつも、ギリッギリで負ける感じにうまく持っていく、というのが影の目的です(笑) たぶんそれが一番パンデミックの楽しさをわかってもらえると思います。
ほとんどの場合、標準コースで良いと思います。初心者は標準コースでもかなり苦戦するはずですので、途中まで経験者は手抜きし、本当にまずくなってからやや本気を出すといい感じにギリギリで負ける(か、ギリギリで勝つ)かするでしょう。
プレイヤーが全員ボードゲーム初心者である場合や年少者がまじっている場合など、レベル的に標準コースだと難しすぎると思われる場合のみ、セット済みのデッキから途中のエピデミックカードを抜きます。
また、説明はご覧いただくとわかりますが、すべての情報を最初に教えていません。経験者が複数いる場合は、その点や裏の目的に留意しつつ、説明担当者がミスをしない限り説明に加わらない方が混乱を招かないで良いような気がします。
時間があって2回目ができる時は、勝ってなくてもコツをつかんでたらすぐ上級に挑戦しましょう!
ほとんどの場合、標準コースで良いと思います。初心者は標準コースでもかなり苦戦するはずですので、途中まで経験者は手抜きし、本当にまずくなってからやや本気を出すといい感じにギリギリで負ける(か、ギリギリで勝つ)かするでしょう。
プレイヤーが全員ボードゲーム初心者である場合や年少者がまじっている場合など、レベル的に標準コースだと難しすぎると思われる場合のみ、セット済みのデッキから途中のエピデミックカードを抜きます。
また、説明はご覧いただくとわかりますが、すべての情報を最初に教えていません。経験者が複数いる場合は、その点や裏の目的に留意しつつ、説明担当者がミスをしない限り説明に加わらない方が混乱を招かないで良いような気がします。
時間があって2回目ができる時は、勝ってなくてもコツをつかんでたらすぐ上級に挑戦しましょう!