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粍空・1

*キャライメージ崩壊に注意

                 ‐1‐
――――あたしは和江。可愛くてビューティフォーな愛されガール。
おとといからホームステイに来たジェニファーちゃんと一緒に暮らしてるんだ。
ジェニファーちゃんの家族と私の家族は遺産相続?とかの問題で争っていたけど…そんなことカンケーないよネッ♪
あたしとジェニファーちゃんは仲良しだもん!例えるなら…運命!運命で結ばれているの!
「カズーエ…なんかボーっとしてまスーネ」
この声はジェニファー。さっきも言ったとおりあたしの真の親友。さしずめ真友っていったところかなっ!
「なんでもないわよジェニファーちゃん」
「そうデスーカ…心配でスーネ」
「大丈夫だってVA!…あ、大丈夫よジェニファーちゃん」
どうも変。なんか乗り移ってるみたい。ま、いっか!
「カズーエ、ちょっとそこらへんで時間つぶしていてくダサーイ、ワタシは風呂入りマスーネ」
…なぜだろう。どうしてわざわざ釘を刺すような真似をするのだろう…
ジェニファーちゃんはあたしと一緒にお風呂に入るのが嫌なのだろうか。
ううん、そんなことないもん!きっとちょっと意地悪してるだけだもん!だから、ねっ!
「ね、ジェニファーちゃん、一緒に入りましょ!お風呂」
ジェニファーちゃんは顔を赤らめた。ジェニファーちゃんは日本人然とはしていなかったが
日本人然とした恥じらいの感情を持っているのね。ほんとに可愛い!
「でも…恥ずかしいデース」
いいから、いいから…そう言おうとした、まさにそのときだった。
「ジェニファーちゃんと和江ちゃんが一緒にお風呂に入るでヤンスか!?」
なんだろう… 怖い。
あたしは思わず、後ずさりし始めた。
                   ‐2‐
「俺も一緒に入りたいでヤンスよ〜」
…怖い…助けて。誰か、助けて!
そう思ったときだった。
「…和江が怖がってイマース…自重しなさいクロイザワ!」
ジェニファーちゃんの艶女ハニートラップが炸裂した。
「やんすぅ」
黒井沢は地に突っ伏した。…
「ありがとうジェニファーちゃん…私…」
「いいんデスーヨ、カレは少し生死をさまよった方がいいデスーネ」
「…でも、私ジェニファーちゃんにお礼がしたい!何でもするから!」
その言葉を聞いてジェニファーちゃんは少し悪戯っぽく笑った。
「何でも…デスーネ?」
…いや、悪戯っぽくって言うより…寧ろ雌猫のようなビッチな微笑みだった…今思い返してみると。
その時は普段と違ってちょっと意地悪って印象をもたれがちってくらいにしか思わなかったけど。
                   ‐3‐
「カズーエ…実は好きデース…」
…まぢで?え?まぢで?…思えば…数年前…ジェニファーちゃんが沖縄に遊びに来て初めて会った時から…
好きだったのかもしれない…女の子として…いや違う!女の子としてじゃない!
彼女の次の言葉を聞いてそう確信したんだ。
「…クラスの男の人のことが…」
…なんだ、勘違いか…あたしたちは神に認められた真友、要するに神友。だからって恋人になるなんて
倫理的…ブッチャケ言うと年齢的にアウトよね。わかっていた。わかっていたはずだけど…
「…で、誰?」
あからさま。あきら様と同じくらいあからさまに冷淡な態度を取っちゃった。
こんなの駄目ってわかっているけど…
「……そ、それは言えませんわね…」
君は誰だ。そう問い詰めたくなるような口調の変化。それは極度の恥じらいが引き起こしたのかな…?
まあ、そんなの関係なっしんぐ!Nothing to do with!って感じね。
Sabbatonの前には必ずParaskeue。休日を迎えるにはそれなりの準備が必要。
私はその名前を聞き出すまで決してジェニファーを放す訳にはいかないの!

2に…続く
2007年11月27日(火) 20:40:55 Modified by paraskeue




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