予算はどれぐらい必要？
1.はじめに
下の写真を見てください。この自動車を新車で買うとしたら、いくらぐらいかかると思いますか？写真1：軽自動車 富士重工のHPより
(1)10万円 (2)50万円 (3)100万円
多くの人は(1)を選ばず(3)を選ぶと思います。これは多くの人が自動車の市場価格、いわゆる「相場」を知っているからで、新車が10万円では買えないと分かっているからです。ところが望遠鏡となると(1)と平気で答える人が多くいます。これは望遠鏡の相場を知らないためです。
望遠鏡は多くの人が思っているよりもずっと高額な商品です。新車が10万円で買えないのと同じように、5,000円や10,000円では望遠鏡は買えません。ホームセンターなどで10,000円程度で売られている望遠鏡を見かけますが、あれは望遠鏡の「実物大の模型」と思ってかまいません。
2.いくら用意すれば良いか
結論から言えば、最低2万円は必要です。この数字はTOPページにリンクが張られている「火星人」を購入するための金額で、現在市場に出回っている実用的な望遠鏡の最低価格です。この2万円の火星人で少なくとも惑星とメシエ天体?と呼ばれる比較的明るい星雲?・星団?を見ることができます。自動車に例えれば軽自動車です。車にもセダン・スポーツカー・ミニバン・トラック・・・とあるように、望遠鏡にも用途別に様々な種類があり、価格帯も違います。それを踏まえたうえで、目的別にどの程度の金額が必要なのか、以下に目安を示します。●とにかく天体観測をしたい場合
●天体を楽に追いかけたい場合
●見たい天体へ自動的に向く望遠鏡
●惑星をきれいに見たい場合
●星雲・星団をきれいに見たい場合
●天体写真を撮りたい場合
2006年02月13日(月) 17:39:17 Modified by planet3rd