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第1章 by T
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第1章

アルタン王子の敗北 第1章(1)

 恐ろしい血塗られた戦闘から三日が経過していた。アロリア軍はちりぢりに

なり、将軍は無慈悲に抵抗勢力の残党を追い詰めていた。そしてついに将軍は
目的としていたゴールにたどり着いた。アロリア軍のリーダー、アルタン王子
を捕まえたのだ。将軍はアルタンを彼の前に引き出すよう命令した。奴にこれ
からの運命を聞かせてやるのだ。アルタン王子は6フィートを超える長身で
がっしりとした体格をしていた。アルタンは公正なリーダーとして、そしてタ
フな勇者として名声を得ていた。一年間アロリアはアルタンのリーダーシップ
の下で将軍の攻勢に抵抗を続けてきたのだった。

 将軍は捕らえられた敵を嬉しそうに見ていた。

 「自分の意志に遭えて逆らうために、そして私への反逆が強くさせるために、
私はお前の国民を処刑してやる。アロリアは死の王国になるだろう。全ての者
は死に、最後にお前一人が残る。そしてお前は自らの抵抗が何だったかを知る
ことになるのだ。」将軍は言った。


アルタン王子の敗北 第1章(2)

 アルタンには将軍が無慈悲なやつで、脅しの言葉を本当に実行することはわ
かっていた。国民をなんとか助けたいと必死に考えた。

 「お前の目的は私だろう。」アルタンは叫んだ。「もし我が国民を生かして
くれるなら、お前が望むこと何でも進んでやろう。勇者として誓う。」

 「私が求めることはなんでも? 自分から進んで?」将軍は尋ねた。そして
少し間をおき、意地悪な目つきで言った。

 「お前にふさわしい罰がある。しかし警告しておく。もしお前が約束を取り
消すなら、私は脅しの言葉を実行することになるだろう。」

 「もし国民を生かしてくれるなら、そして彼らを良く扱うなら、私はお前が
与えるどんな罰も受け入れる。その罰がどんなにひどいものでもあったとして
も。私は勇者としての名誉にかけて誓う。」アルタンは答えた。アルタンは
悟っていた。おそらく将軍のために戦うことを強制されるだろう。しかし、国
民のことを第一に考えなければならない。

 「よし、それならそうしよう。」将軍は大声で笑った。「私のやりたいよう
にやる。そしてもしお前が誓いを取り下げるなら、私は処刑を実行することに
なる。覚えておけ。」


アルタン王子の敗北 第1章(3)

 アルタンが驚いたことに、将軍が魔法使いに合図すると、魔法使いは魔法の
呪文を唱え始めた。

 これはまったく予期していなかったことだった。アルタンは魔法使いが何を
しようとしているのか将軍に説明を求めようとした。しかし突然何もしゃべれ
なくなった。少しの間アルタンは戸惑っていた、しかしすぐに身体が変化し始
めていることに気がついた。声を出そうとしたが、口をあけて音のない叫び声
をあげることしかできなかった。アルタンはドスンとひざまづいた。全ての力
が身体から流れ出してしまったかのようだった。アルタンは手を上げて、あっ
けにとられて見つめた。日焼けした筋肉質な手は縮んでしまって、白く、細く、
繊細になっていた。顔の形が変化していくのが感じられた。濃い髭は顔の中に
吸い戻されたようだった。頭からはストレートの滑らかなブロンドの髪の波が
伸びて肩にふりかかった。

 アルタンは窒息しそうだった。あばら骨は押しつぶされて、スリムな腰を形
成した。アルタンの目の前で、シャツの下に二つの大きなこぶが形作られるの
が見えた。肉は膨張して二つの大きな乳房になり、徐々に垂れて、胸にずっし
りとぶら下がった。ほとんど病気のような状態だった。内部のねじれは内側自
身が変化していることを物語っていた。アルタンは男性自身が縮み始めたのを
感じた。そして最後に自分の声が高い音で、女性のような金切り声なのに気が
ついた。しかしそのときはもう遅かった。アルタンは男性自身が身体の中に消
えて行くのを感じた。そしてそれは何もない奇妙な感覚で置き換わった。意識
は自分の身に起こったことに縮みあがった。


アルタン王子の敗北 第1章(4)

 アルタンが回復する前に将軍は乱暴に足元まで引き寄せた。アルタンはズボ
ンがおしりからずり落ちるのを無力に感じた。それは今やスリムになったウェ
ストには大きすぎた。反射的にアルタンはもがこうとした。しかし新しい身体
の力の乏しさに愕然とした。将軍はアルタンをたやすく支配した。そして彼の
新しい身体を間近で品定めした。

 「上々だ」 将軍は好色そうに言い、手をあげてアルタンの新しい乳房にシャ
ツの上から押しつけた。将軍は乳房を無造作に揉みしだいた。暴れる女に言う
ことを聞かせる力があることを楽しみながら。

 「何をした。」 アルタンはあえぎながら言った。声は予想外に女性的な声
だった。

 将軍は悪魔のように微笑み、つぶやいた。「覚えているだろう。お前は自ら
進んで承諾したのだ。」

 自分の身に起きたことを理解してアルタンはショックを受けた。そしてもが
くのを止め、将軍を怯えた目で見つめた。将軍は美しい女性の顔に浮かんだ怯
えた表情を見て微笑んだ。

 「いや、」アルタンはあえぎながら言った。「おれは絶対そんなことには同
意していない。絶対に。そんな意味で言ったんじゃない。言うはずがない。」


アルタン王子の敗北 第1章(5)

 「でも、おまえはそうすることが可能で、そうするだろう。」将軍は静かな
口調で言った。「お前は同意した。自ら進んで、従順に、私が望むことを全て
に。もちろん考えを変えても良い。しかしそのときは・・・」、将軍は脅しの
言葉を途中で止めた。アルタンが将軍の要求に同意しなければならないことは
わかっていた。そうしなければ国民の虐殺に直面することになる。

 しばらくアルタンは将軍を見つめていた。アルタンは正気でいられるはずが
なかったが、理解しなければならなかった。しかしアルタンは直感的に知って
いた。将軍は正気だ。そして脅しの言葉を実行するだろう。何か他の方法があ
るはずだ。女として生きることはできない。彼は勇者だ。レディではない。ア
ルタンは必死に逃げ道を考えようとした。しかし将軍の目を見たとき、逃げ道
はないことがわかった。アルタンの緑色のかわいい目は敗北でしだいに落ち込
んでいった。

 女であることを楽しんでもらえると思うよ。将軍はあざけり笑った。お前が
着る美しいドレス、スカート、コルセット。そしてそれを飾るペチコート。も
ちろんおまえはつつましく服従的でなければならない。そして主人のためにか
わいらしくしていなければならない。


アルタン王子の敗北 第1章(6)

 将軍は微笑み、二人の女性の付き人に近くに寄るよう身振りで合図した。

 「セレモニーで披露できるようプリンセスに衣装を着せろ。」将軍はあざけ
り笑いながら命令した。「そして、」 将軍はあごをもって彼女に上を向かせ、
ぞっとしている目を見た。「私は彼女がすみずみまでプリンセスの姿になるの
を見たい。」

 アルタンは自分の身に起こったことへのショックで、抵抗することも忘れて、
別の部屋へ連れて行かれた。そして荒々しい勇者のスーツを脱がされ、香水の
香る浴槽に入れられてしまった。

 何が起こったのか?アルタンは将軍の軍隊で戦わされることを覚悟していた。
この運命は想像することができた全ての予想よりさらにひどいものだった。知
らないうちに、自発的に女性に変えられることにアルタンは同意した、従順な
女性になることを。しばらくの間、状況のあまりの恐ろしさに誓いを取り下げ
ることを考えた。しかし国民の窮境とアルタンの聖なる勇者の誓いは続けなけ
ればならないと悟らせた。勇者の誓いを破ったものはいない。アルタンは同意
した。選択の余地はない。約束を守るしかないのだ。アルタンは心の中で恐怖
を感じていた、それは以前は決して経験したことのないものだった。


アルタン王子の敗北 第1章(6)

 女たちはアルタンを裸で石のタイルに横たわらせ、良い香りのするオイルを
柔らかい肌にすり込んだ。アルタンは目を閉じた。ハーレムの女たちの柔らか
い指がアロマオイルを甘美な新しい乳房にすり込む繊細なタッチを無視しよう
とした。

 入浴が終わると、女たちはアルタンを別の部屋に連れて行った。その部屋は
スカートやドレス等、女性の衣装でいっぱいで、宝石、化粧品が鏡台の上に並
べられていた。

 アルタンは躊躇した。女たちが女らしい衣装を着せようとしていることを知っ
てうろたえた。

 「何もトラブルを起こさないことを期待します。そして、行儀の良い女にな
ることを期待します。」アルタンの手首を掴んで、その女は指示して言った。

 しばらくアルタンは抵抗した。しかし彼には選択の余地はなかった。アルタ
ンは降伏して首をたてに振った。


アルタン王子の敗北 第1章(7)

 「よろしい、では言いなさい。」女は要求した。

 「私は行儀良くします。」アルタンは服従しなければならないとわかってい
たのでそう言った。

 「ちゃんと言いなさい。」女は要求した。

 「私は行儀の良い女になります。」アルタンはつぶやいた。顔は恥辱で真っ
赤になっていた。

 「よろしい。行儀の良い女になるのならかわいらしく、女らしく装いましょ
う。」女は満足して微笑んだ。

 比類のない羞恥の中で、アルタンは女たちの命令におとなしく従った。そし
てゆっくりとピンクのフリルのついたレースのパンティを長くスレンダーな脚
に引き上げていった。シルクは絶対的に滑らかで、アルタンは曲線的な尻にキ
ワどいパンティを引き上げた。しばらく、彼は脚の間に何もない奇妙な感覚を
感じた。レースのパンティは彼の新しい女性自身を滑らかに覆い、滑らかな素
材は擦るようなある種の無意識の喜びを引き起こしていた。


アルタン王子の敗北 第1章(8)

 アルタンは敏感な女性的な乳房を持ち上げて垂直に保っているブラの感覚を
知った。そしてレースのストラップが肩にかかって落ち着かない感覚も知った。
しかし、乳胸をレースのシルクのカップに滑らかに滑り込ませ、大きな胸の重
みを支えさせると、少しほっとしたような気がした。それはまるっきり女らし
いアイテムだった。アルタンそのようなものを一度も着たことがなかった。ア
ルタンには乳房を支える滑らかな素材が感じられた。そして肌の上をレースの
淵が肉感的に撫でるのが感じられた。

 女たちは続いてレースのガーターベルトを手渡した。アルタンはゆっくりそ
れを身に着けた。薄いストッキングを手にとって、シルクの滑らかな薄く透き
通った素材を白い脚にゆっくり引き上げ、レースのストラップでつりあげた。
長く細い脚にストッキングは思いがけない感触を与えた。今までに体験したこ
とのない官能的な感覚だった。肩と脚を走るレースのシルクのストラップで全
身が覆われ、拘束され、束縛されているかのようだった。女たちは最後にひじ
までの長さのシルクのピンクのかわいい手袋をつけさせた。女物の衣装を装う
という考えはまったく屈辱的だった。アルタンは勇者だったので、普段はラフ
な皮製の服や鎧を着ていた、しかし今は柔らかいフリルのついた女物のランジェ
リーを着せられている。


アルタン王子の敗北 第1章(9)

 官能的な女物の下着を身にまとって、テーブルに腰掛けさせられると、アル
タンはかわいい顔に化粧をほどこされた。二人の女が化粧をすると、アルタン
はとまどいで顔を紅潮させた。女物のランジェリーを着てこの場にじっとして
いるのはとても屈辱的なことだった。アルタンは目を伏せ、レースのシルクの
ブラで覆われている甘美な新しい乳房を見た。ピンクのシルクのカップの中で
ずっしりとぶら下がっていて、その重みがレースのストラップで肩にかかって
いるのを感じた。女たちはファンデーションを塗り、そして元々充分に丸みの
ある口唇に口紅を塗った。アルタンは言われるがままに、唇をつぐまされたり、
突き出さされたりさせられた。柔らかいブラシがゆっくりと口紅の上を動くの
が感じられた。女たちはゆっくりと繊細なピンクに塗っていた。口唇が終わる
と、マスカラとアイシャドウを長いまつげの目にほどこした。目を閉じてその
場に座っていると、柔らかいシルクのサスペンダーと脚を覆っているストッキ
ングが感じられた。最後に、女たちはかわいい高いほおにブラシをし、繊細で
女性的な頬紅をほどこした。

 支配することを楽しみながら、女はアルタンに指示して長い鏡に向かわせた。
細身の身体にピッタリした長い白とピンクのシルクのドレスを装わせると、充
分に女性的な姿がそこに映し出されていた。アルタンは自らがゆっくりと女ら
しいドレスを着せられる姿をなすすべもなく見ることを強制された。


アルタン王子の敗北 第1章(10)

 アルタンはドレスの中にまたいで入り、女たちはゆっくりとスレンダーな身
体に引き上げた。女たちが女性的なおしりの上をゆっくりと引き上げていくと
き、アルタンにはぴったりしたドレスの柔らかい素材が感じられた。シルクの
スカートがストッキングを履いた脚の上に触れると、そのきつさが感じられた。

 ドレスはウェストの部分はギュッとタイトに集められていたが、そこから大
きな腰当てでふわりと膨らんでいた。幅の広いピンクのリボンがスリムなウエ
ストのまわりに結ばれた、そして愛らしいドレスの背中にかわいい結び目が作
られた。ドレスは肩を覆い、レースとピンクのリボンで飾られ乳房まで垂れ下
がっていた。胴衣は乳房をひとつに引き寄せ、大きな谷間を強調していた。そ
のため、アルタンが息を吸い込むと、胸は大きくふくれあがった。袖はひじで
細くなり、しかしそこでかわいい白のレースで広がっていた。大きなスカート
の下には、タイトなフルレングスのサテンのペチコートがあった。それはアル
タンの脚の動きを制限していた、短い歩幅の女性的なステップでお尻を揺らし
て歩くことを強いていた。それはとてもタイトだったので、どんな細かな動き
でも滑らかな制限する感覚を脚に引き起こした。アルタンにはシルクのストッ
キングが互いに擦れるのが感じられた。レースのトップとサスペンダーが腿に
ピタッとくっついていた。身体を覆うアンダースカートとレースのストラップ
のぴったりした感じはアルタンを無力に感じさせた。まるでそれらに縛られて
いるかのようだった。


アルタン王子の敗北 第1章(11)

 女性の衣類のシルクの素材は、実際のところ曲線的な女性の姿の上で奇妙に
エロチックに感じられた。下着は特にそう感じられた。シルクのランジェリー
と長いスカートの肌触りに刺激されていることに気がついてアルタンはうろた
えた。

 アルタンは胴衣とサテンのぴったりしたドレスのペチコートに動きを制限さ
れていた。それはとても身体にぴったりしていたので、アルタンは胸がしめつ
けられて息ぐるしさを感じていた。そして繊細なブラシが頬を飾っていた。こ
れはアルタンを壊れやすく、無力に見せるよう画策されていることがわかった。
アルタンには肌にぴったりくっついているシルクの胴衣が感じられた。それは
アルタンが動く度に曲線的な身体を滑らかに擦っていた。アルタンには女の衣
装を着ていることが信じられなかった。。そして自身の身支度をさせることを
許していることも信じられなかった。心ひそかにアルタンはこの屈辱的な扱い
に憤慨した。しかし選択できないことはわかっていた。彼は同意し、服従した
のだ。動きの制限される官能的な女物の衣装に慣れなければならなかった。も
し将軍の思い通りにするのなら、アルタンは残りの人生をスカートをはき、ド
レスを着て過ごさなければならないということはわかっていた。

 女たちは服を着せるのを終えたと思ったら、次はジュエリーで飾り始めた。
長くぶら下がるイヤリング、指輪、ブレスレット。女たちは繊細なネックレス
をかわいい白い首の周りにつけた。しかしアルタンにとってはそのネックレス
は鉄の鎖のように重く感じられた。女たちはアルタンのブロンドのストレート
の長い髪をブラシで梳いた。そして 優美なくしとピンクのリボンで飾った。


アルタン王子の敗北 第1章(12)

 さらに屈辱的なことに、女たちはレディとして振舞いを身につけるよう強要
した。真のレディがすべき。歩き方、お辞儀の仕方を身につけろというものだっ
た。女たちは偉大な敵の勇者アルタンに自分たちの情けで、女の衣装を装わせ
ていることを楽しんだ。女たちは立って眺めていた。アルタンが顔を羞恥で紅
潮させ、目をつつましくうつむかせて、繊細な手袋をした手が美しい滑らかな
ドレスを持ち上げ、ゆっくり腰を下げるのが、正確にできるまで、女性的なお
辞儀を練習させた。アルタンが自身を鏡で見ると、美しい帝政時代のプリンセ
スそのものだった。このような衣装を着るよう強制されるのはとても奇妙な感
覚だった。アルタンはいつも自分で着たいものを着ていた。しかし今、彼は女
性であることの差別される立場を知った。誰か他人を喜ばせるために装うこと
を強制されるのだ。

 最後の屈辱は顔をおおう薄いシルクのベールだった。女として女性を治めて
いるルールに従わなければならない。アルタンは悟った。臆病で、素直で、淑
女らしくなければならない。男が要求することは何でもやらなければならない。
彼の声が皆の注意を惹いた日々は過ぎ去ってしまった。いまや彼は何も言うこ
とはない。単に静かにして、かわいく見られることだけが期待されている。男
だったときアルタンはいつも考えていた。女性は柔らかく、優しく、そして従
順で自分の立場をわきまえていなければならない。ゆっくりとアルタンはベー
ルを正しい位置に装着した。その行為は抵抗する決意を破壊した。満足すると、
女たちは彼を将軍のところに連れて行った。


アルタン王子の敗北 第1章(13)

 アルタンがつかまったとき、将軍の前に鎖でつながれて運ばれるのを覚悟し
た。しかし帝政時代のプリンセスのようなきゅうくつな、なめらかな衣装を着
るという最悪の悪夢は考えていなかった。アルタンは卑しげな目で見ている狼、
口笛を鳴らす整列した兵士の間を連れられるとき、無表情を保とうとしたが。
アルタンは恥辱の素振りを見せまいと決意した。しかし美しい新しい顔は彼の
心配を裏切っていることは確かだった。ドレスはさらさら音を立て、薄く透き
通ったストッキングを撫で、脚のまわりで官能的にうずを巻き、エロチックな
センセーションを身体の中に引き起こしていた。アルタンはこのような屈辱が
可能だとは思ってもみなかった。兵士の一人はアルタンの肉感的な身体にどぎ
ついコメントを叫んだ。別の兵士の一人はおしりをぴしゃりと叩いたのでアル
タンは驚いて跳びあがった。

 ようやくアルタンは将軍の前に到着した、そしてそこで深くお辞儀した。服
従の意を表すためにピンクのドレスの膨らんだひだに身を沈めた。羞恥で顔を
かわいらしく紅潮させ、アルタンは教えられたとおりに目を伏せて待った。将
軍は屈辱を味あわせるためにしばらくその姿勢で待たせた。そうして敵の完全
な敗北と屈辱を楽しんだ。将軍はアルタンに頭をあげることを許す前に、無力
な女性であることを悟らせようと考えた。


アルタン王子の敗北 第1章(14)

 ようやく勇者はアルタンに頭をあげさせ、彼の女性的な姿に満足してうなず
いた。そしてアルタンの手首をとって美しい金のブレスレットをしっかりとは
めた。アルタンにはブレスレットは魔法の力があるように感じられた。それは
将軍を傷つようとする企てを永遠に止めさせることを連想させた。将軍はアル
タンの手をとってやさしくキスをし、シルクをまとった敵が嫌がる様子を楽し
みながら、女性的なポーズをとるよう強要した。将軍はアルタンに女性らしく
くるりと回って女性的な肉体と衣装を観衆に見せるよう身振りで合図した。自
分にこのようなことをやらせることに対し、アルタンは将軍を殺せたらと一瞬
思った。しかし服従しなければならないことはわかっていたので、主人が命令
したとおり服従的に実行した。アルタンがターンするとドレスが渦巻いて広が
るのを感じた。そしてさらさら音をたててなめらかな脚にまとわりついた。

 最後に将軍はアルタンを引き寄せ、きつく抱擁した。口紅の塗られたアルタ
ンの口唇にむりやり情熱的なキスをして部下たちを喜ばせた。反射的にアルタ
ンはもがこうとした、しかし彼は無力だった、そしてすぐに屈辱的に屈服させ
られた。そして口紅を塗られた口唇とシルクを着た身体は将軍に押し付けられ
た。アルタンは新しい身体はとても小柄だとすぐに悟った。彼は最も恥ずかし
い女性的な方法で頭を後ろに傾けさせられていた。かつてアルタンは他の誰よ
りも高くそびえ立っていた。しかし今は小さく、きゃしゃで、壊れやすい将軍
の遊具だった。兵士たちは歓声をあげ、彼らの敵の屈辱の光景を楽しんだ。


アルタン王子の敗北 第1章(15)

 最後に将軍はアルタンを開放し、そして集会に集まった聴衆の前で声明を読
み上げるよう命令した。その声明文では彼が女性に変わることに自発的に同意
し、将軍のめかけとして生きることを望んだと宣言していた。

 アルタンは知っていた。そのような声明は国民の抵抗する意思を破壊するこ
とを。彼らの勇敢なリーダーが自ら進んで彼らの敵のみだらな欲望に女性とし
て奉仕する。しかしアルタンは悟っていた。もしこれを拒めば、国民は全員恐
ろしい死をとげることになる。それならばこの方が良い。

 集会が終わるとき、将軍は戦士達の歓声に声高らかに宣言した。これから将
軍は自分のベッドルームでプリンセスが来るのを待つ。そこで彼女は全面的に
服従することを実践して示すことになるだろう。

 男が何を求めるかはわかっていた。性行為を強いるのだ。アルタンが将軍の
めかけとして生きていくことをはっきりさせるために。しばらくの間、どうし
ようもない恐怖でアルタンは拒否することを考えた。しかし彼にはわかってい
た。もし彼が将軍を喜ばせることができなかったら、将軍はアルタンが約束を
破ったと考えるだろう。そして何万もの人々が死ぬことになる。アルタンには
選択の余地はなかった。主人が命令したことをしなくてはならない。ドレスを
着て女性らしく振舞うということを。


アルタン王子の敗北 第1章(16)

 アルタンは他の部屋へ連れて行かれた。そこで何か着るものを与えられるも
のと期待していた。しかし、恥ずかしいことに、ハーレムの女たちはランジェ
リーを手渡した。アルタンは羞恥で顔を真っ赤にして、最初のアイテム、黒い
レースのバスクを掴んだ。ハーレムの女たちはガウンを脱がせた。そして魅惑
的な黒いシルクのバスクとひじまでの長さの黒いシルクの手袋を着せた。女た
ちが彼の顔の化粧を直している間、これからしようとしていることを考えまい
としていた。

 女たちはアルタンがランジェリーを着るために手にとることを強制されてい
る姿をみて堪能した。女たちは嘲り笑い、そして強い勇者であるということは
どういうことなのかをアルタンに尋ねた。女たちはアルタンにランジェリーを
着せるという行為を大いに楽しんだ。そして彼がいかにかわいくて女性的に見
えるか、いかに将軍が彼を楽しむかをを話して喜んでいた。女たちは髪と化粧
に長い時間をかけた。アルタンに女性であることを存分に経験させてやろうと
思っていた。女たちは将軍がアルタンに良い香りをさせて、豪華なシルクのラ
ンジェリーを着せ、かわいらしくさせたいと思っていることを知っていた。そ
してアルタンが拒否できないことも知っていた。アルタンは、自らが気高い勇
者であることを自身に思い出させようとしていた。彼は人生を国民を守ること
に捧げることを誓っていた。確かに今やっていることは国民を守ることに違い
はない。


アルタン王子の敗北 第1章(17)

女たちは全てを終えると、アルタンに鏡の前で自身を見させた。官能的なラン
ジェリーを装った、完璧な肉体のかわいい女が見えた。これほどまでに無力で
あることはとても屈辱的だった。この屈辱には耐えられなかったが、言われた
ことに従うしかなかった。

女たちはアルタンを将軍の部屋にエスコートした。アルタンがおびえながら将
軍の部屋に入ると、将軍は大きなベッドにもたれかかって彼を待っていた。薄
いレースのバスクしか着ていなかったのでとても剥き出しで無防備な感じがし
た。身体を男からみえないよう隠すために何かで自身を覆いたいと思った。

将軍に手招きして呼び寄せられ、アルタンはゆっくり部屋を横切った。アルタ
ンには身体のまわり撫でているストラップが感じられた。脚の滑らかな肌にレー
スのサスペンダーを感じ、黒いレースのシルクのバスクの繊細なストラップを
感じていた。身体の周りで波を立てているバスクのひんやりしたシルクが感じ
られた。それは乳房を垂直に支えて、肉感的なシルクのカップの中でサポート
していた。アルタンが歩くと薄く透き通ったシルクのストッキングが脚の周り
で官能的に光り、レースのトップが太腿の内側の柔らかい肌を擦っていた。ア
ルタンは女物のランジェリーを着て将軍の前に現れなければならないという羞
恥で顔が紅潮したのを感じた。


アルタン王子の敗北 第1章(18)

 アルタンは深く息をして、横たわっている将軍にゆっくり這って近づいた。
シルクのストッキングは彼の脚を擦っていた。彼の身体は魅惑的な女物のラン
ジェリーで覆われていた。アルタンは将軍が何をするか緊張して待っていた。
国民が生き残ることができるか彼にかかっていた。将軍は勝利に微笑むと仰向
けに寝て、無力ないけにえに男性自身を指して身振りで指示した。

 いったん動きを止めれば、続けることができないだろう。アルタンはひじま
での長さの手袋をした手を伸ばし、将軍のズボンを脱がし始めた。勝利の柔ら
かいため息が将軍から発せられた。そして大きなふくらみが形作られ始めた。
自身を嫌悪しながらも、アルタンはズボンに手をすべり込ませ、勃起した器官
をやさしく引き出した。羞恥で顔を紅潮させ、ゆっくりとそれを愛撫し始めた。
長く滑らかな指を上下させ、先端のあたりをあやしていた。器官はさらに伸び、
男はゆっくりと動き出した。アルタンの窮境の羞恥は圧倒的だった、これは公
正ではない、彼は男だ。どうして彼が女物のランジェリーを着て、乙女として
振舞わまければならないのだろう。アルタンはフリルのついたシルクとレース
のバスクを着て、男にまたがってひざまづき、将軍の男性自身を愛撫した。そ
の状況の恐怖が、容赦なく打ちのめした.

 将軍は無造作に身振りで合図した。将軍が自分に期待することを理解して、
アルタンはゆっくりと頭を降ろした。彼は一瞬動きを止めた。このまま続けれ
ば完全な敗北を受け入れてしまう。しばらく彼はためらった。しかしゆっくり
と男の肉棒にキスをし、先端を舌でなめた。
2007年05月25日(金) 03:44:06 Modified by princealtan




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