【拡張ラテン文字辞典 - 拡張ラテンS】カテゴリです。
ここでは、ラテン文字エスツェット LATIN LETTER SHARP S を取り上げます。
ここでは、ラテン文字エスツェット LATIN LETTER SHARP S を取り上げます。
文字名称 | エスツェット / ESZETT, シャープ・エス / SHARP S, シャーフェス・エス / SCHARFES S |
大文字 | ẞ |
小文字 | ß |
文字部首 | S部 |
ユニコード | (大)U+1E9E、(小)U+00DF |
文字参照 | (大)ẞ、(小)ß |
〃 | (小)&#szlig; |
LaTeX | (小)\ss |
JIS X 0213 | (小)1-9-53 |
仮名転写 | ス[s] |
NATO式呼称 | エスツェット / ESZETT |
点字 | DOTS-2346《⠮》(U+282E) |
代替字形 | SS ss (スイス・ドイツ語); SZ sz (ドイツ語); β |
ドイツ語に特徴的な拡張文字。英語名シャープ・エスは“鋭いS”を意味する。
《S》が有声の[z]音を示すため、それを区別するために生み出された[s]音の字母。
短母音を示すため、母音字の末尾に置かれる。
短母音の場合の語末形もこの字母が置かれていたが、1996年に採用されたドイツ語新正書法では、短母音の後が語末の場合、連字〈ss〉に変更された。
大文字は2017年にドイツ語正書法に認定されるまで公式に連字〈SS〉が使用されてきたが、俗用や固有名詞で大文字が長年使用された。旧東ドイツでは全文大文字見出しで大文字エスツェットが使用されていた。
19世紀後半あたりから大文字の字形の提案がそれぞれ行われ、活字見本帳にも掲載されていた。
2004年頃からアンドレアス・シュテッツナー Andreas Stötzner 氏がUCS登録申請を行い、そのための大文字の規範字形を作成した。’07年にDINドイツ規格協会が再申請を行ない、’08年にユニコード5.1で大文字が採用された。
《S》が有声の[z]音を示すため、それを区別するために生み出された[s]音の字母。
短母音を示すため、母音字の末尾に置かれる。
短母音の場合の語末形もこの字母が置かれていたが、1996年に採用されたドイツ語新正書法では、短母音の後が語末の場合、連字〈ss〉に変更された。
大文字は2017年にドイツ語正書法に認定されるまで公式に連字〈SS〉が使用されてきたが、俗用や固有名詞で大文字が長年使用された。旧東ドイツでは全文大文字見出しで大文字エスツェットが使用されていた。
19世紀後半あたりから大文字の字形の提案がそれぞれ行われ、活字見本帳にも掲載されていた。
2004年頃からアンドレアス・シュテッツナー Andreas Stötzner 氏がUCS登録申請を行い、そのための大文字の規範字形を作成した。’07年にDINドイツ規格協会が再申請を行ない、’08年にユニコード5.1で大文字が採用された。
ドイツ語の方言の一つであるリプアーリ語 Ripuarian language の正書法では、エスツェットが主に外来語や固有名詞において、語頭でも使用される (例 : ẞoffjätunjoon「ソビエト連邦」)。他にも連字〈ßß〉が使用されている。
フォントなどでエスツェット大文字がない場合、小文字のものをそのまま大文字の代替表記として使用する。
フォントなどでエスツェット大文字がない場合、小文字のものをそのまま大文字の代替表記として使用する。
CanIPAではIPAの[β]に代わり、この字母が有声両唇摩擦音を示す。
なお、IPAでは1949年式などの旧バージョンで、エスツェットの足を伸ばした“SHARP S WITH LONG LEG”が有声両唇摩擦音を示していて、この字母はユニコード8.0でBETA?《Ꞵ ꞵ》として大小文字共に採用された。
なお、IPAでは1949年式などの旧バージョンで、エスツェットの足を伸ばした“SHARP S WITH LONG LEG”が有声両唇摩擦音を示していて、この字母はユニコード8.0でBETA?《Ꞵ ꞵ》として大小文字共に採用された。
- くねった形になっている小文字。
- 長いSと小文字Sが連結したリガチャ。
- エスツェット大文字は長らく規範化されていなかったため、様々なバリエーションが星の数ほど生まれた。
- 逆さにしたEZHに似た字形。
- エスツェットの代用字形として、ギリシャ文字ベータ《β》が使用されることがある。IBM PCのコードページ“CP437”では、ギリシャ文字ベータにエスツェットが統合されている。
- 逆にIPAの《β》本来の字形がユニコードに登録されていないため、この字形で代用される音声学関連の書籍もある。
- 代替連字表記は公認の〈ss〉と〈sz〉の2種類がある。
- TeXフォントでは大文字に当たる連字〈SS〉を含むフォントもある。
- ラテン文字LONG S?【ſ】
- ラテン文字TZ【Ꜩ ꜩ】
【LATIN CAPITAL LETTER SHARP S - fileformat.info】
http://www.fileformat.info/info/unicode/char/1e9e/...
http://www.decodeunicode.org/en/u+1e9e/properties
http://en.wikipedia.org/wiki/%C3%9F
http://ksh.wikipedia.org/wiki/Spezial:All_Sigge/%C...
【N2888 - Proposal to encode Latin Capital Letter Double S】
http://std.dkuug.dk/jtc1/sc2/wg2/docs/n2888.pdf
http://www.pocus.jp/e-deutsch/eszet.html
【Typefoundry: Esszet or æ】
http://typefoundry.blogspot.com/2008/01/esszett-or...
【SIGNA Heft Nr. 9】
http://www.signographie.de/cms/signa_9.htm
【Regeln und Wörterverzeichnis - Deutsche Rechtschreibung】
http://www.rechtschreibrat.com/DOX/rfdr_Regeln_201...
http://www.fileformat.info/info/unicode/char/1e9e/...
- 【LATIN SMALL LETTER SHARP S - fileformat.info】
- http://www.fileformat.info/info/unicode/char/00df/...
http://www.decodeunicode.org/en/u+1e9e/properties
- 【LATIN SMALL LETTER SHARP S - decodeunicode.org】
- http://www.decodeunicode.org/en/u+00df/properties
http://en.wikipedia.org/wiki/%C3%9F
- 【ドイツ語版】
- 【Capital æ - Wikipedia】
- http://en.wikipedia.org/wiki/Capital_%C3%9F
http://ksh.wikipedia.org/wiki/Spezial:All_Sigge/%C...
【N2888 - Proposal to encode Latin Capital Letter Double S】
http://std.dkuug.dk/jtc1/sc2/wg2/docs/n2888.pdf
- 【N3227 - Proposal to encode Latin Capital Letter Sharp S to the UCS】
- http://std.dkuug.dk/jtc1/sc2/wg2/docs/n3227.pdf
http://www.pocus.jp/e-deutsch/eszet.html
【Typefoundry: Esszet or æ】
http://typefoundry.blogspot.com/2008/01/esszett-or...
【SIGNA Heft Nr. 9】
http://www.signographie.de/cms/signa_9.htm
【Regeln und Wörterverzeichnis - Deutsche Rechtschreibung】
http://www.rechtschreibrat.com/DOX/rfdr_Regeln_201...
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