最終更新: r32_takacyan 2008年02月01日(金) 21:42:41履歴
神奈川県横浜市南区の銭湯、仲乃湯
横浜市営地下鉄の阪東橋駅から大通り公園沿いの通りを関内方面へ。
交番のある交差点から右に折れて横浜橋商店街を通り抜け、さらに大通りを渡って進み、三吉演芸場際の中村川に掛かる三吉橋を渡ります。
さらに道なりに進むと八幡橋通り商店街、右側にあるかばん屋の角の路地を入るとすぐ左側に同湯があります。
同湯は瓦屋根では無いものの、板金技術の技巧を凝らした破風屋根のある宮造りの関東型伝統的銭湯建築
入口部分に角型鉄筋構造物に石材を貼ったエントランスを持つ横浜地域に多く見られるタイプの昔ながらの銭湯です。
入口は左右2カ所にあり、藍染に屋号を白く染め抜いたオリジナルの暖簾に小さく男湯、女湯の文字が入ったものが掛けられています。
入口を入ると正面には傘ロッカーが並びます。
下足スペースで靴を脱いで上がると広く入口側壁に下足箱の並んだ空間があります。
入口は分かれていますが、左右どちらの入口を入っても中は共通のスペースになっています。
脱衣場への中扉は真ん中寄り左右に男湯女湯の入口があります。
扉を開けて男湯脱衣場へ入ると低めの番台に座る女将に料金を支払います。
脱衣場は広く、高い折り上げ付きの格子天井はニスが塗られてツヤツヤに光っています。
折り上げの下の柱部分には雲流の形に彫られた支え形の装飾が付けられています。
四隅には寺の軒に掛かっているような金属製の軒灯も下がっていて、ちゃんと明かりが灯っていましす。
古い銭湯ですがかなり豪華で立派な造りです。
ロッカーは入口側と外壁側の壁に造り付けと島ロッカーが1基。
浴室との境の壁には大入りの額などが3つ掛かっていて、センターの大黒柱には黒い大型の柱時計が現役で時を刻んでいます。
額といえば女将の座る番台の上にも2人の婦人が湯に浸かる絵画の大きな額が掛かっておりました。
脱衣場外壁側の窓の外には後述しますが元は大きな庭だったと思われるスペースを3分の2ほど使って露天風呂が造られています。
入口側には庭も残っており、縁が付けられていて外に出ることも出来ます。
その下に池が残っていて、外壁に元々は水が落ちていたと思われる段もついていました。
また、露天と脱衣場の間には古い赤く塗られた欄干と縁の構造物が残っていて、かなり立派な庭であったまだろうと思われます。
さて浴室。
脱衣場から浴室への入口は左右2ヶ所、その間の脱衣場サイドのセンターに流し台が造り付けられています。
浴室に入ると高い2段式天井、奥壁には大きなの紅葉に渓流のモザイクタイル絵が鮮やかに映えています。
その下には3つに仕切られた浴槽があり、男女境壁側から座ジェットが2基ほどある深浴槽、真ん中は浅浴槽(中の左寄りに電気風呂が仕切られています)、外壁側は浴剤の投入された薬湯となっています。
薬湯は毎日日替わりになるようで脱衣場に予定表が貼られておりました。
男女境壁にはタイル絵が3作、奥から「花咲爺さん」「城郭」「鷹狩」があり、真ん中の城の絵は横四間の長大な作でした。
カランは男女境壁側と島カラン2基、島カラン左手列の外壁側はカラン列が無い変則的な造り、配列は7.6.6.6で男女境壁側のみシャワー付きとなります。
外壁側には衝立仕切りのある立シャワーブースが5基ほど立ち並んでいます。
脱衣場寄り外壁にある露天風呂への扉を開けると岩風呂風に造られた露天風呂の浴槽があります。
中央に島状に突き出した湯口から湯が注がれていて、湯温は42℃ほどと適温を保たれています。
すぐ脇には照明の入れられた石灯篭も立っており、とても贅沢な空間が造られています。
入口脇にある白梅の樹は風呂で暖かいからか、もう白い花を幾つも咲かせておりました。
開店から少ししての入浴でしたが相客は常に15人ほどと、そこそこ賑わっておりました。
同湯は広い空間にレトロで重厚な造りの建物、秀逸な露天風呂と満足度の高い銭湯でした。
住所・神奈川県横浜市南区中村町3-207-8 営業は15:30〜23:00
お休みは土曜日
*銭湯の情報については掲載時と変わっている可能性もありますので、ご利用の際はご自身にて確かめる事をお勧めします。
また、銭湯は近所の人の生活の場です。けして近所の人に迷惑をかけないようにしましょう。
2008年1月31日取材撮影
横浜市営地下鉄の阪東橋駅から大通り公園沿いの通りを関内方面へ。
交番のある交差点から右に折れて横浜橋商店街を通り抜け、さらに大通りを渡って進み、三吉演芸場際の中村川に掛かる三吉橋を渡ります。
さらに道なりに進むと八幡橋通り商店街、右側にあるかばん屋の角の路地を入るとすぐ左側に同湯があります。
同湯は瓦屋根では無いものの、板金技術の技巧を凝らした破風屋根のある宮造りの関東型伝統的銭湯建築
入口部分に角型鉄筋構造物に石材を貼ったエントランスを持つ横浜地域に多く見られるタイプの昔ながらの銭湯です。
入口は左右2カ所にあり、藍染に屋号を白く染め抜いたオリジナルの暖簾に小さく男湯、女湯の文字が入ったものが掛けられています。
入口を入ると正面には傘ロッカーが並びます。
下足スペースで靴を脱いで上がると広く入口側壁に下足箱の並んだ空間があります。
入口は分かれていますが、左右どちらの入口を入っても中は共通のスペースになっています。
脱衣場への中扉は真ん中寄り左右に男湯女湯の入口があります。
扉を開けて男湯脱衣場へ入ると低めの番台に座る女将に料金を支払います。
脱衣場は広く、高い折り上げ付きの格子天井はニスが塗られてツヤツヤに光っています。
折り上げの下の柱部分には雲流の形に彫られた支え形の装飾が付けられています。
四隅には寺の軒に掛かっているような金属製の軒灯も下がっていて、ちゃんと明かりが灯っていましす。
古い銭湯ですがかなり豪華で立派な造りです。
ロッカーは入口側と外壁側の壁に造り付けと島ロッカーが1基。
浴室との境の壁には大入りの額などが3つ掛かっていて、センターの大黒柱には黒い大型の柱時計が現役で時を刻んでいます。
額といえば女将の座る番台の上にも2人の婦人が湯に浸かる絵画の大きな額が掛かっておりました。
脱衣場外壁側の窓の外には後述しますが元は大きな庭だったと思われるスペースを3分の2ほど使って露天風呂が造られています。
入口側には庭も残っており、縁が付けられていて外に出ることも出来ます。
その下に池が残っていて、外壁に元々は水が落ちていたと思われる段もついていました。
また、露天と脱衣場の間には古い赤く塗られた欄干と縁の構造物が残っていて、かなり立派な庭であったまだろうと思われます。
さて浴室。
脱衣場から浴室への入口は左右2ヶ所、その間の脱衣場サイドのセンターに流し台が造り付けられています。
浴室に入ると高い2段式天井、奥壁には大きなの紅葉に渓流のモザイクタイル絵が鮮やかに映えています。
その下には3つに仕切られた浴槽があり、男女境壁側から座ジェットが2基ほどある深浴槽、真ん中は浅浴槽(中の左寄りに電気風呂が仕切られています)、外壁側は浴剤の投入された薬湯となっています。
薬湯は毎日日替わりになるようで脱衣場に予定表が貼られておりました。
男女境壁にはタイル絵が3作、奥から「花咲爺さん」「城郭」「鷹狩」があり、真ん中の城の絵は横四間の長大な作でした。
カランは男女境壁側と島カラン2基、島カラン左手列の外壁側はカラン列が無い変則的な造り、配列は7.6.6.6で男女境壁側のみシャワー付きとなります。
外壁側には衝立仕切りのある立シャワーブースが5基ほど立ち並んでいます。
脱衣場寄り外壁にある露天風呂への扉を開けると岩風呂風に造られた露天風呂の浴槽があります。
中央に島状に突き出した湯口から湯が注がれていて、湯温は42℃ほどと適温を保たれています。
すぐ脇には照明の入れられた石灯篭も立っており、とても贅沢な空間が造られています。
入口脇にある白梅の樹は風呂で暖かいからか、もう白い花を幾つも咲かせておりました。
開店から少ししての入浴でしたが相客は常に15人ほどと、そこそこ賑わっておりました。
同湯は広い空間にレトロで重厚な造りの建物、秀逸な露天風呂と満足度の高い銭湯でした。
住所・神奈川県横浜市南区中村町3-207-8 営業は15:30〜23:00
お休みは土曜日
ライブドア地図 | 仲乃湯 |
*銭湯の情報については掲載時と変わっている可能性もありますので、ご利用の際はご自身にて確かめる事をお勧めします。
また、銭湯は近所の人の生活の場です。けして近所の人に迷惑をかけないようにしましょう。
2008年1月31日取材撮影
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