末広湯（東京都大田区）
最終更新：ID:w9xLgpFQXA 2010年12月08日(水) 10:43:24履歴
東京都の大田区南蒲田の銭湯「末広湯」| :2010年12月26日をもって廃業する予定 |
同湯は京急蒲田駅を東口に出て、前を走る第一京浜を渡ったら右、横浜方面へ。
すぐにある環八の南蒲田交差点も過ぎたらすぐにスズキ自動車の販売店の先の路地を左に入ります。
しばらく進むと道沿い左側に「末広湯」があります。
煙突から煙を上げて営業中。
同湯は入口に黒瓦ののった唐破風、その上の脱衣場棟に千鳥破風の重なった昔ながらの東京型伝統的銭湯です。
入口には洗いざらした藍染白抜きの屋号入りオリジナル暖簾が掛かっています。
下足スペース奥壁側には傘ロッカー、左が男湯入口になります。
引き戸を開けて番台の主人に料金を支払い、銭湯巡礼スタンプ帳に印を貰います。
脱衣場は昔ながらの高い折り上げ付きの格天井です。
古い建物にて少し板が波打っていたりします。
床は木製ですが近年張り替えられたのか、学校や公民館でよく見かける格子組木の床になっています。
ロッカーは外壁側の造り付けのみ。
脱衣カゴは3つだけ積まれています。
フロア中央には大きなテーブルというか少し高めの台が置かれていて、真ん中に盆栽が一鉢置いてあります。
入口側壁のサッシ戸の外には小さい溶岩が積まれた坪庭のスペースがあり、元は水が落とされていたと思われる造りですがだいぶ荒れ果てていました。
さて浴室。
天井は高い体育館のような緩いアーチ型となっています。
道理で普段2段式屋根の東京銭湯を見慣れている目からは、外から見たときに少し違和感があった感じでした。
奥壁にはペンキ絵、早川師の「西伊豆」平成19年5月24日に描かれてます。
男女境壁にはタイル絵が3作、奥から岬の灯台、金魚と鯉、富士山と入江となっています。
灯台のタイル絵にはY-Mizutaniとサインが入っています。
浴槽は奥壁側深浅２槽で左が浅く座ジェット付き、右が深くて電気風呂となっていました。
カランは両壁側と島カラン1基、外壁側から8.8.6.8の配列、シャワーは両壁側のみに付いています。
男女境壁側には立シャワー1基。
ちょうど夕方薄暗くなる4時頃の利用でしたが、相客は6人程度と空いていました。
上がって表に出ると建物の横の路地を通って裏手に行ってみると小公園になっており、見上げると目の前の夕暮れ時の空に煙突が浮かび上がっていました。
路地は湯と桶の音がしてお風呂屋さんの匂いがしました。
住所・東京都大田区南蒲田2-10-13 営業は15:00〜24:00
お休みは不定休
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＊銭湯の情報については掲載時と変わっている可能性もありますので、ご利用の際はご自身にて確かめる事をお勧めします。
また、銭湯は近所の人の生活の場です。けして近所の人に迷惑をかけないようにしましょう。
平成19年12月15日取材撮影
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