銭湯wiki - 入間川浴場
埼玉県狭山市の銭湯、入間川浴場です。

同湯は2013年冬に火事によって消失し、現在は更地になっております。

同湯は狭山市唯一の銭湯、黒瓦の載った破風屋根に化粧装飾を施した壁のある昔ながらの銭湯です。
西武線の狭山市駅を西口に出て西側に向かい、コンビニ(ミニストップ)とお寺のある交差点を右に曲がって入間川方向へ坂を下って歩きます。
途中から左手に同湯の煙突が見えて来ます。
入間基地に近いので滑走路にアプローチする自衛隊のC-1輸送機がその上空を低く通過していくのが見えます。
坂を下りきる手間の通りに左折、すぐに狭い路地へ右に入ると左手に入間川浴場があります。



暖簾は掛かっていませんが営業中です。
入口は左右に分かれて下足箱が並び、右が黒文字の鍵、左が赤文字の鍵になっています。
靴を入れて一段上がるとフロントスペース、元は番台だったのでしょう。
女将さんに料金を支払い右手の男湯へ。
脱衣場は折り上げはありませんが高い格子天井、壁側にロッカーが置かれています。
表側と外壁側にはL字型に濡れ縁がまわり、表側は小さな坪庭に池があり、水が張られて魚が泳いでいます。
濡れ縁を左手に入るとお手洗い。

さて浴室。
天井は高い二段式の関東型伝統的銭湯建築、奥壁にはペンキ絵も描かれています。
その下には3槽に仕切られた浴槽で、男女境壁側からバイブラの深浴槽、やはりバイブラの浅浴槽、仕掛けの無い白湯の深浴槽となっています。
外壁側の白湯槽は少し浴室洗い場に張り出していてL字型というか長靴を横にした様な形になっています。
カランは両壁側と島カラン1基、男女境壁側から6.4.4.5の配列になっています。
タイルは入口がフロント化された中普請の時に入れ替えられたのか大きめの少し新しい物になっています。


外はまだまだ暑い盛りですが広い風呂でのんびりすごすのは気持ちいい。
上がって開け放たれた脱衣場で汗が引くまで涼みます。

入間川浴場、外も中も伝統的関東型銭湯建築の良いレトロ銭湯でした。





住所・埼玉県狭山市入間川3-10-3 営業は15:30〜22:00

お休みは木曜日
ライブドア地図入間川浴場


*銭湯の情報については掲載時と変わっている可能性もありますので、ご利用の際はご自身にて確かめる事をお勧めします。
また、銭湯は近所の人の生活の場です。決して近所の人に迷惑をかけないようにしましょう。

平成20年6月17日撮影