公共の交通ラクダ(RACDA) 事務局 - MOMO2号応援募金
  超低床バリアフリー路面電車MOMO2号導入応援募金のお願い
  東山線・清輝橋線に毎日車いす対応のMOMOを走らせよう
  1万円で名前をMOMO2号の車内に掲示
 MOMOが導入されてから既に9年、地方の公共交通をめぐる環境は益益悪化し、2001年の規制緩和以来全国で大手バス会社が28社も破綻するという状態に陥っています。中山間地の公共交通空白地帯の問題が顕在化し、今年は交通基本法も制定に向かって、ようやく国の地方公共交通財源も193億円から305億円と増加する見通しです。
 しかし、各地の公共交通事業者は低床バス、低床路面電車を新規導入する余裕はほとんどない状況に陥っており、これは岡山電気軌道とて例外ではありません。不景気と少子化の影響で輸送人員は1日1万人を割り、運賃収入は3億円を切っています。そうした中で岡電では今年の創立100周年を記念して2編成目のMOMO導入を計画しています。その価格はなんと2億8000万円です。
 2002年の導入では、RACDAは水戸岡鋭治さんにデザインをお願いすると同時に、広く市民に呼び掛けて500万円の募金を集めて岡山市に寄付しました。1万円以上の寄付者200余名は車内にプレートを設置して名前を永久掲示しています。寄付は全国から集まり、MOMOの導入は各地の超低床電車導入に大きなインパクトを与えました。豊橋の低床電車導入では市民募金が約3500万円あったとのことです。
 さてMOMOと同型車は現在、高岡万葉線に6編成、富山ライトレールに7編成、富山環状線に3両編成が活躍していますが、これらはすべて高岡市や富山市が中心となって導入を図っており、いわば公設民営だからこそ可能になったとも言えるのです。また公営の熊本市では7編成、鹿児島市でも13編成の低床車が導入されています。岡山の姉妹都市サンノゼではMOMO導入の年、全60編成が低床車に一度に交換されたのです。
 本格的高齢化時代を迎えて、岡山ではたった1編成のMOMOを東山線と清輝橋線に日替わり運行している状態ですが、2編成目の導入で週6日づつ車椅子対応の低床電車の運行が可能になります。さらにこのMOMO2号は構想中の吉備線LRT化にも対応する性能を持っています。これから約40年間岡山を走るMOMOの導入を市民の力で支えましょう。
 募金はRACDAが取りまとめて寄付を行います。また1万円以上の寄付者の御芳名は車内プレートに永久に掲示させていただきます。お子様やお孫さんの記念に、あるいは結婚の記念など是非それぞれの意味を見つけて御寄附ください。またまわりの方々にも呼び掛けてください。
 2月の京橋朝市から一般寄付の募集を始めます。5月末までに前回の500万円以上を目標に頑張りましょう。

【東日本大震災・ひたちなか海浜鉄道復旧支援募金】

緊急追加支援 RACDA高岡会員の吉田千秋さんは、高岡での実績を認められて茨木県のひたちなか海浜鉄道の社長に就任しました。経営立て直しにようやく光が見えてきた矢先、東日本大震災で甚大な被害を受け、復旧には3億円かかると思われます。まさに存続の危機です。そこで緊急にMOMO募金からも緊急支援を行いたいと思います。ご協力よろしくお願いします。

申し込み方法
 郵便振替用紙に、MOMO応援募金と金額を書いてお振込ください。プレート掲示の氏名が複数の場合は、その由を書いてください。確認のため、葉書で領収書と掲示の御芳名をお送りします。
郵便振替 01340-8-54343 特定非営利活動法人公共の交通ラクダ 
RACDA(NPO法人公共の交通ラクダ)事務局
〒700-0823 岡山市丸の内1-1-15 TELFAX 086-232-5502
http://wiki.livedoor.jp/racda_okayama/メール racda_okayama@ybb.ne.jp