平成２２年１０月３日
昨年のチボリ模型救出が、山陽新聞の社会面に大きく取り上げられた。その後の展開は遅遅としたものではあったが、今年になって児童会館存続の署名活動が開始され、岡山県は耐震構造検査を行い、工事をすれば建物は残すことができると結論づけた。しかし児童会館としての存続は依然認めていない。今後は隣接する生涯学習センターとのコラボで残る可能性がある。また京山全体のキッズゾーン計画の進展にも期待が持てる。
今回模型のほうは、そろそろ報道してもらったほうがいいのではと、公表に踏み切った。早速某所からも問い合わせがあり、移転先も複数出てくるのではないかと思う。移転には数百万、ちゃんと整備すれは５００万円はかかるかもしれないが、もともとの価値が１憶もするのだから、有効利用したいものである。
ほんとうは、倉敷に里帰りし、コペンハーゲンとの友好の証しとして存続するのが一番なのだけどね。
午前から、児童会館に行って、久しぶりに鉄道模型を運転した。いつもながら、子供たちは大喜び。実にもったいない話だ。政治家たちには、子供たちの夢を語る力がなくなっている、それが不景気の原因だと気がつかないのだ。夢や希望のない社会に将来はない。
倉敷チボリ公園が閉演してから丸１年がたとうとしている。思えば開園した１９９７年から１２年。わたしは当初からチボリ公園計画には、いろんな縁があったが、せめてチボリタワーにあったチボリ公園と街並みの模型だけでも存続させることができた。
横幅は１０ｍ奥行きは５ｍ。チボリタワーの中央に鎮座し、コペンハーゲンとチボリ公園を説明するビジョンを見ることができた。
チボリ公園はデンマークの首都、コペンハーゲンの駅の前にある。そして、コペンハーゲン駅、掘割のような感じで走っている。この駅舎があったので、僕の製作意欲を刺激した。
さて製作模様を、ミクシー日記を編集して書いておこう。
平成２１年６月７日
僕がまちづくり運動にかかわったころ、岡山市制１００周年の委員会に参加した。５０名のうち１０人がチボリに関わったのだが、その小委員会の委員長は現岡山市長。なかなか議論が進まず、最後の会議でチボリ誘致に推進を決めた会議では、高谷氏は「岡さん、どう思いますか、やはり推進しなくてはならないでしよう」と困って僕に同意を求め、僕は「よその国のマネはいやだけど、何もしないよりはまし。岡山には後楽園があるのだから、もう一つの公園をもってきて相乗効果が期待できる。ディズニーランドとは全く違うけど、高齢化社会にはいいかもしれない。」と言ったら、高谷氏は「そうですね、それではこの委員会としてはそういうことで推進に決めたいと思います、よろしいですか。」だって。
強引といえば強引、だけどもともと積極的意見を持つ人なんてほとんどいない。頼まれてきているだけ。いまでも大概の行政の委員会は、無責任きわまりない。 だけど僕はそれなりに自分で取材し、考え、誘致に賛成した。このころから誘致をプロデュースした堀という人間の悪事はわかりはじめていた。保守系で唯一チボリに反対した故亀井市議は友人だったから。
その後、岡山市が誘致をあきらめ、岡山県の長野知事が誘致にのりだす。僕は知事の一の弟子だったから、このころ内田百�里了�業も知事に支援してもらっていた。というのは、僕らは外国のチボリ公園を誘致すると同時に、内田百�里�大好きだった岡山の誇る後楽園を顕彰するべきだと考え、岡山城築城４００年、岡山後楽園築庭３００年の両事業を提案していたからである。そこで岡山の都市活性化プランを知事の命令で書いた。その中に京橋朝市があり、路面電車環状化や吉備線との接続を書いた。
チボリが問題化し、証人喚問、倉敷誘致とそれぞれの局面において知事にいろいろ相談された。開園時、社長は元副知事がなった。ここが第一の誤り。われわれはチボリを誘致するなら、岡山城や後楽園との相乗効果を狙ってシナリオを書いたのに、彼は岡山市との連携を拒んだのである。もともと岡山市制１００年の記念事業として、市民に親しんでもらう公園として計画された。だから観光目的施設ではなかった。それなのに、馬鹿な元副知事は当時のテーマパークの一つとしか見ることができず、京阪神からの集客に頼りすぎた。この人を社長にした知事の失策はある。残念だ。
それから今回模型を再度見に行って、さすがに驚いたのは、お金にあかしているということだ。模型の製作については、僕は鉄道模型の部品を使うといいとアドバイスしたのだが、ここまでやるかなという位お金がかかっている。役人のやることはわからないな。所詮他人のお金なんだろう。
というわけで、模型のプロとしてはあの模型をこわすのには忍びず、ある県議と結託して、ボランティアを組織して切り取りにいくことにした。１億円ともいわれる模型ですが、この模型の映像装置とかがまたすごい。すべてコンピューター制御されていて、また建物はお城ですからね。
がっちりした金属フレームの台に固定されていて、上をひとが歩ける。最新の自動車走行システムで、道路上のミニカーも動く。道路のブラ板の下にチェーンが回っていて、道路上のミニカーの協力磁石で吸いつけて、滑るのです。これをどうやって破壊し、切り取るか。大工さん、配線屋さん、金属加工屋さん、看板屋さんなど、プロの手を借りないと、とてもとても素人では無理。かなりの建物には照明が入っているし、電動のギミックもある。僕ができるのは、切り取る場所の決定と、配線をひっ抜くくらい。
置き場は、県立児童会館という、存廃の瀬戸際施設などに移設するのです。もらえるとしたら、公的に使うというのが前提ですよ。県の持ち物ですから。
６月２９日
今日も大変忙しかったのですが、児童会館に移動したチボリの模型を撮影してきましたるそれにしてもよくできている。こんな大金をかけた県民の共有財産を守り、子どもたちのために使おうと思います。 チボリだけでもつぶせば大きな損失ですが、この模型さえ１億はかかっています。その手間を考えてください。もし僕がこれを作るとしたら、１０年はかかるでしょう。一般の人には作れるものではありません。
県の人にとってはたんなるお金でしょうが、模型のプロの僕には、壊すなんてとんでもないことです。知事も心がいたんではいないでしょうが、僕は痛みます。だから３日間、１０人で移動したのです。
今後は市民運動として、児童会館応援団を作り、廃止の決まっている児童会館を再生したいと思います。また同時に京山キッズゾーンの再生にも取り組みたいと思います。県立児童会館は桃太郎少年合唱団の練習場として今も使われていますが、僕は合唱団のＯＢとしてお世話になりましたし、また現在も合唱団の理事の一人だからです。池田動物園や京山ロープーウェーも再生していきたいと考えています。
とにかくほっとけば、建物ごとユンボでぐしゃっと取り壊すところでしたから、１０人ほどで３日間かけて分解、撤去、移動、再構成しました。詳細な写真撮影もしてあります。県にとっては、チボリは政治マターですし、本当はさわらないで欲しいはず。これから様々ないじめがあると思いますが、市民の気概を示す事業だと思っています。
７月８日
次はチボリの模型の再生だ。今朝の山陽新聞朝刊に県立児童会館が頑張ってる話を書いてあったが、とりあえずその児童会館に保管してある。
チボリの模型は調べてみると、完全に再現してあるわけではないようだ。チボリ公園、王宮、市役所、コペンハーゲン駅などはかなり忠実に作ってあるものの、ほかはそれらしく埋めてある感じだ。だけどトータルのボリュームとしてはすごいものがある。主要な建物は建築模型としても価値がある。
自動車走行システムなどは現在でも最新のものだが、これは移設不可能だった。一方駅部分は、鉄道模型として列車が走るわけではなかったが、今回は駅としての機能を再生しようと思う。
そこで駅の屋根部分だけを持ち帰って再生にとりかかった。まず屋根の土台部分をノミと金槌を使って強引にはずす。そうしないとレールが引けないからだ。そして手持ちのレールを並べてみた。
航空写真で調べるとどうも１２線くらいある大きな駅だ。まあ首都の駅ですから。コペンハーゲン駅はチボリの隣にある。ヨーロッパの鉄道ではホームはかなり低い。全くバリアフリーではない。また結構列車の両側にホームがあったりする。航空写真だけではさだかではないが、それはまた情報入手が必要。
実際１２線を全部復元はしないつもり。とりあえず４線だけ走らせる。予算の関係もある。これはボランティアをぼしゅうしなくちゃならない。寄付も募る必要がある。これから必要なレールを割り出さなければならないが、複線でもレールは２５ｍも必要。手持ちのレールは１２ｍしかなかった。全国のみなさま、余ったレールを寄付してください。送ってください。
７月２０日
昨日今日と、チボリ模型修復復元作業を行いました。きのうは台の作成を中心に作業。今日はレールまでひいたのですが、写真が撮れていない。
台は畳１４枚分。重量のあるびくともしない台枠を形成。５人掛かりで１日かかりました。ハナショーともだちが来てくれて、チボリ公園の禿げた樹木を植林してくれました。分解時にほとんどはげ山になっていたのです。
駅部分は８センチ下がっていて、その細工が大変でした。ともかく複線レールが引けて、走らせられるようになりました。夏休みには間に合いましたね。
これで僕の関係した鉄道模型３箇所をめぐってもらえるようになります。また案内します。
８月５日
でチボリの模型の写真を撮ってきた。レールを引いて試運転はしていたのだが、今日はポイントマシンの結線を完了し、す行ったを押せば、ポイントがガシャッと二個同時に転換する。たった４つのスイッチで６本の線路に自由に入れる。トミックスのシステムを使っているが、僕がいつも使っているイギリスのピコに比べて、実に楽だった。ひょいひょいつなぐだけ。
まあしかし個人のレイアウトでは使わないかも。
さい、いつから公開できるのか、といっても見えますから、見たい人は行ってみたらいい。
１２月１７日
あのチボリの模型、ちょっと大きすぎるということで、いろいろ交渉過程があって、少し縮めることになりました。ざっと原型の半分にしますが、主な価値ある風景はそのままです。チボリ公園、コペンハーゲン駅、王宮、旧王宮、市庁舎などです。
その作業の仕上げを今週日曜日、二十日の午前１０時から午後４時まで、京山の岡山県児童会館、ブラネタリウムのある建物でやります。ボランティアで協力できる方、また見学だけでもしたいという方は起こしこださい。道具は僕が用意します。
１２月２０日
今日一日、県立児童会館で、チボリの模型を改修した。何回見ても、よくできている。おそらく１億円以上かかったしろものだ。
倉敷チボリ公園から撤去して７月に持ちこんで展示準備してから、ほとんど時間がとれなかったのだが、多少規模が大きすぎたので、６割程度に縮小。もともとのと比べれば４割位なのではないだろうか。
写真の王宮は、一昨日ＣＯＰ１５でデンマーク王室主催のパーティーが開催されていた場所だよ。テレビでやっていた。
まあしかし主な建物はそのまま。コペンハーゲン駅とチボリ公園、新旧の王宮はそのまま残した。児童会館の展示物はすべてが陳腐化しているから、むしろ拡大して、鉄道模型をバンバン走らせたほうが人は来るかもしれない。来年末で閉館予定なので、これから１年かけて県と交渉することにする。 少なくとも児童会館にあるプラネタリウムは岡山唯一のものだから。政令市でプラネタリウムがなくなるなんて、信じられないではないか。
まだ縮小の前の、試運転
縮小の仮配置
縮小後、台枠４枚を撤去、試運転
コペンハーゲン駅周辺も、渡辺君がうまくトンネルとして処理してくれました。
子供に夢を与えられなくなったら、都市なんて終わり。ＲＡＣＤＡの仕事として、ここの活性化には力を入れたい。 来週の土日はジオラマの完成を目指して、１０時から地面の塗装、植林を行います。簡単な作業です。作業に協力ができる方はメールください。
１２月２６日
今日はチボリ模型をほとんど完成することができた。
先週の段階で、レールまわりを茶色に塗装していたのだが、今日はコペンハーゲン市内の道路部分を灰色に塗装、続いて線路と道路の境目に植栽をこしらえて、協力者の渡辺君には、あちこちの造形を頼んだ。コペンハーゲン駅の地下からの出口もいい具合に仕上がった。
樹木の植え込みはＨさんがやってくれた。旧王宮の中央広場の植林もうまくできているでしょう。先週の写真と見比べてみたらわかりますよね。模型でも植樹はすごく大事ですね。
肝心のレール部分の調整が今少しで、明日はレールの調整だ。まだ走行が不安定です。
１２月２７日
チボリ模型の作業を今日も一日実施。
現在の王宮、華麗ではないがどっしりとしている
今日は残っていた土手や壁の造成、レールの調整、周囲の建物の配置、自動車の配置、踏切の設置と、細かい作業が続いた。 合間に子供たちが来ると、電車を走らせてあげる。みんなわいわい言いながら楽しんでいる。結構お父さんお母さんが「わーすごい」とはしゃいでいる。やはり模型そのものの精度がとてつもなく高いからだ。
児童会館は今日が御用おさめ。新春は１月４日からだそうで、甘酒もふるまわれるそう。僕も午前中からまた作業に行こうと思う。
精度の高い、キャセドラル、王宮付属建物などの写真も。
キャセドラル、教会、中央駅、駅舎の前は、本当は広場と掘割なのですが、別の建物を置いています。
しかし鉄道模型のレイアウトに完成はない。まだまだ樹木が足りない。また道路上のいろいろな施設や細かい装飾は、チボリ公園ら剥がして持ってきているが、まだまだ配置できてない。今後毎週作業します。
昨年のチボリ模型救出が、山陽新聞の社会面に大きく取り上げられた。その後の展開は遅遅としたものではあったが、今年になって児童会館存続の署名活動が開始され、岡山県は耐震構造検査を行い、工事をすれば建物は残すことができると結論づけた。しかし児童会館としての存続は依然認めていない。今後は隣接する生涯学習センターとのコラボで残る可能性がある。また京山全体のキッズゾーン計画の進展にも期待が持てる。
今回模型のほうは、そろそろ報道してもらったほうがいいのではと、公表に踏み切った。早速某所からも問い合わせがあり、移転先も複数出てくるのではないかと思う。移転には数百万、ちゃんと整備すれは５００万円はかかるかもしれないが、もともとの価値が１憶もするのだから、有効利用したいものである。
ほんとうは、倉敷に里帰りし、コペンハーゲンとの友好の証しとして存続するのが一番なのだけどね。
午前から、児童会館に行って、久しぶりに鉄道模型を運転した。いつもながら、子供たちは大喜び。実にもったいない話だ。政治家たちには、子供たちの夢を語る力がなくなっている、それが不景気の原因だと気がつかないのだ。夢や希望のない社会に将来はない。
倉敷チボリ公園が閉演してから丸１年がたとうとしている。思えば開園した１９９７年から１２年。わたしは当初からチボリ公園計画には、いろんな縁があったが、せめてチボリタワーにあったチボリ公園と街並みの模型だけでも存続させることができた。
横幅は１０ｍ奥行きは５ｍ。チボリタワーの中央に鎮座し、コペンハーゲンとチボリ公園を説明するビジョンを見ることができた。
チボリ公園はデンマークの首都、コペンハーゲンの駅の前にある。そして、コペンハーゲン駅、掘割のような感じで走っている。この駅舎があったので、僕の製作意欲を刺激した。
さて製作模様を、ミクシー日記を編集して書いておこう。
平成２１年６月７日
僕がまちづくり運動にかかわったころ、岡山市制１００周年の委員会に参加した。５０名のうち１０人がチボリに関わったのだが、その小委員会の委員長は現岡山市長。なかなか議論が進まず、最後の会議でチボリ誘致に推進を決めた会議では、高谷氏は「岡さん、どう思いますか、やはり推進しなくてはならないでしよう」と困って僕に同意を求め、僕は「よその国のマネはいやだけど、何もしないよりはまし。岡山には後楽園があるのだから、もう一つの公園をもってきて相乗効果が期待できる。ディズニーランドとは全く違うけど、高齢化社会にはいいかもしれない。」と言ったら、高谷氏は「そうですね、それではこの委員会としてはそういうことで推進に決めたいと思います、よろしいですか。」だって。
強引といえば強引、だけどもともと積極的意見を持つ人なんてほとんどいない。頼まれてきているだけ。いまでも大概の行政の委員会は、無責任きわまりない。 だけど僕はそれなりに自分で取材し、考え、誘致に賛成した。このころから誘致をプロデュースした堀という人間の悪事はわかりはじめていた。保守系で唯一チボリに反対した故亀井市議は友人だったから。
その後、岡山市が誘致をあきらめ、岡山県の長野知事が誘致にのりだす。僕は知事の一の弟子だったから、このころ内田百�里了�業も知事に支援してもらっていた。というのは、僕らは外国のチボリ公園を誘致すると同時に、内田百�里�大好きだった岡山の誇る後楽園を顕彰するべきだと考え、岡山城築城４００年、岡山後楽園築庭３００年の両事業を提案していたからである。そこで岡山の都市活性化プランを知事の命令で書いた。その中に京橋朝市があり、路面電車環状化や吉備線との接続を書いた。
チボリが問題化し、証人喚問、倉敷誘致とそれぞれの局面において知事にいろいろ相談された。開園時、社長は元副知事がなった。ここが第一の誤り。われわれはチボリを誘致するなら、岡山城や後楽園との相乗効果を狙ってシナリオを書いたのに、彼は岡山市との連携を拒んだのである。もともと岡山市制１００年の記念事業として、市民に親しんでもらう公園として計画された。だから観光目的施設ではなかった。それなのに、馬鹿な元副知事は当時のテーマパークの一つとしか見ることができず、京阪神からの集客に頼りすぎた。この人を社長にした知事の失策はある。残念だ。
それから今回模型を再度見に行って、さすがに驚いたのは、お金にあかしているということだ。模型の製作については、僕は鉄道模型の部品を使うといいとアドバイスしたのだが、ここまでやるかなという位お金がかかっている。役人のやることはわからないな。所詮他人のお金なんだろう。
というわけで、模型のプロとしてはあの模型をこわすのには忍びず、ある県議と結託して、ボランティアを組織して切り取りにいくことにした。１億円ともいわれる模型ですが、この模型の映像装置とかがまたすごい。すべてコンピューター制御されていて、また建物はお城ですからね。
がっちりした金属フレームの台に固定されていて、上をひとが歩ける。最新の自動車走行システムで、道路上のミニカーも動く。道路のブラ板の下にチェーンが回っていて、道路上のミニカーの協力磁石で吸いつけて、滑るのです。これをどうやって破壊し、切り取るか。大工さん、配線屋さん、金属加工屋さん、看板屋さんなど、プロの手を借りないと、とてもとても素人では無理。かなりの建物には照明が入っているし、電動のギミックもある。僕ができるのは、切り取る場所の決定と、配線をひっ抜くくらい。
置き場は、県立児童会館という、存廃の瀬戸際施設などに移設するのです。もらえるとしたら、公的に使うというのが前提ですよ。県の持ち物ですから。
６月２９日
今日も大変忙しかったのですが、児童会館に移動したチボリの模型を撮影してきましたるそれにしてもよくできている。こんな大金をかけた県民の共有財産を守り、子どもたちのために使おうと思います。 チボリだけでもつぶせば大きな損失ですが、この模型さえ１億はかかっています。その手間を考えてください。もし僕がこれを作るとしたら、１０年はかかるでしょう。一般の人には作れるものではありません。
県の人にとってはたんなるお金でしょうが、模型のプロの僕には、壊すなんてとんでもないことです。知事も心がいたんではいないでしょうが、僕は痛みます。だから３日間、１０人で移動したのです。
今後は市民運動として、児童会館応援団を作り、廃止の決まっている児童会館を再生したいと思います。また同時に京山キッズゾーンの再生にも取り組みたいと思います。県立児童会館は桃太郎少年合唱団の練習場として今も使われていますが、僕は合唱団のＯＢとしてお世話になりましたし、また現在も合唱団の理事の一人だからです。池田動物園や京山ロープーウェーも再生していきたいと考えています。
とにかくほっとけば、建物ごとユンボでぐしゃっと取り壊すところでしたから、１０人ほどで３日間かけて分解、撤去、移動、再構成しました。詳細な写真撮影もしてあります。県にとっては、チボリは政治マターですし、本当はさわらないで欲しいはず。これから様々ないじめがあると思いますが、市民の気概を示す事業だと思っています。
７月８日
次はチボリの模型の再生だ。今朝の山陽新聞朝刊に県立児童会館が頑張ってる話を書いてあったが、とりあえずその児童会館に保管してある。
チボリの模型は調べてみると、完全に再現してあるわけではないようだ。チボリ公園、王宮、市役所、コペンハーゲン駅などはかなり忠実に作ってあるものの、ほかはそれらしく埋めてある感じだ。だけどトータルのボリュームとしてはすごいものがある。主要な建物は建築模型としても価値がある。
自動車走行システムなどは現在でも最新のものだが、これは移設不可能だった。一方駅部分は、鉄道模型として列車が走るわけではなかったが、今回は駅としての機能を再生しようと思う。
そこで駅の屋根部分だけを持ち帰って再生にとりかかった。まず屋根の土台部分をノミと金槌を使って強引にはずす。そうしないとレールが引けないからだ。そして手持ちのレールを並べてみた。
航空写真で調べるとどうも１２線くらいある大きな駅だ。まあ首都の駅ですから。コペンハーゲン駅はチボリの隣にある。ヨーロッパの鉄道ではホームはかなり低い。全くバリアフリーではない。また結構列車の両側にホームがあったりする。航空写真だけではさだかではないが、それはまた情報入手が必要。
実際１２線を全部復元はしないつもり。とりあえず４線だけ走らせる。予算の関係もある。これはボランティアをぼしゅうしなくちゃならない。寄付も募る必要がある。これから必要なレールを割り出さなければならないが、複線でもレールは２５ｍも必要。手持ちのレールは１２ｍしかなかった。全国のみなさま、余ったレールを寄付してください。送ってください。
７月２０日
昨日今日と、チボリ模型修復復元作業を行いました。きのうは台の作成を中心に作業。今日はレールまでひいたのですが、写真が撮れていない。
台は畳１４枚分。重量のあるびくともしない台枠を形成。５人掛かりで１日かかりました。ハナショーともだちが来てくれて、チボリ公園の禿げた樹木を植林してくれました。分解時にほとんどはげ山になっていたのです。
駅部分は８センチ下がっていて、その細工が大変でした。ともかく複線レールが引けて、走らせられるようになりました。夏休みには間に合いましたね。
これで僕の関係した鉄道模型３箇所をめぐってもらえるようになります。また案内します。
８月５日
でチボリの模型の写真を撮ってきた。レールを引いて試運転はしていたのだが、今日はポイントマシンの結線を完了し、す行ったを押せば、ポイントがガシャッと二個同時に転換する。たった４つのスイッチで６本の線路に自由に入れる。トミックスのシステムを使っているが、僕がいつも使っているイギリスのピコに比べて、実に楽だった。ひょいひょいつなぐだけ。
まあしかし個人のレイアウトでは使わないかも。
さい、いつから公開できるのか、といっても見えますから、見たい人は行ってみたらいい。
１２月１７日
あのチボリの模型、ちょっと大きすぎるということで、いろいろ交渉過程があって、少し縮めることになりました。ざっと原型の半分にしますが、主な価値ある風景はそのままです。チボリ公園、コペンハーゲン駅、王宮、旧王宮、市庁舎などです。
その作業の仕上げを今週日曜日、二十日の午前１０時から午後４時まで、京山の岡山県児童会館、ブラネタリウムのある建物でやります。ボランティアで協力できる方、また見学だけでもしたいという方は起こしこださい。道具は僕が用意します。
１２月２０日
今日一日、県立児童会館で、チボリの模型を改修した。何回見ても、よくできている。おそらく１億円以上かかったしろものだ。
倉敷チボリ公園から撤去して７月に持ちこんで展示準備してから、ほとんど時間がとれなかったのだが、多少規模が大きすぎたので、６割程度に縮小。もともとのと比べれば４割位なのではないだろうか。
写真の王宮は、一昨日ＣＯＰ１５でデンマーク王室主催のパーティーが開催されていた場所だよ。テレビでやっていた。
まあしかし主な建物はそのまま。コペンハーゲン駅とチボリ公園、新旧の王宮はそのまま残した。児童会館の展示物はすべてが陳腐化しているから、むしろ拡大して、鉄道模型をバンバン走らせたほうが人は来るかもしれない。来年末で閉館予定なので、これから１年かけて県と交渉することにする。 少なくとも児童会館にあるプラネタリウムは岡山唯一のものだから。政令市でプラネタリウムがなくなるなんて、信じられないではないか。
まだ縮小の前の、試運転 縮小の仮配置 縮小後、台枠４枚を撤去、試運転
コペンハーゲン駅周辺も、渡辺君がうまくトンネルとして処理してくれました。
子供に夢を与えられなくなったら、都市なんて終わり。ＲＡＣＤＡの仕事として、ここの活性化には力を入れたい。 来週の土日はジオラマの完成を目指して、１０時から地面の塗装、植林を行います。簡単な作業です。作業に協力ができる方はメールください。
１２月２６日
今日はチボリ模型をほとんど完成することができた。
先週の段階で、レールまわりを茶色に塗装していたのだが、今日はコペンハーゲン市内の道路部分を灰色に塗装、続いて線路と道路の境目に植栽をこしらえて、協力者の渡辺君には、あちこちの造形を頼んだ。コペンハーゲン駅の地下からの出口もいい具合に仕上がった。
樹木の植え込みはＨさんがやってくれた。旧王宮の中央広場の植林もうまくできているでしょう。先週の写真と見比べてみたらわかりますよね。模型でも植樹はすごく大事ですね。
肝心のレール部分の調整が今少しで、明日はレールの調整だ。まだ走行が不安定です。
１２月２７日
チボリ模型の作業を今日も一日実施。
現在の王宮、華麗ではないがどっしりとしている
今日は残っていた土手や壁の造成、レールの調整、周囲の建物の配置、自動車の配置、踏切の設置と、細かい作業が続いた。 合間に子供たちが来ると、電車を走らせてあげる。みんなわいわい言いながら楽しんでいる。結構お父さんお母さんが「わーすごい」とはしゃいでいる。やはり模型そのものの精度がとてつもなく高いからだ。
踏切を設置して、段差ができていたのをごまかしました。コペンハーゲン市の市庁舎、よくできています。
児童会館は今日が御用おさめ。新春は１月４日からだそうで、甘酒もふるまわれるそう。僕も午前中からまた作業に行こうと思う。
精度の高い、キャセドラル、王宮付属建物などの写真も。
キャセドラル、教会、中央駅、駅舎の前は、本当は広場と掘割なのですが、別の建物を置いています。
しかし鉄道模型のレイアウトに完成はない。まだまだ樹木が足りない。また道路上のいろいろな施設や細かい装飾は、チボリ公園ら剥がして持ってきているが、まだまだ配置できてない。今後毎週作業します。
このページへのコメント
Mx0zmN Great blog article.Really thank you! Cool.