[249]はやて×フェイトwithなのは 愛ゆえのイジワル<sage>2007/05/19(土) 02:56:27 ID:5TMaPZX6
[250]はやて×フェイトwithなのは 愛ゆえのイジワル<sage>2007/05/19(土) 03:28:17 ID:5TMaPZX6

…始まりは、私の横恋慕だった――――
例の事件が解決する前からなのはちゃんと知り合っていたらしく、かなり深い絆があるように思えた。
元々一人っ子だったし、独りであることの寂しさにも少しは慣れたつもりだったけど、
私としては、置いていかれてしまったようで、なんだか悲しかった。
「闇の書」事件の頃の私にはきっと、自覚はおろか人にさえ知られえなかった心の隙間があって、
夜天の書の「闇」が入り込んでいたのかもしれない。

ちなみに、最近は別室だったけど、フェイトちゃんが、
なのはちゃんは久しぶりに実家に帰るらしいと言うので
たまには一緒に寝えへん?と聞いて今に至る。

「フェイトちゃんが、なのはちゃんいなくて寂しい言うから来たんよ?」
今の私は、彼女の目にはどう映るんやろか。
「ごめんな、堪忍な…フェイトちゃん。」
押し倒しておいてこんなことを言うのも何だけど、
心もち顔をこわばらせているフェイトちゃんを見ていると、イジワルしたくなってしまうのだ。
「イジワルするのも、愛の鞭やからな…。」
今の私は、どんな顔をしてるんやろか。
「鞭…?」
私は、怯えるような眸や反応で満足できた。
でも、こんなに震えるなんて、何か訳ありなんやろうか?

優しく口づけて、フェイトちゃんを優しく抱きしめて、
「ごめんな…禁句やったんか?…でな、フェイトちゃん。」
落ち着いてきた様子の彼女の耳元に、改めて話しかける。
自分の『罪』を贖えるとは思えないけど、私がそうしたかったから。

「私のことも、見て欲しいんよ…なのはちゃんばかりなんて、ズルいよ…。」
二人の仲に割り込んでしまっている自覚はある。
ずるいのは自分やろと思わなくもない。
「はやて…。」
それでも私は―――なのはちゃんとのことは、今だけでも良いから忘れて欲しいのだ。

レモンの味とは言わないけど、心なしか甘くて、
「…ちゅ…んむ…」
「…んっ…はや、て…っ…」
キスに夢中になっていて、時がたつのを忘れてしまいそう。
苦しくなってきて惜しみつつ唇を離すと、
つつーっと、私とフェイトちゃんの唇をつなぐ糸。
いやらしくて、それでいて儚くて…今の私たちを表してるかのようだ。

「…っ…あぁっ…!」
私が触れるたびに、可愛く悶える。
「…可愛えよ、フェイトちゃん…普段の姿、見る影もない…」
そんな彼女の耳もとに囁くと、いっそう赤くなるのが堪らない。

しばらくして、声も、身体もいっそう震えてくる。
「そろそろ、かな。物足りんなら…素直になりなよ?」
少しずつ、波が来ているのだろう。
「そうは言ってもえっちなお汁、こんなにでてるんよ?」
首を横にイヤイヤという感じに振るしぐさが可愛くて、ついついからかってしまう。
「我慢するんは、身体に悪いで。」
そう言って、私も甘い蜜に口づけて、舌で転がすように味わい、すすったり、
ここかな?と、試行錯誤しながら舌や指で突くたびに震える。
「はやても…きて…独りで、イクの…イヤぁ…っ!」
いつしか自分の秘泉を刺激していた指も
知らず知らず、バインドを蠢かせるかの様に速くなっていく。
「んっ…フェイト、ちゃん…っ…一緒、に…っ」

―白くはじける理性、心地よい疲労感を堪能しつつ、二人して横になる。
「はやて…」
「フェイト…ちゃん…?」
「今度は、私の、番…だよね?」
「…ん?」
ふと嫌な予感がしたけど、フェイトちゃんの言葉は思いのほか優しいものだった。
「私はイカセてもらえたのに、はやては自分の指だけってのは不公平だと思うの。」
「…そっか、そうやね。」
そしてまた、何度目かの口付けを――――――

―なのはちゃんがいない日は、私が来るからね、フェイトちゃん…。
横恋慕だからって、諦めたくはないから。

そして、翌日。めずらしくフリーの日のこと。
なのはちゃんは、用事が思いのほか早くに済んで帰ってきたものの、
入るに入れず、スバルたちのところに泊めてもらってイチャイチャしてきたという。
愚痴を聞かされた後でフェイトちゃんと一緒にHなイジワルされたけど、それはまた別のお話。

著者:16スレ251

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