83 名前:ヤギ使い ◆/N.6sIekC6 [sage] 投稿日:2010/10/05(火) 22:39:55 ID:uHS5ZbQE [4/4]

 クロノ・ハラオウンは時空管理局では優秀な提督である。しかし、彼のプライベートでの姿はあまり知られていない。
「クロノくん、あたしと母さんが帰ってくるまでに洗濯もの、取り込んでおいてね」
「クロノ、掃除もお願いね」
「あっ、フェイトの部屋はやるなよ」
 女性陣からの言葉に、エプロン姿のクロノは小さくため息を吐くと、「了解した」と答える。
「じゃあ、行ってくるわね」
「じゃあよろしく、クロノくん」
「留守番、よろしく〜」
 そう言って、ハラオウン家のメンバーは海鳴駅前のデパートへと買い物へ出かけて行った。
 ちなみに、フェイトは翠屋へ行っていて不在であった。

 クロノは計画を立てると手際良く家事をこなしていき、昼前には残るは洗濯物を取り込んで畳むだけという状態にしていた。
「さて、そろそろはじめるか」
 そう言って、クロノは自室の映像端末を操作する。
「今夜こそ、エイミィにギャフンと言わせてやる」
 そう言ってクロノが見始めたのは……


『彼女が腰を突き出した状態で立ったまま壁や柱に手をつき、後ろから付き上げるように挿入する。これが後櫓である』
……四十八手の説明ビデオであった。


 クロノも自慰のために見ているのではない。
 エイミィと関係を持つようになってからけっこう経つというのに、クロノはエイミィを先にイかせたことが片手で数えるしかなかった。
 というより、圧倒的にエイミィのほうがクロノの性感帯を把握していた。
 その状況を打破する為、クロノは暇を作っては日夜、こういった映像を見て研究を重ねていた。
 ちなみに、これらの映像は無限書庫の映像ライブラリーから発掘したものを、某フェレットが個人的に所有しているものである。
「こうで……、そうやって……。これならエイミィを先にイかせれるかもしれないな」
 映像を見ながら、クロノは知識を入れつつ、エイミィ攻略法を練る。
 はっきり言って、才能の無駄遣いをしながらクロノはエイミィとの夜の一戦に備えていた。


  そして、その夜……


「エッ、エイミィさん……?」
「何、気安くわたしの名前を呼んでるのかな?変態提督」
 予想外の展開に、クロノは戸惑っていた。
「ほら、さっさと脱いで粗末なものをわたしに晒しなさい」
 そう言うと、エイミィはクロノのパンツを無理やり脱がす。
 そして、クロノの一物に右手を、菊門に左手を添える。
「ちょっと待っつぁぁぁぁぁ」
 クロノが抗議の声を上げようとした瞬間、エイミィがクロノの一物を咥え、容赦なく菊門に指を挿し込んだ。

……ドプッ……

 今夜も、クロノはエイミィにイカされるのであった。


おまけ

「なぁ、クロノって鈍感なのか?」
「基本的に女心以外には敏感なんだけど、まさか地球のビデオカメラ使って盗み撮りされてるとは気付いてないんじゃない?」
「それにしても、こんなことも真面目に研究してるなんてね」
「あの人と私もクロノとエイミィみたいな状態からスタートしたけど、こんなことはしてなかったわよ」
「まぁ、クロノらしいっちゃー、らしいんだけどな」
「で、エイミィの対抗策は?」
「う〜ん、こないだ忍さんに教えてもらった女王さまプレーで、ちょっとクロノくんにお仕置きしようかな」
「じゃあ、今晩はアリサのところで遊んでくるわ」
「私も桃子さんを誘って、フェイトとなのはさんと遊んでこようかしら」
「すみませんねぇ、二人とも」
「エイミィ。明日の朝、結果を教えてね」
「了解。今夜は根こそぎ搾り取ってやるんだから」

おそまつさまでした。


著者:ヤギ使い ◆/N.6sIekC6

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