最終更新: nano69_264 2012年05月12日(土) 20:39:05履歴
179 名前:出汁 [sage] 投稿日:2011/12/10(土) 19:20:40 ID:O2.R3AD2 [2/3]
小ネタ 出汁
「あれ? メガネ、どこいったかな」
ある日ある時、ユーノ・スクライアはそう呟いた。
果たしてその原因は、司書長室の机に入れてあった筈のものがなかったからだ。
「おかしいなぁ、確かにここに入れてた筈なんだけど」
「ん? どうかしたのユーノくん」
「ああ、なのは着てたの? いや、ここにあった筈のメガネがなくってさ。おかしいなぁ。最近よくなくなるんだ」
「本当? 置いた場所を忘れてるだけなんじゃないのかな、ユーノくんけっこうそそっかしいし」
「はは、かもしれないね」
なのはの言葉に苦笑するユーノ。
二人はその後、しばし談笑をするのであった。
だがユーノは知る由もない、真犯人がすぐ近くにいた事を。
■
数時間後、自宅にて、なのははことこと鍋に湯を張っていた。
沸き立つ湯を時折かき回し、そしておたまで掬って味見する。
「うん、良い味だ。やっぱりモノが新鮮だと違うね」
そうひとりごちて、なのははさいばしで摘んだそれをゆっくり引き上げた。
きらりと蛍光灯の光を反射する二つのレンズと、金属製のフレーム。
何を隠そう――――メガネである。
「ユーノくんの味が良くでてて美味しいの!」
と、彼女はのたまった。
高町なのは、その人柄と外面に比してなかなかのヘンタイ淑女であった。
終幕
著者:ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ
小ネタ 出汁
「あれ? メガネ、どこいったかな」
ある日ある時、ユーノ・スクライアはそう呟いた。
果たしてその原因は、司書長室の机に入れてあった筈のものがなかったからだ。
「おかしいなぁ、確かにここに入れてた筈なんだけど」
「ん? どうかしたのユーノくん」
「ああ、なのは着てたの? いや、ここにあった筈のメガネがなくってさ。おかしいなぁ。最近よくなくなるんだ」
「本当? 置いた場所を忘れてるだけなんじゃないのかな、ユーノくんけっこうそそっかしいし」
「はは、かもしれないね」
なのはの言葉に苦笑するユーノ。
二人はその後、しばし談笑をするのであった。
だがユーノは知る由もない、真犯人がすぐ近くにいた事を。
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数時間後、自宅にて、なのははことこと鍋に湯を張っていた。
沸き立つ湯を時折かき回し、そしておたまで掬って味見する。
「うん、良い味だ。やっぱりモノが新鮮だと違うね」
そうひとりごちて、なのははさいばしで摘んだそれをゆっくり引き上げた。
きらりと蛍光灯の光を反射する二つのレンズと、金属製のフレーム。
何を隠そう――――メガネである。
「ユーノくんの味が良くでてて美味しいの!」
と、彼女はのたまった。
高町なのは、その人柄と外面に比してなかなかのヘンタイ淑女であった。
終幕
著者:ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ
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