286 名前:「星光と王」その1 ◆yzw6raxxYQ [sage] 投稿日:2010/06/17(木) 06:26:38 ID:IWI9O7dE [2/6]
287 名前:「星光と王」その2 ◆yzw6raxxYQ [sage] 投稿日:2010/06/17(木) 06:27:19 ID:IWI9O7dE [3/6]
288 名前:「星光と王」その3 ◆yzw6raxxYQ [sage] 投稿日:2010/06/17(木) 06:27:55 ID:IWI9O7dE [4/6]
289 名前:「星光と王」その4 ◆yzw6raxxYQ [sage] 投稿日:2010/06/17(木) 06:30:04 ID:IWI9O7dE [5/6]

その日の朝は良く晴れており、何か良いことでもありそうに感じた。
そんな風に思っていた時が僕にもありました。

「あったかいなぁ、あったかいよ」

若干の憂いをこめて呟くのは青い髪をツインテールに束ねた少女。
名を、雷刃の襲撃者という。
外見は少女だが、凄くて強くてカッコイイ! がモットーの魔導師である。
そんな彼女であるが、今はどことなく目が死んだような状態である。
ぼそっと呟いた言葉は、今日の朝、部屋に差し込む太陽の日差しで眼が覚めたときのことまで記憶を遡ってのものであり、一種の現実逃避である。
そんな現実逃避を終えると、目の前の光景が嫌でも目に入ってくる。
彼女は今、ある部屋のドアの前にいる。
正確には、目の前の内開きのドアが少しばかり開いてるので、
その隙間から床に膝をついて中を覗いてる格好だ。
その部屋の中はというと、

「おや? またイッたみたいですね。やはり好き者なのですね、王は」
「や…やめ、ろ……この、ちり、あくたっ…!」

部屋の中では茶色のショートヘアの少女が、
乳白色のショートヘアの少女を、ベッドの上で組み伏せていた。

「こ、これ以上…続けるなら、相応の、覚悟が……必要、になるぞ」
「そうやって虚勢を張る姿も、その格好ではむしろ可愛らしいですね」

茶髪の少女は白髪の少女の刺すような視線を平然と受け流し、自らが組み伏せる少女の頬を右手で撫でながら、目を細めて呟く。

茶髪の少女の名は星光の殲滅者、白髪の少女の名は闇統べる王と言う。
二人とも、ドアの前で硬直している雷刃の襲撃者の同胞である。
雷刃は元々星光の殲滅者を呼びに来ただけだった。
現在は午後6時、夕食の時間である。
今日の夕食当番は星光の殲滅者なのだが、いつもならとっくに料理を始めているであろう星光の殲滅者が、いつまで経っても部屋から出てこないので呼びに来たわけだ。
が、星光の部屋まで来てみれば、中から闇統べる王の声が聞こえてきた。
夕食前のこの時間なら王は部屋で本でも読んでいることが多いので、何事かと思

ってドアをちょっとだけ開いて覗いてみることにした。
かくして、部屋の中に星光の殲滅者と、闇統べる王はいた。
だが、二人の状況はまったく持って普通ではない。
闇統べる王は現在ベッドの上に仰向けに寝転がり、
両手はバンザイの格好で頭の上で桃色の光輪−星光の殲滅者のバインドである−に拘束されている。
また、足もいわゆるM字開脚の状態で膝と足首をバインドで拘束されており、衣服については下着しか身に着けていない。
対する星光の殲滅者は、至って普通の寝巻き姿である。
寝巻きには真新しい皺が出来ており、星光の殲滅者自身も、前髪に少し寝癖がついていて、寝起きのような風貌である。
そんな彼女は拘束された闇統べる王を、上から圧し掛かるように組み伏せている。
そんな二人の姿をドアの僅かな隙間から見た雷刃はフリーズしてしまい、軽い現実逃避に走ったわけである。

現在、星光の右手は王の頬に添えられているが、左手は王の股間に伸びている。
左手は既に濡れそぼっている王の股間の割れ目を下着越しに、執拗に撫で回しており、弄るたびに下着と星光の指を汚し、いやらしい音を立てている。
そして、大事なところを撫で回されているからか、いやらしい音を散々聞かされているからか、王の頬は赤く染まり、息が乱れている。
星光がそんな彼女を見て薄く微笑む。

「ほら、どれだけ抵抗するそぶりを見せても、あなたの体は実に素直です。こうして私が触れる度に、いやらしい音を立てています」
「っ…!」

星光の指が静かに王の割れ目を撫でる。
指を直接割れ目の中に挿れることはせず、彼女はただ撫で回している。
それだけでも王は充分刺激を感じているらしく、体がビクビクと痙攣している。

「先ほどイッたばかりですから、またすぐにイケますよ」
「ぃ、やぁ…も、もう……」

星光の言葉に、王の表情が僅かに恐怖に滲ませる。
ここまで抵抗できずに散々弄ばれているのに、この上さらに続けられてはいい加減精神が持たない。
そもそもこんな風に性器を弄られるなど初めての経験だった。
というより、こういう行為で快楽を得るという知識が王の中には無かった。
よって、王は星光の与える快楽という生まれてはじめての感覚に、ずっと翻弄されていた。

王は歯を食いしばって星光の責めに耐えようとする。
が、その仕草を見た星光が、ニヤリと唇の端を僅かばかり歪ませる。
その表情が目に入った王は、思わず身を硬くしてしまう。

「王、そろそろ物足りないでしょう? 折角敏感になっているのですから、思い切り楽しみましょう」
「ま、待て…! 貴様っ、何を……!」

先ほどから王は星光の優しく執拗な責めで何度か軽くイっているが、強い刺激はまだ与えられていない。
星光はまるでいたずらを思いついた子供のように楽しげな表情で、撫で回していた左手を王の秘所から僅かに離し、割れ目の少し上にある突起を、親指と人差し指でつまむ。

「っ!!?」

すかさず王の体が仰け反る。
が、それに構わず星光は左手の指で、やや強めに圧力をかけて陰核を弄ぶ。

「あっ! や、め…っ! やめ、ろ! そこは……はぁっ!?」

最初の責めとは比較にならない強い快感に、王は声にならない悲鳴を上げる。
星光はそんな王の姿を微笑みながら見つめ、左手で王の陰核を弄んでいる。

「どうですか、気持ち良いでしょう? 遠慮せずにどんどん気持ちよくなってください」

そう言って星光は、左手で王の陰核を弄び、右手で自身の胸の突起を弄っている。
それから、思う存分王の乱れっぷりを堪能した成功は、左手を陰核から離し、ビショビショになった王の下着を丁寧に脱がした。

「王、こんなに濡れてしまうなんて、私の指はそんなに気持ちよかったのですか?」

問われた王は星光の言葉が聞こえていないのか、瞳の焦点が定まっていない。
呼吸もやや荒く、精神は未だ残る快感の余韻に浸っている。
敏感になった体で、最も敏感な部分を散々弄られたせいか、頬はすっかり上気しており、幼い外見に似つかわしくない艶やかさを醸し出している。
そんな王の姿に星光は優しい微笑を浮かべつつ、露になった王の秘所に右手の人差し指と中指を添えて、2本の指で割れ目をかきわける。

「ぁ…ぅ」

再び王の体を柔らかい快感が包み始める。
先ほどの暴力のような快楽とは違い、ゆっくり、体に染み渡るような快楽。
王は、その感覚を問題なく受け入れていく。
もはや王に快楽に抗う意思は残っていない。
いつも傲慢で尊大な態度の闇統べる王が、星光の指が与える快楽を享受し抵抗の素振りを見せない。
星光はそんな王の姿を見て、ちょっとした征服感を味わう。
不意に、星光は王の耳元に口を寄せ、

「王」
「ん、うぅ…」

少し強めに王を呼ぶ。
そして、

「可愛いですよ、王」
「!!??」

一言そうはっきりと口にした。
思わず王はその言葉に意識をハッキリと取り戻す。
が、王が星光の言葉に気恥ずかしさを感じる前に、王の意識が戻ったのを確認した星光は、右手の指で王の秘所をかき混ぜ、左手の指で王の陰核を再び責め始めた。

「なっ!? 星…っ! あっ、うあああああっっ!!!」

今までで最大の快楽が、不意打ち気味に王の体を襲う。
王の体は弓なりに仰け反り、快楽にビクン、ビクンと震えている。
その姿をしばらく眺めていた星光は、王の体が落ち着いたところでバインドを解除する。
最大の絶頂に達した王はベッドに沈み込み、意識を失っていた。

「ふふ…」

意識を失った王は疲れきったようで、どこか安らかな表情を浮かべていた。
星光はそんな王の頬を軽く撫でる。


「次は、一緒に気持ちよくなりましょうね……あの子も交えて」

星光は僅かに開いていたドアの隙間に目をやる。
そこにはだれもいない。
星光が立ち上がって近づいてみると、廊下に液体がこぼれていた。
星光はその液体を人差し指ですくうと、ペロリと舌でなめとった。

「これがあの子の味…。フフフ、次はきっと直接味わえるでしょうね」

そう呟くと、星光は雷刃の部屋に目を向ける。
その部屋の中では、雷刃が熱く火照った自身の体に戸惑っていた。


著者:◆yzw6raxxYQ

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