105 名前:聖夜にサンタの服を着て[sage] 投稿日:2008/12/25(木) 22:07:20 ID:gN8Cs0hN
106 名前:聖夜にサンタの服を着て[sage] 投稿日:2008/12/25(木) 22:09:23 ID:gN8Cs0hN
107 名前:聖夜にサンタの服を着て[sage] 投稿日:2008/12/25(木) 22:10:29 ID:gN8Cs0hN
108 名前:聖夜にサンタの服を着て[sage] 投稿日:2008/12/25(木) 22:11:30 ID:gN8Cs0hN
109 名前:聖夜にサンタの服を着て[sage] 投稿日:2008/12/25(木) 22:12:24 ID:gN8Cs0hN
110 名前:聖夜にサンタの服を着て[sage] 投稿日:2008/12/25(木) 22:14:16 ID:gN8Cs0hN
113 名前:聖夜にサンタの服を着て[sage] 投稿日:2008/12/25(木) 22:15:15 ID:gN8Cs0hN

「ああ〜、さみぃ」


 寒風吹きすさぶ中を家に帰り着き、ヴァイスはドアを開けるや否や即座にストーブのスイッチを入れた。
 かじかんだ手を擦り合わせながら点火されたストーブの火に晒して暖を得る。
 最初は弱かった火の勢いも徐々に勢いを増し、すぐに身体の芯まで温まるような熱を生み出す。
 ヴァイスは空気を伝わる心地良い熱にじっと身を晒した。
 そしてちょうどそんな時だった、玄関のチャイムが鳴ったのは。
 高い音域のチャイム音が耳に響き、せっかくの憩いの一時を邪魔する。
 自然とヴァイスの眉間には分かりやすく不快を示すようにしわが寄せられていた。


「ったく……誰だよこんな時間に……」


 やれやれと立ち上がり、ヴァイスはストーブの熱でやっと温まった手をすり合わせながらインターフォンまで歩いていった。
 そして来訪者の面を見る為にインターフォンの通話とカメラのスイッチを入れる。
 現れたのは、随分と可愛らしいサンタさんだった。


『メ、メリークリスマス……です……ヴァイス陸曹』


 羞恥で真っ赤に染まった顔に赤い服を着た赤尽くめの少女、ティアナ・ランスターは実に恥ずかしそうに切れ切れの言葉で挨拶した。


ヴァイス×ティアナ 聖夜にサンタの服を着て


「ったく、お前は……こんな時間に、んな格好でナニしてんだよ?」


 少女を家の中に招き入れると共に、ヴァイスは呆れ半分といった口調でそう漏らした。
 だがそれも無理からぬ事だろう、なにせティアナの纏った服ときたらそれはもう……大層な仕様だったのだから。

 まずは特徴的なトンガリ帽子、いかにも“サンタでござい”と言いたげな帽子をかぶった頭にはツインテールに結ばれた鮮やかなオレンジ色の髪が揺れている。
 そして肝心の服、胸元と肩が露出し嫌が応にも男の目を引きつけ、うんと短いスカートから白く健康的な張りを持つ太股が覗いては扇情的な色香をかもし出す。
 さらには羞恥心で鮮やかに朱に染まった頬がさらなる艶を与え、歳不相応な形容し難い艶めかしさを称えていた。
 ヴァイスの視線は自然とティアナの肢体の隅々にちらちらと泳いでしまう。


「その……すいません、やっぱり迷惑でしたか?」


 少し不安そうに、ティアナは上目遣いに彼を見上げながらそう呟いた。
 突然の来訪で邪険にされてしまうのではないか? そんな杞憂が鎌首をもたげ、少女の胸に湧きあがる。
 だが男は苦笑して彼女の頭を撫でた、まるで妹にでもするように優しく。


「んな訳あるかよ、お前が来てくれただけで嬉しいさ」

「あ、ありがとうございます……」


 ヴァイスの言葉に、少女の頬はさらなる赤みを宿して燃えるように鮮やかに染まった。
 彼はそんなティアナの様子に、優しげに微笑みを浮かべる。


「でもその格好どうしたんだ?」

「えっと……今日はクリスマスですから……その、こんな感じで……」

「ああ、そういやそうだったな、すっかり忘れてた」

「えと……どうですか? 似合ってます?」


 不安げな、まるで飼い主に哀願を向ける子猫のような目でティアナはそう尋ねた。
 心なしか二つに結った髪も震えているように見える。
 愛する少女にこんな風に聞かれて、答える返事は古今東西あらゆる世界を鑑みて一つしかないだろう。
 ヴァイスは僅かに震えるティアナの肩をそっと抱き寄せると、耳元に彼女にしか聞こえないくらいの声量で囁いた。


「似合ってるに決まってんだろ? 凄く可愛いぜ」

「あ、あんまりおだてないでください……」


 歯の浮くような言葉に、ティアナは顔をさらに赤くして羞恥に頬を染める。
 そんな彼女をギュッと抱きしめながら、ヴァイスは互いの温度差に驚いた。


「ちょっと、冷たいな……外冷えたろ?」

「ええ、もう雪が降ってましたから」

「そうか、じゃあ……暖めてやらないとな」


 言うが早いか、ヴァイスは彼女の背に廻した手を巧みに操り、しなやかな肢体を即座に抱き上げる。
 それは乙女の憧れ、世に言う“お姫様抱っこ”の形態で。


「ひゃっ!? ヴァ、ヴァイス陸曹?」

 ティアナがそう言った時には、彼はもう歩を進めていた。
 目指すはいつも自身が寝起きしている部屋、寝室に他ならない。
 そして足早に辿り着くや否や、抱えたティアナの身体をそっと寝かせた。


「それじゃあ、俺の身体で芯までしっかり暖めてやるよ」





 音が、部屋の中で音が響いていた。
 粘着質な、湿ったナニかが蠢き這うような音。
 しかし不快感は感じない、むしろもっと聞きたいと思えるような残響が孕んでいる。
 しかもそこに切なく甘い少女のくぐもった声も同時演奏されていれば尚更だった。


「んぅぅ……はぁっ! ヴァ、ヴァイス陸曹……この服、着たままするんですか?」


 ベッドの上で横たわり、喘ぐ少女はそう尋ねた。
 男はティアナの股ぐらに舌を這わせ秘唇を舐って蜜の味を堪能するのを一時中断し、そっと顔を離すと健康的な張りを持つ太股の間から彼女の顔を覗き込む。


「そりゃそうだ。せっかくこの日の為の衣装なんだから、有効活用しないともったいないだろ?」


 言うと同時に、彼はもう一度目の前の秘書に口付けると舌をこれでもかと膣に差し入れた。
 既に愛液でしとどに濡れそぼっていたそこに先端を尖らせた舌先を差込、これでもかと抉りぬく。
 その愛撫刺激の前に、ティアナはまるで一個の快楽楽器のように甘く喘いだ。


「ひぅっ!」


 ティアナは先ほどの服装、サンタ服のまま快楽によがる。
 胸元を肌蹴てスカートを捲り上げられ、下着のみ脱がされた状態で情交に及ぶ美少女の姿は実に扇情的で、そして背徳てきだった。
 ヴァイスの責めにも普段以上に力が入るというものだ。
 秘唇をめくり上げ、淫核を突き転がし、膣穴を抉りこむ、口で行えるありとあらゆる愛撫で責めたてる。
 ティアナが絶頂を迎えるまでにそう時間はかからなかった。


「はぁぁあっ!!」


 一瞬ビクンと全身が反ってしなり、そして弛緩する。
 絶頂の反動が少女の四肢を面白いくらい震えさせ、その白い玉の肌に汗で濡らし淫らに飾った。
 彼女の身体は普段の素直になれない様子に反して、快楽と言う名の蜜の前にはどこまでも素直になる。
 そのギャップがもたらし愛くるしさ、そして痴態にヴァイスの我慢もそろそろ限界だった。
 彼はゆっくり立ち上がると、瑞々しい張りを持つ太股を両手でさらに広げさせ、その間に位置する淫穴を露にする。
 既に最初に衣服を全て脱ぎ去ったヴァイスの股間では猛々しい肉銃が雌を撃ち抜こうと硬く屹立をしていた。
 そして彼は迷う事無く、その先端をしとどに濡れた少女の蜜壷へと向けて挿入を開始する。


「……あっ」

「入れるぞ」


 切なげな少女の呟きに答える事無く、そして自分の言葉に答える暇も与えずにヴァイスは次の瞬間には彼女を刺し貫いた。
 硬い、それこそ鉄の如き硬度のそれで柔いティアナの膣穴を力の限り貫く。
 先端が奥底まで瞬く間に突き上げ、膣から子宮そして脊髄まで駆け抜けるような快楽の電撃を生み出す。
 脳髄に届いた甘い電気の元、ティアナは先ほど絶頂に達したばかりの身体に再び快楽を刻まれた。


「ひぃふああっっ!!」

「くっ……おいおい凄い締め付けだなぁ、そんなにコイツが欲しかったのか? やらしいなぁオイ」


 自身を貫く肉銃を千切りそうなくらいに締め付ける膣穴に、ヴァイスが少々意地悪な口を開いた。
 だが今のティアナにそれに答える事も反論することも出来るはずが無い。
 彼女はただ、与えられる狂おしい快楽に悶え喘いだ。


「ふぅはぁっ! ……しゅごぉ……ヴァイス、陸曹の……んはぁっ! チンポぉ……すっごく硬いですぅ」


 グチャグチャと淫らな水音を響かせながら、ヴァイスの肉棒が激しく少女を貪り喰らう。
 その度に身体に深く刻まれる肉の悦楽に、ティアナは普段の姿が嘘のようにはしたない声で鳴いた。
 喜悦の涙で潤んだ瞳は既に焦点を失っておりトロンと蕩け、口元は唾液の筋を垂らしてだらしなく濡れている、さらに朱に染まり火照った頬と相まってさながら生来の淫婦の如くに今のティアナは淫らだった。
 サンタ服という可愛らしい衣装に身を包み、堪らなく淫らに狂う少女の姿にヴァイスは口元に僅かに嗜虐の溶けた笑みを浮かべた。


「ったく、乱れすぎだぜティアナ……くっ、こんなに上手そうにチンポ咥え込んで嬉しそうにアクメって……まるで淫乱だなぁ?」

「ち、ちがいましゅ……ふはぁんっ!……わらひぃ、淫乱なんかじゃ……ふひぃっっ!!」


 投げかけられた嗜虐的な言葉に、一瞬理性的な瞳を取り戻したティアナは必至に反論しようとした、だがそれは叶わなかった。
 その前にヴァイスが最高の力を込めて肉棒を突き上げ、膣の奥を深く抉ったのだ。
 瞬間生まれた激しい快楽の電撃の前に、ティアナは甘く喘がされて反論の言葉を封じられる。


「違わねえよ、お前は最高に淫乱だ、そうだろ?」

「いやぁ……んぅぅっ! しょ、しょんなころ……いわないれ、ください」


 加速した責め、肉棒の突き上げに喘ぎながらティアナはろれつの回らぬ口で哀願した。
 はしたない娘と思われて彼に嫌われるのが恐かった、彼に見捨てられると想像しただけで死ぬより辛い。
 だから快楽で蕩けきった思考を必至に立ち直らせてヴァイスに弁明しようとする。
 だが、それは単なる杞憂だった。

 次の瞬間、自分の唇が何かに塞がれたと思った。
 うっすらと開いた泣き濡れた瞳の前に彼の顔があった。そして直ぐに状況を理解する。
 “自分が今、彼に口付けられている”、という事に。
 ただ触れるだけの優しいキスは一瞬、だがそれで十分なほどに愛を伝えた後にそっと離れた。


「別に俺は良いと思うぜ、お前が淫乱でも。なにせこんなに可愛いんだからな」

「ほ……ほんろですか」

「ああ、だからさ……」


 言葉が言い終わる前に、ヴァイスは自分の手をティアナの腰に回してそのまま一気に、それこそ彼女の内臓まで貫通しそうなくらいの力で突き上げた。


「ひぎぃふぁああぁっ!!」

「今はたっぷり乱れろ!」


 ほとんど叫ぶようにそう言うと、後はもうただ獣の如くヴァイスは彼女を犯した。
 力を込められた彼の手はまるで万力の如くティアナの細い腰を固定し、逃げ場と言うものを奪い去る。
 そして完全に捕捉した少女の女体に、盛った発情期の獣がするように激しい力任せの交合が行われた。
 濡れた肉と肉がぶつかり合い、いやらしい湿った音を立てて嬌声と交じり合う混合合唱を生み出す。
 力任せの突き上げ、ほとんど暴力と言って良いそれだが少女は堪らなく甘い声で鳴いた。
 もはや彼から与えられる全てが愛おしいのだろう、二人はもう深き快楽と愛欲の海に沈みこみそれに溺れている。
 肉の交わりはどんどん加速度を増して行った。
 ヴァイスの腰の律動がどんどん早くなりティアナの喘ぎ声も甲高く蕩けている。
 もうゴールは目の前だった。


「ぐぅあ……ティアナ、もう出すぞ!」


 ほとんど叫びに近い声でそう言うが早いか、ヴァイスは我慢と言う行為を放棄して己が欲望を吐き出した。
 子種の白いマグマが肉の銃身を駆け上り、少女の体内に放たれる。
 安全日でなければ妊娠必至の凄まじい量の、焼けるように熱い精液がティアナの内部を瞬く間に征服していく。


「ひぅっ! いぃああぁぁっ……ザー、メン……あちゅぅ、い……おにゃか……やけぇ……るぅ」


 凄絶なる量と熱、そのあまりの快感に少女もまた絶頂を迎え、ほとんど声にならない嗚咽を漏らしながら果てた。
 脊髄まで爛れて溶けそうな快楽の底で、その深き悦楽にティアナは意識を手放した。





「んぅぅ……あれ? 私……」

「おう、起きたか」


 ティアナが目を覚ますと、彼女はベッドの中でヴァイスに抱かれていた。
 背に逞しい腕を回され、優しく抱き寄せられながら彼の厚い胸板に顔を埋めている。
 状況を理解するが早いか、ティアナは顔を真っ赤に染め上げた。


「あ、あの……恥ずかしいです……ヴァイス陸曹……」


 まるで蚊の鳴くような小さな声の訴え、でもちっとも本気ではない。
 むしろ嬉しくて堪らなかったが、それでも隠し切れぬ羞恥心が言葉を言わせた。
 そんな彼女の内心を全て悟りきったような顔で、ヴァイスは優しく囁く。


「嫌か?」

「いえ、その……嬉しいですけど」

「なら楽しめ、俺からのささやかなプレゼントのお返しだ」

「お返し?」


 彼の言葉が一瞬理解できず、ティアナは首を傾げる。
 そんな彼女の背に手を回し、さらに強く抱き寄せながらヴァイスは彼女の疑問に答えた。


「ああ、今日のプレゼントに可愛いサンタさんを頂いたからな。それに対する恩返しさ」


 キザったい、実に臭い台詞だった。
 でも彼は本気だ、その声の調子でティアナには分かる。
 理解すればするだけ、また頬に射す赤みが増して朱色に染まった。


「その……喜んでいただけて嬉しいです」

「おいおい、ナニ言ってんだ? まだ俺はプレゼントを返し終えちゃいないぜ?」

「え?」


 何度目かのティアナの疑問の声が響く否や、ヴァイスは彼女を抱き寄せながらベッドに転がる。
 そして体位を上手く変えつつ、そっと唇を合わせて口付けた。
 一瞬だけ優しく口付けると、また最初のようにそっと顔を離し、今度は耳元に口を寄せる。


「朝までキッチリ、利子を払わせてもらうさ」


 たっぷりと、まるで言葉の一語一語に愛が溶け込んでいるかのような残響でそう囁かれ、ティアナはまた顔を赤く染め上げた。
 今度は羞恥ではない。
 彼に愛される悦びと、これから行われるだろう情交への期待でだ。
 そしてそれを噛み締めた少女は、薄暗がりの中で彼の瞳を見つめながらそっと囁き返した。


「はい……今度は優しく……お願いします」

「了解しまいした、可愛いサンタさん」


 その日の二人の情交は朝まで続き、骨の髄まで甘く蕩けるような時間を心行くまで楽しみ尽くした。


終幕。


著者:ザ・シガー

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