980 名前:洗濯物 [sage] 投稿日:2012/07/02(月) 09:47:15 ID:jWwW9VWk [3/3]

高町家の洗濯ハンガーに、ズラリと白いものが並び、風にたなびく。
初夏の日差しに照らされ、その白はより眩しく輝く。
それを眺めながら、庭に置いたベンチで、なのはとヴィヴィオは麦茶を口にする。
「壮観だね」
「だね〜。……見様によってはシュールだけど」
「まぁ、知らない人が見たら驚くよね」
ゆるい空気を放ちながら、二人は団扇で扇いで涼をとる。
「まぁ、これだけの量のクリスの抜け殻があればね」
そういうヴィヴィオの視線の先には、




ウサギ

ウサギ

ウサギ

ウサギ

ウサギ

ウサギ


大量のクリスの抜け殻がはためいていた。



「これだけクリスを干してたら、ヴィヴィオのお気に入りのパンティー干してても気づかれないわね」
「だね〜。ママたちの勝負下着みたいにピンクだったり、紫だったりしないからね〜」
「……その前にシルクとかは日干ししないから」
「まぁ、どっちにしろ盗んだ人はみっちり『お話』するんだけどね」
「そうだね。頭、冷やしてあげないとね」
そういうと、なのははレイジングハートに何事か言って立ち上がる。
その直後、塀の向こうで小さな破裂音と「ふぎゃっ」という、どこかの番長の悲鳴が挙がった。


著者:ヤギ使い ◆p2QA1mcDKM

このページへのコメント

…何だか、「オバケのQ太郎」でのQ太郎の外見そっくりの衣服、
バケトロンが複数干されている情景が浮かんでしまった。

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Posted by クラスター・ジャドウ 2015年07月06日(月) 00:00:16 返信

クリスの脱け殻ていう発想が、怖い。

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Posted by 名無し 2013年01月14日(月) 12:55:41 返信

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