308 名前:部隊長補佐と聖王陛下[sage] 投稿日:2008/11/28(金) 18:23:41 ID:R/4fWO7i
309 名前:部隊長補佐と聖王陛下[sage] 投稿日:2008/11/28(金) 18:25:08 ID:R/4fWO7i
310 名前:部隊長補佐と聖王陛下[sage] 投稿日:2008/11/28(金) 18:26:36 ID:R/4fWO7i
311 名前:部隊長補佐と聖王陛下[sage] 投稿日:2008/11/28(金) 18:29:00 ID:R/4fWO7i
312 名前:部隊長補佐と聖王陛下[sage] 投稿日:2008/11/28(金) 18:31:16 ID:R/4fWO7i
313 名前:部隊長補佐と聖王陛下[sage] 投稿日:2008/11/28(金) 18:32:26 ID:R/4fWO7i
314 名前:部隊長補佐と聖王陛下[sage] 投稿日:2008/11/28(金) 18:33:46 ID:R/4fWO7i
315 名前:部隊長補佐と聖王陛下[sage] 投稿日:2008/11/28(金) 18:35:31 ID:R/4fWO7i
316 名前:部隊長補佐と聖王陛下[sage] 投稿日:2008/11/28(金) 18:36:14 ID:R/4fWO7i

部隊長補佐と聖王陛下


「あ、グリフィス君、ちょっと良いかな?」


 始まりは高町なのはのそんな一言だった。
 廊下で突然声をかけられた青年、グリフィス・ロウランは手にしていた機動六課の予算案件その他諸々の書類の束を小脇に抱えると彼女へ向き直って顔を向ける。


「高町隊長、どうしたんですか?」

「うん、実は突然で悪いんだけどちょっと頼まれ事良いかな?」

「内容によりますが、いったいどうしたんですか?」


 なのはの言葉を受け、グリフィスは片手で眼鏡の位置をそっと正しながら聞き返す。
 理知的な瞳で見つめられ、彼女は少しばつが悪そうに苦笑する。


「えっとね……実は今日ちょっとアイナさんとザフィーラに用事があってヴィヴィオの面倒見てくれる人がいないの。それで今時間がある人を探してたんだけど……
グリフィス君、ちょっとの間だけ頼まれてもらって良いかな?」


 なのははその爛漫さを込めた微笑と共にグリフィスにそう頼み込んだ。
 普段の彼女からは想像もできないその縋るような視線に、僅かに胸の内に喜悦を感じながら彼は考える。
 確かに今はそう忙しい訳でもないし、後からなのはを通してはやてにでも話を通してもらえば少々子守に時間を割いても問題ないだろう。
 そして何よりも……


「ええ、大丈夫ですよ。後で八神部隊長に話を通しておいてください」

「本当!? ありがとうね♪」

「いえいえ、どういたしまして」


 なのはとフェイトのプライベートな空間に入り込み、彼女達を“攻略”する為の糸口が掴めるかもしれないからだ。
 グリフィス・ロウラン、端正で美しき容姿の裏側に淫靡で嗜虐的な顔を隠した青年は、悪意など欠片も感じられぬ優しい笑みで微笑んだ。





(やれやれ……これはちょっと誤算だったかな?)


 グリフィスは誰に対して言うでもなく、胸の内で一つ溜息交じりの言葉を漏らす。
 当初はヴィヴィオを軽くあやしながらなのはとフェイトの部屋を物色する楽しみを味わえると思っていたが、その考えは一瞬で破られた。
 なにせ小さな子供の相手とは予想以上に面倒だったのだから。


「なにぼーっとしてるの? グリフィスさんの番だよ」

「ん? ああ、そうだね」


 少女の言葉に思慮の海に沈めていた意識を引き出し、グリフィスは早速手を動かした。
 ヴィヴィオと二人で興じているのは簡単なテーブルゲーム、サイコロを振りコマを動かし勝敗を決する戯れの遊戯。
 グリフィスは手にしたサイコロを転がし、出た目で己の行動を取捨選択する。


「4か、それじゃあ秘密裏に入手した多世界の生産ラインでガジェットを大量に量産。ガジェットの発生させたAMFで前線魔道師部隊の魔法攻撃を無効化。っと」


 冷酷に、冷徹に、冷静に、グリフィスはボードの上に展開されたヴィヴィオの手駒を最良の手段で効率的に潰す。
 子供相手という事もあって彼なりに手は抜いているのだが、流石は部隊指揮を行う部隊長補佐官、行う戦略は卓上の遊戯でも鋭いものだった。
 だがこれがヴィヴィオには気に入らない。
 遊戯版の上で一方的に蹂躙された少女は、グリフィスの無情なる戦法にほっぺを膨らませて可愛らしく不満をアピールする。


「ぶぅ〜、グリフィスさんずるい」

「まあまあ、そんな顔しないでヴィヴィオ」

「ふにゅ」


 愛くるしい表情を見せる幼い少女に、グリフィスは優しげな微笑を浮かべそっと彼女の金髪を撫でた。
 少しも痛んでいる箇所の無い、滑らかで美しいヴィヴィオの髪が彼の慣れた手つきで優しく梳かれる。
 その愛撫の感触にヴィヴィオの不満そうだった表情が一瞬で霧散し、彼女はまるで飼い主に甘える子猫の如く気持ち良さそうにウットリと目を細める。
 もし少女が本当に猫だったら、きっと喉を鳴らしているだろう。
 そして、心地良いのはなにもヴィヴィオだけではない。
 グリフィスもまた彼女の髪のもたらす極上の感触を指先で堪能し、心の内に堪らない愉悦を感じていた。


(容姿もそうだけど……髪質もまた素晴らしいな、この子は。将来が楽しみだ……)


 グリフィス・ロウランは女が好きだ。
 優しい言葉と嘘で塗り固めた茶番を用い、外道なる技術と道具を用いて女を快楽と愛欲の奈落に突き落とすのが好きだ。
 自分と言う存在に堕落させ、犯し、嬲り、辱め、狂わせるのが好きだ。
 徹底的に愛と色に狂った女のその様を胸中でほくそ笑みながら観察するのが大好きだ。
 その経験と嗜好が導き出す、目の前の幼い少女は正に天性の素質を持っていると。
 恐らくこのまま成長すれば将来は数多の男を虜にする美女になるだろう、そう確信を持って言い切れる素材だった。


(本当に良い……なんならこのまま……)


 そして邪悪なる男の胸の内に、どす黒く濁った欲望が渦巻き始める。
 喰いたい、目の前の一点の汚れも無い無垢な少女を、己が欲望の限りに汚し尽くしたい。
 闇のように黒く、炎のように熱い滾りがグリフィスのその美貌の内側で猛り始める。
 だが、そこで青年の内に存在した僅かな人間的部分が制動をかけた。


(いや……しかし、いくらなんでも僕が喰うには幼すぎるか……それになのはさんやフェイトさんにばれたら本気で殺されかねないし……)


 この少女の義理の母親二人はSランク級の魔道師だ、もし下手をしたら殺されかねない。
 女を堕とす際は大胆に、だがそれ以上に慎重に行かなければ。
 そう考えた時だった。
 頭を撫でられていたヴィヴィオが、気紛れに彼の膝の上に小さな身体を乗せてくる。
 そして、その美しい金色の髪で思う存分に擦り寄ってきた。


「ねぇねぇ〜、次はなにしてあそぶ?」


 左右で色の違うオッドアイの瞳で、ヴィヴィオは上目遣いに彼を見上げた。
 鮮血の如く赤い紅眼、新緑より深い緑色の碧眼、魂を吸い込まれるような妖しさを持つ二つの瞳がグリフィスに無垢な眼差しを投げかける。
 彼は一瞬、呼吸すら忘れて魅入られた。
 そして思う。


(そうだ……ナニを迷う事がある? この僕が……)


 一度は理性の制動がかけられた欲望が、再び獣欲の炎を灯して猛り狂う。
 こうなってはもう誰にも彼は止められない。
 グリフィスは目の前の極上の素材を料理する手段を考えながら、決して表にどす黒さが滲まぬように注意して微笑を浮かべた。


「そうだね、それじゃあ僕と“楽しい事”しようか?」





 グリフィスが女を堕落させる際に用いる手段は大きく分けて二つある。
 一つは正攻法、様々な経路で入手した相手に関する情報を元に会話と逢瀬を重ねてまっとうな恋愛関係を構築した上で落とすまともな戦法。
 そしてもう一つは邪法、薬物・催眠術・強姦etc……常識や良識の範疇外の方法で犯し蕩かし狂わせる邪道・外道なる戦法。
 この二つを上手く併用し、あらゆるアプローチから攻めるのが彼の手管である。
 そして今日、純粋無垢なる聖王を攻め落とすのは多分に外道の側の法だった。


「んぅぅ……ふぁっ!」


 ソファの上に座った幼い少女の瑞々しい桜色の唇から、とても子供が漏らすとは思えない程に艶めいた甘い吐息が零れ落ちる。
 少女を襲うのはしなやかな青年の指。
 彼の指はさながら独立した生命体の如くに蠢き、服の内側に入り込んでは滑らかな肌の家を滑って丹念に愛撫を行う。
 一切の性快感を知らぬ肌が穢れた指先に嬲られて未知の快楽を刻み込まれ、その度にまるで奏者の演奏に応える楽器のように彼女は甘い声で鳴いた。


「どうだいヴィヴィオ? 気持ち良い?」

「ふにゃっ!……うん、でもなんだか……はんっ!……くすぐったいよぉ」


 絶え間なく肌の上を滑る指先の、こそばゆいような感覚にヴィヴィオの口から出る言葉は喘ぎ声の混じったモノになり、瞳はトロンと潤んで悩ましい色を見せる。
 グリフィスは少女の素肌の滑らかだがそれでいてしっとりとした感触を堪能しつつ、耳朶やうなじに舌を這わせて味覚の方も楽しんだ。
 手馴れた愛撫が行使される度、ヴィヴィオの小さな身体は快楽への純粋な反応に何度も跳ねる。
 これが愉快でたまらない。
 陵辱を好む悪魔のような青年は、産まれて初めての性感に為す術も無く飲み込まれる童女の姿に胸中でどす黒くおぞましい微笑を浮かべた。


(子供相手でかなり量を抑えた筈なんだけど……まさかここまで乱れるとはねぇ……聖王陛下は天性の淫乱って訳か)


 あらゆる状況であらゆる女を堕落させる為、グリフィスは常に何種類もの薬物を所持している。
 軽度のものはアルコールから高度なものは見つかれば逮捕必至の違法なものまで、媚薬・筋弛緩剤・避妊薬、情交を彩る為のあらゆるモノをだ。
 ヴィヴィオに服用させたのは薬の中でもかなり軽いタイプの媚薬。
 子供相手という事もありそれをさらに水で薄めて飲ませたのだが、効果は当初の予定を遥かに上回るモノだった。


「んぅぅ……そこぉ……そこもっとこすってぇ」

「ここ?」

「はぅんぅっ!……うん、そこぉ……そこ、すごくきもちいいよぉ」


 ヴィヴィオの要求通り、グリフィスは膨らみすらない彼女の胸の頂点に指を滑らせた。
 小さな乳房の頂きに鎮座する桃色の乳頭を指の腹が擦り、爪の先でコリコリと引っ掻けば少女は堪らなく甘く切ない声で鳴く。
 唇の端からだらしなく唾液を垂らし、美しい二つの瞳を潤ませる様は凄まじく淫靡だった。
 表情だけ見れば今のヴィヴィオはとても子供とは思えないだろう、今の彼女はさながら生まれながらの淫婦の如く色欲に狂っている。
 これは薬と身体との相性か? それとも彼女が生まれながらの淫乱なのか?
 どちらとも判断することは出来ないが、少なくともヴィヴィオは幼いその身で既に快楽と言う名の甘い蜜の味を覚えつつあるという事は確かだった。
 グリフィスは少女に更なる快楽を刻もうと、うなじを甘噛みし左手で胸を弄りつつ、残った右手を下腹部に向けて滑らせる。
 ヘソのラインをまさぐられ、ヴィヴィオの身体が小さく跳ねるが気にしない。
 そして腰元に手を伸ばすと、スカートをたくし上げてその中に侵入を試みた。
 他の肌同様に滑らかな太股の感触を楽しみながら指を滑らせれば、しっとりとした湿り気を持つ布地に指先が触れる。
 ヴィヴィオの穿いていた下着は、既に溢れた蜜でぐしょ濡れになっていた。


「へぇ、ヴィヴィオもうこんなに濡らしちゃったんだ」

「ふぇ? ヴィヴィオ……おもらししちゃったの?」


 股ぐらが濡れていると言われ、ヴィヴィオは不安げな顔で青年に縋るような眼差しを向けた。
 無論だが、彼女の年で愛液などと言う概念や知識は持ち合わせていない。
 股から溢れる水分など尿くらいしか知らないのだから、自然と自分が失禁してしまったのではないかという懸念が彼女の胸に湧き上がった。
 ヴィヴィオのその様にどす黒く嗜虐的な笑みを浮かべたグリフィスは、彼女の耳元に唇を運ぶと優しく嬲るようにそっと囁いた。


「違うよ、安心してヴィヴィオ。これはヴィヴィオの身体が“気持ち良い”って言ってる証拠なんだ」

「そう……なの?」

「ああ、だから気にしないでもっと気持ち良くなって良いんだよ」


 そう言うや否や、グリフィスは下着越しに今までの比ではないくらい強い力で指先を幼い秘所を擦りあげた。
 瞬間、今までとは比較にならない程強烈で甘い快楽の電流が発生し、少女の背筋を駆け巡って脳髄を焼く。
 唐突に強すぎる快感に襲われ、ヴィヴィオは背を反らせて喘いだ。


「ひゃはぁっ!!」


 目の前が白く霞むような錯覚を感じた。
 全身が一瞬強くしなったかと思えば、次の刹那には弛緩して四肢に力が入らない。
 脱力感と共に恍惚とした余韻が幼い脳髄と思慮を蕩かして、背徳的な淫蕩さに浸らせる。
 これはヴィヴィオが産まれて初めて味わう“絶頂”という感覚だった。
 未知なる快楽の波に、少女はただ荒く息を吐きながらぐったりと身体を弛緩させた。
 自分の腕の中で無力に喘ぐ少女の髪を、グリフィスは指を這わせてそっと撫でる。


「はぁ……はぁ……」

「ん? もしかしてイっちゃったかな。この年でイくなんてヴィヴィオは凄いね」

「……イ、く?」

「ああ、物凄く気持ち良くなる事だよ。気持ち良かったでしょ?」

「うん……なんだかあたまがまっしろになって……すごかった……」


 口元を唾液で濡らし、トロンと潤んだ瞳で見つめながらつたない口調でそう漏らす少女のなんと美しく淫らな事か。
 グリフィスは自分の股間に血が集まり、熱く滾っていくのを感じた。


「それじゃあもう一回イっちゃおうか? 今度は僕も一緒に、ね……」

「ふあっ!?」


 グリフィスの言葉がヴィヴィオの耳に届くや否や、彼は少女の穿いていた下着を一気にずり下ろしてその股の間に自分の肉棒を挟みこませた。
 熱い、それこそ少女の柔肌が溶けてしまいそうなくらい熱く滾った肉棒が瑞々しい太股の間に挟まれ、流れ出る愛液に濡れて妖しく光る。
 産まれて初めて見る男性器、その赤黒い肉の塊を突然股に挟まれてヴィヴィオは驚いた。


「ひゃぁっ!? コレ……なに?」

「見た事ない? おちんちんだよ」

「これがちんちんなの? すごく……おっきい」

「ああ、エッチな事をする時は大きくなるのさ」

「へぇ〜」


 初めて見る男性器の異様に、ヴィヴィオはまじまじと感心しつつ好奇の視線を向ける。
 だが少女にじっくりと観察する時間は与えられなかった。


「それじゃあヴィヴィオ、今度は僕と一緒に気持ち良くなろうか?」

「ひゃぁっ!」


 唐突に始まった肉棒の律動の刺激に、ヴィヴィオは驚きの声を上げた。
 幼い秘所から溢れ出る果汁でびしょ濡れになった肉棒が、少女の太股の感触を楽しみつつ膣口や淫核を擦り上げる。
 先ほどの絶頂すら上回る快感を与えられ、ヴィヴィオは甘やかな声を上げて喘いだ。
 しばらく軽く擦り上げる動作で少女に愛撫を行っていたグリフィスだが、唐突にその動きを止めると彼女の耳元にそっと唇を寄せる。


「ヴィヴィオ、ちょっと良いかな?」

「ふぇ?」

「こうしておちんちんを擦るとね、僕も気持ち良いんだ。だからヴィヴィオ、もっと力を込めて足で挟んでくれないかな?」

「うん……分かった……」


 彼の言葉に了承の意を返すと、少女は細い脚にキュッと力を入れて肉棒を強く挟み込んだ。
 性器と性器を擦り合わせる、これは俗に素股と呼ばれる形の行為。
 少しのカサつきもない極上の滑らかさを誇る柔肌に包まれ、グリフィスは己が男根に形容し難い素晴らしい快感を感じる。
 そして、思い切り腰を動かし始めた。


「ふぁぁっ! しゅごぉ……さっきよりも……はにゅっ!……しゅごいよぉ……」


 与えられる狂おしい快感に、ヴィヴィオは呂律の回らぬ言葉で嬌声を奏で悶える。
 燃えるように熱く、石のように硬い肉棒が膣口と淫核を擦り上げて少女を容赦なく責め立て、再び絶頂の頂きへと導いて行く。
 今まで猛る性欲に晒された事の無い少女には過ぎたる快楽の泥沼、さながら底なしの快楽地獄。
 だが悦楽に浸っているのはヴィヴィオだけではない。
 彼女を責め立てるグリフィスもまた耐え難い快楽の水面に身を沈めていた。


「くっ……そうだよヴィヴィオ……もっと脚で強く挟んで」

「はぅぅっ!……んぅぅ」


 グリフィスの要求に、凄まじい快楽に身を浸しながらもヴィヴィオは懸命に応えて脚に力を入れた。
 そうすればどうだろう、えも言われぬ快感が肉棒に与えられる。
 素晴らしいキメの細かさを持ちスベスベとしながらもしっとりと吸い付くような潤いを有するヴィヴィオの太股。
 愛液で濡れるその太股で行う素股ときたら、下手な女と性交をするよりも遥かに気持ちが良かった。
 正に名器と読んで差し支えない代物である。
 二人はお互いに快楽を貪りながら、どんどん腰の動きを早めて目指すべき絶頂へと向かう。
 肉棒のカサの張ったカリが膣口と淫核を擦り上げ、少女の瑞々しい太股が逞しい竿を挟み扱き上げた。
 動きが加速すれば、濡れた肉同士が擦り合わされる粘着質な淫靡な音が響いて快楽を煽るスパイスとなる。
 徐々に早まる互いの動き、快楽の決壊が近い事を如実に表すサイン。
 そしてそれは呆気なく訪れた。


「ふにゃぁぁあっ!!!」


 肉棒のカサが一段強く淫核を弾いた刹那、ヴィヴィオの口から堪らなく蕩けた甘い声が響く。
 背筋を駆け巡り、脳髄を直撃した絶頂の電撃に幼く細い四肢が一瞬ビクンと震える。
 その途端、太股に挟まれた肉棒も一層強い締まりを与えられて、グリフィスもまた己の絶頂感を解放した。


「くぅ……出すよっ」


 小さくそう唸るように囁くと同時に、尿道から白いマグマが噴き出した。
 勢い良く発射される精液のシャワー、青臭く熱いそれが少女の身体に撒き散らされて淫靡な白化粧を飾る。
 意識までも真っ白に溶けそうな錯覚、二人は互いに迎えた絶頂の恍惚にまどろみの如く浸った。


「はぁ……はぁ……」

「どうだったヴィヴィオ? 気持ち良かったかい?」

「……うん……すごく……よかった」


 快楽の余韻で完全に蕩けきったヴィヴィオは、彼の言葉に溶けた思慮でなんとか返事を返す。
 息も絶え絶えに言葉を紡ぐその様は、淫蕩さと健気さが混ざり合った形容し難い愛らしさを誇るものだった。
 グリフィスは迷う事無く、少女の可憐な唇に自分のそれを重ねる。


「んぅぅ……」


 産まれて初めての口付けがヴィヴィオから唐突に奪われる。
 そっと重なったキスは次第に軽く舌を伸ばして絡ませるモノへと変わり、色を知らぬ少女の口腔を淫らに汚した。
 絶頂後の気だるさをより甘く蕩かす口付けが粘着質な水音と共に交わり、情交の終焉を飾る。
 しばし唇を味わい合うと、グリフィスはおもむろに顔を離す。
 ヴィヴィオが物欲しそうに舌を伸ばし、切なげな眼差しを向けてきたがそれは半ば無視した。


「どうだったヴィヴィオ? これがキスだよ」

「……すごくあまくて……きもちよかった……ねぇ、もっとキスして?……」

「ああ、良いとも。でもその前に僕と約束してくれるかな?」

「……やくそく?」

「ああ、今日の事は内緒、誰にも言っちゃダメだよ?」

「……ママにも?」

「うん、ママにも。それが守れるならもっと気持ち良い事、たくさん教えてあげるよ」


 それは悪魔の甘言。
 快楽と言う名の無限地獄に無垢なる少女を突き落とす外道なる罠だった。
 だが悲しいかな、少女にそれを知る術などない。
 ヴィヴィオに出来た事は、ただ快楽で蕩けきった思慮の元、彼の言葉に従って頷く事だけだった。


「うん、ヴィヴィオないしょにするよ……ないしょにするから……」


 言葉を紡ぎながらヴィヴィオは身体を起こして彼にそっと倒れ込むように近づく。
 そしてうんと背筋を伸ばすと、グリフィスの唇をペロリと舐めた。


「だからもっと……もっときもちいいことおしえてぇ……」


 それは少女と思えぬ淫蕩極まる要求。
 涙に濡れて潤みきった瞳で熱い眼差しを注ぎ、だらしなく開いた唇は唾液の筋を垂らして淫らに濡れている。
 さながら夢魔か淫婦か、その姿は形容し難い色香に満ち溢れていた。
 淫靡と背徳の熱に浮かされた少女の媚態に口元を歪ませてどす黒い笑みを浮かべると、グリフィスは彼女の要求に二つ返事で答えを返す。


「ああ、良いとも。それじゃあレッスン2と行こうか」





「あ、グリフィスく〜ん」


 機動六課隊舎内の廊下を歩いていたグリフィスに唐突に声がかけられた。
 声の下方向に顔を向ければ、爛漫な笑みを浮かべたスターズ分隊隊長高町なのはの姿。
 太陽のように明るい笑みを浮かべて歩み寄る彼女に、グリフィスもまた優しげな微笑を浮かべた。


「おはようございます、高町隊長」

「うん、おはよう。この前はありがとうね、ヴィヴィオの面倒見てもらって」


 なのはは心底嬉しそうに、青年に頭を下げて礼を述べた。
 自分の義理の娘が淫らで嗜虐的な悪魔の手に堕ちたとも知らず、淫蕩と背徳の魔窟に囚われたとも知らず、ただ純粋な心で彼に感謝する。
 好青年の皮を被った悪魔はそんな彼女の様子を胸中でほくそ笑みながら、顔に温和な微笑を張り付けてにこやかに笑う。


「いえ、あの程度でよろしければいつでも構いませんよ」

「本当? ありがとうね。ヴィヴィオも凄く喜んでて、“またグリフィスさんと遊びたい”って言ってたんだ。
もし良かったらまた今度面倒頼んで良いかな?」


 その言葉の裏に隠された意思、あの幼い少女が母親を介して自分に伝えている要求。
 それは陵辱を求める淫らな発作、それは辱めを欲する淫靡な餓え、それは快楽を求める劣情の溶けた渇き。
 グリフィスは思わず口元を黒く歪めると、僅かに暗黒の混じった微笑を浮かべてなのはに笑いかけた。


「ええ、僕でよければいつでもヴィヴィオの面倒を見させていただきますよ」



終幕。



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著者:ザ・シガー

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