239 例えばこんなきっかけで sage 2008/04/07(月) 02:44:47 ID:VszkTRTs
240 例えばこんなきっかけで sage 2008/04/07(月) 02:46:44 ID:VszkTRTs
241 例えばこんなきっかけで sage 2008/04/07(月) 02:47:45 ID:VszkTRTs
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252 例えばこんなきっかけで sage 2008/04/07(月) 03:08:22 ID:VszkTRTs

「ふう、じゃ、今日はこんなところかな」
「はい。今日もありがとうございます。ユーノ先生」

そう言って彼女───ティアナは満足そうに微笑んだ。

機動六課所属、ティアナ・ランスター二等陸士。
彼女はきたるべき執務官試験のため、勉強に励んでいた。
しかし、なかなか一人では捗らずに困り、なのは隊長に相談した所、無限書庫のユーノ・スクライア司書長を紹介された。
聞いたところ、フェイト隊長もその人に教鞭をとってもらっていたらしい。
一度も会ったことはないのだが、どんな人物なのだろう?
正直、『管理局員の墓場』とまで言われる無限書庫によい印象は持っていなかったため、少し不安だった。
しかし、実際に会った所、とても優しい人で、会う前の印象は消し飛んでしまった。
そして、いろんな意味で「凄い」人だった。
彼の仕事振りを最初に見たときは驚きのあまり目を丸くしたのを覚えている。
執務官試験のための勉強を教えてもらいたいと頼んだところ、快く引き受けてくれた。
今では、時間が空いたときに教師代わりとなって教えてもらっている。
また、最近では仕事での愚痴を聞いてもらったりもしていた。



「ユーノ先生、おじゃましまーす」

今日もティアナは無限書庫を訪れていた。
もう司書の人達ともすでに顔なじみだ。

「いらっしゃい。相変わらず勉強熱心だね、ティアナは」

ユーノ先生が笑顔で出迎えてくれる。

「そ、そんなことないですよ。執務官を目指してるんですから当たり前のことです!」

談笑しながら丁寧に分かりやすく教えてくれるため、この時間がとても有意義で大切なものになっていた。

「別に大したことはしてないんだけどなぁ」

と本人は言うが、実際ものすごく助かっている。
それに、ユーノ先生もなぜか嬉しそうだった。
人に教える、といったことが楽しいのだろうか?
ユーノ先生と軽く談笑を続けながら勉強を続ける。
・・・・・・そういえば。
ふと、少し気になっていたことを尋ねてみることにした。

「あの・・・・・・ユーノ先生?」
「どうしたの?まだどこか分からないところがある?」

ユーノが顔を上げる。

「いえ、最初のとき仰っていた事なんですけど・・・・・・」

───それはティアナが初めてきた時、ユーノが言ったことだった。
『教える前にひとつ。僕のことはユーノでいいよ。プライベートでは先生はなし。堅苦しいのは苦手だからね。その代わり僕もティアナって呼ばせてもらうから』
『はい、分かりました。スク・・・っと、ユーノさん』
『うん、あともう一つ・・・・・・君に頼みたいことがあるんだ。これについてはもっと後で話すから。じゃ、これからよろしくね。ティアナ』

「っ・・・・・・うん。そういえばまだいってなかったっけ」

なぜか少し上擦ってユーノは答えた。
それが少しティアナには引っかかったが、気にせず続ける。

「もう教えてもらって随分経ちますし、気になるんです。教えて頂けませんか?」

そう聞かれ、ユーノは少し考える素振りをする。
(そろそろかな・・・・・・と思ってたけど、彼女から言い出すとはね)
丁度いいか。
彼女はもう僕を信用しきっているようだし。
引き受けた本当の目的を今果たさせてもらおう。
───正直もう少しくらいこの幸せな時間を過ごしたかったのだが。
内からこみ上げる様々な感情をひた隠しつつ、ユーノは答えた。
「分かったよ。じゃあティアナ、今日の分が終わったらちょっと一緒に来てくれないかな」
なぜこの場で答えないのか引っかかったようだが、これまでの積み重ねの賜物かティアナは応じてくれた。
しかし、彼女はまだこの時知らなかったのだ。
・・・・・・自分の身に、これから何が起こるのかを・・・・・・。

やがて陽が落ちる頃、ユーノは司書達に見つからないよう、こっそりとティアナを連れ出した。

「ユーノさん、いったいどこに行くんですか。話すだけなら・・・・・・」
「すぐ分かるよ。そこで教えてあげる。ちょっと恥ずかしい内容だからね」

笑顔を取り繕い、彼女に感付かれないよう注意を払いつつ案内する。
邪魔が入るのを防ぐため、事前にユーノは怪しまれないよう念話で、
『機密の仕事に移るので二時間ほど連絡しないように、クロノからの連絡は別で聞いておくようにみんなに伝えてくれ』と副司書長に伝えている。
いつもならクロノからの連絡はこちらに回すようにと言うはずの彼に司書達は若干疑問に思ったがまあいいか、と仕事に戻った。
日頃の信頼の賜物である。

「ここだよ。さ、入って」

有無を言わさぬはっきりした口調で、ティアナを部屋に入れさせる。
後ろ手に部屋の扉を閉め、気付かれないよう鍵をかけた。

「あの・・・・・・ユーノさん?」
「ごめんティアナ。その辺に座ってちょっと待っててくれるかな」

そう言いながらユーノは奥に入りポットから飲み物を二つのカップに注ぐ。
そしておもむろに赤い小瓶を手に取り、片方に流し込んだ。
(これでもう後戻りはできないな。・・・・・・ふっ、何を今更)
ユーノは自嘲気味に笑うと、両手にカップを持ち、ティアナの元へ。

「はい。甘い飲み物。少しぐらいは疲れが取れるといいんだけど」

細工した方のカップをさりげなく彼女に手渡した。



遡ること数ヶ月前。
彼、ユーノ・スクライアは多大なる欲求不満に襲われていた。
まあそれも当然といえば当然である。
毎日毎日暗い書庫で資料漁りの日々。たまに休みが取れたと思えば死んだように寝て過ごし、また仕事、の繰り返し。
一番付き合いの長い女性であるなのはとは「友達」のまま時は過ぎ去り。
まともに浮いた話の一つも無いまま灰色の青春を送って今に至っていた。
彼とて一人の男である。それなりに異性への欲求はあった。
しかしこの職場はそんなことを考える時間すら許さず。
さらに某提督の殺す気かと思えるほどの請求がさらに拍車を掛け。
そしてここ最近で起きたレリック事件の関係でますます時間を忙殺され、自分で慰める日々が続いていた。
そんなクソッタレな状況の中、彼に転機が訪れる。
なのはの新しい教え子のティアナ・ランスターが勉強を手助けしてほしい、と頼みに来たのだ。
フェイトはライトニングの相手で忙しいらしく、ならばと彼女に紹介されたらしい。
仲間のほとんどが所属している六課の事は一人一人調べていたから彼女の事は知っていたので、空いた時間でいいなら、と二つ返事で引き受けた。
まあいい気分転換にもなるし、堂々と女の子と話せるまたとない機会だし、という打算もあったが、何より彼女の目が、昔の誰かを思い出させた、ということもあった。
そしてその時点で、ある思惑がユーノにはあった。
それを胸の内に秘めつつ、彼女の教師を務め、信頼を得ていく。
来るべきその日のために、少しずつ準備を整えていく。
しかし、ティアナの自分を慕う姿を見ていくうち、自分に彼女に対するある感情が芽生えていた。ユーノはそれを心の奥にひっこめたが、本来の目的を忘れ、この時間をもっと過ごしたいと考える自分がこのときから存在し始めていた。
ひょっとしたらこのまま先生と生徒として終わるかもしれない。しかしそれでも仕方がない・・・・・・と思っていた矢先。
彼女の言葉を耳にした瞬間、燻っていた野望が炎にガソリンをかけるが如く再燃しだした。
もう試験まで日がない。彼女の成績はかなりのものだ。合格する可能性は高い。もしそうなればまたあの枯れた日々に逆戻りである。今しかチャンスはない。すぐさま計画を実行に移した。わずかな罪悪感を奥底に追いやりながら。

そして、今現在に至る。
よほど疲れきっていたのか、ティアナは、手渡されたカップを美味しそうに飲み干す。

「ごちそうさまです。それでユーノさん。説明してほしいんですけど」
「うん、じゃあ説明しようか」

そう言い、ユーノは向かいに腰掛けた。内心の緊張を隠して本題に入る。

「ゴメンねこんなに期間を空けて。ちょっと準備も必要だったからすぐには話せなくてね」
「なんですか?ずいぶんお世話になりましたし、何でも言ってください」

その言葉にユーノはにやり、とほくそ笑む。

「そっか。じゃあ遠慮はいらないね。実はこれまでの授業の見返りとして君から欲しい物があるんだよ」
「え?それって・・・あ、あれ・・・・・・んぅ・・・・・・」

突然、ティアナはふらふらと体をよじらせ、どさっ、とソファーに倒れる。見る限り、頭がぼうっとして、考えが定まらないようだ。どうやらようやく効いてきたらしい。

「な・・・なに・・・・・・からだが・・・うごかな・・・・・・え・・・ユ、ユーノ・・・さん?」
「気分はどう?大丈夫。そんなに危ない薬じゃないから安心して。暴れられると厄介なんで一服盛らせてもらっただけだからさ」

さっきティアナに渡したカップにはある薬を仕込んでおいた。
本を乱読していたとき偶然見つけた数時間魔力を出せなくなる特殊な薬品である。これでクロスミラージュをはじめとする魔法の類は使えない。またある程度体の自由を奪う効果もある。
さらに完全な防音とセキュリティのこの部屋ではどれだけ叫んでも助けは来ない。

「え、ユーノさん!?な、何するんですか!! っあ・・・・・・きゃっ!!」

動けないティアナをお姫様だっこして連れて行き、ベッドに降ろすと、そのまま押し倒す。
突然のことに頭が追いつかず混乱するが、自分の状況から、何をされるのかを予感したティアナの顔が恐怖に染まる。

「ユーノさん!や、やめてください!! 冗談ですよね?ね、ねえ!」
「冗談でこんなことするような人間に見える? さっきも言ったよね。見返りで欲しいものがあるんだ・・・・・・君の体をね。」

ユーノは彼女に跨りながら優しく言葉を紡ぐ。しかし昂ぶる気持ちを押さえられず、強引に服を脱がし始めた。

「きゃああぁぁ!!!」

突然のことに、たまらずティアナは悲鳴をあげた。
制服とブラウスを脱がして胸元をはだけさせると、ピンク色の下着が姿を表した。大きさは将来に期待、といったところか。
それでも十分魅力的だが。
視線に気づいたのか、咄嗟にティアナは両腕で自分の胸を覆う。
だがそれで全てを隠しきれるわけもなく、そんな羞恥に満ちた真っ赤な顔と行為とがますますユーノの欲望をそそらせる。

「ふふっ、可愛い下着だねティアナ。緊張してるみたいだし、少しほぐしてあげるよ」

ユーノはティアナの手を除け、体ごと覆いかぶさると下着越しにティアナの控えめな胸を揉みほぐす。中に指を入れて柔らかい突起を転がし、そして舌を優しく首筋に這わせていく。
もう片方の手でティアナの身体の形を確かめるかのように、そのラインをなぞっていく。

「い、いや・・・ぁ・・・ああ・・・っあ・・・ぅああ、いやああぁぁっっ!やめてえっ!!」

ユーノに対して抱いていた信頼をこんな形で裏切られた悲しみからか、
自分を縋る様に見つめるティアナの目に涙が伝う。
そして初めて異性に肌をさらした羞恥と肉体を弄ばれる恐怖にティアナは大声を上げ必死で足掻くが薬のせいで自由は効かない。
念のためユーノは素早い手付きでティアナの両手にバインドをかけて身動きを封じる。

「あんまり暴れないでよ。うーん、僕もちょっとガツガツしすぎかなぁ?」

口ではそう言うが、自分も初めてのためか、あまり気持ちに余裕がないようだ。
早くティアナの全てをこの目で見たいと躍起になってしまっているのか、慌ててホックを外す。初めて視認するあられもない女性の肢体にユーノはごくり、と唾を飲み込む。
───ちなみに子供の時の前科はなのはの某友人数名による対価という名の私刑によりその時の記憶は途切れていた。
一気にブラを剥ぎ取ると、きれいな乳房があらわになる。さすがになのはたちほど大きくはないが、きれいな形をしている。さっき愛撫してあげたせいか桜色の乳首は充血し、ぷっくりと盛り上がっていた。
上からすくい上げるように乳房をつかみ、こりっと硬くなった頂点を摘んで押してやる。

「やぁっ!痛いっ、いたっ・・・・・・やだ、痛いぃぃ!ユーノさぁん!!」
「大丈夫。そのうち気持ちよくなってくるよ。」

男からの愛撫など知らないであろうティアナには、今のユーノの行為は恐怖でしかない。
しかし構わずユーノは乳頭を弄り出した。
口を這わせ、赤ん坊のように乳首にしゃぶりつく。唇で挟み、舌でぴんと張った突起を転がす。途端に汗ばんだ匂いがしてきた。ほのかに甘やかな芳香も感じる。

「ふあぁっ!や、あぁ、ん、だ、だめぇ・・・・・・吸わな・・・・あんっ、んあぁ、くうぅっ!」

嫌がりながらも、おそらく初めて感じていることに戸惑っているのか、ティアナは熱い吐息を漏らしながら肉体を痙攣させる。そのいやらしい姿にますますユーノは興奮する。
微かに自分も息が上がっているようだ。
そしていよいよユーノは、ティアナの大事な場所を僅かに隠すだけとなる所に手を伸ばし、素早くスカートを捲り上げた。
前線で鍛えているだけあって健康的でまぶしい太ももが披露される。ショーツはあまり飾り気のないシンプルなものだ。

「や、やああぁっ、だめえぇっ!やめて、やめてください!ユーノさん、どうしてこんな・・・・・・あん
なに優しくて、いい人だったのに。あんなに、熱心に私に勉強教えてくれたじゃないですかぁ!!
私、すごく、すごく嬉しかった・・・・・・なのに、なのにぃ・・・・・・全部、全部うそだったんですか!
最初から、このために、私を騙してたんですか!!」

「──────っっ!!」

涙に濡れたくしゃくしゃの顔で、ティアナは激しくユーノに自分の想いをぶつける。
その言葉が、罪悪感とともにユーノの良心を突き刺す。
そして心の隅に追いやったはずの彼女に対する想いを掘り起こした。

「なんとか言ったらどうですか!・・・うそつき・・・・・・信じてたのに、私は信じてたのにっ・・・・・・私、わたし、ユーノさんの事が・・・ひゃんっ、あぁあっ!」

───ダメだ。それ以上は言っちゃダメだ。
言葉を遮るようにユーノはショーツの隙間に指を突っ込んだ。
突然の強い刺激にティアナはそれ以上の言葉を封じられる。
そして予想以上に濡れている薄桃色の恥丘を蹂躙し始めた。
ふっくらと柔らかな割れ目をこじ開け、熱い秘肉に指を這わせていく。
同時にぬるっとした液体が指に触れ、その予想外に熱とぬめりを帯びた感触がユーノの欲望をさらに刺激する。
どうやら先程から彼女の膣内は濡れてしまっていたようだ。

「ひぎっ・・・・・・ひぐぅ、いや、お願いです、そこは、だめぇ・・・・・・やめ、て・・・・・・抜いて・・・・・・ぇ・・・・・・・・・・・」

ぴくっ、ぴくっ、と体を痙攣させティアナは涙声で呻く。さらに奥に進もうと指を進めるが、
痛みに収縮した膣壁が締め付け、行く手を阻まれてしまう。
そういえば、とユーノは阻まれた指をそのままに、拇指でティアナの肉粒をさする。

「ひ・・・・・・っっ!」

電流を流されたようにティアナはひきつれた声をあげ全身を硬直させる。
さらに指先でくにくにとそこをこねてやるとティアナの体は大きく震えた。

「あひっ!い、いた、ぁ・・・・・・だめ・・・・・・あぁぁっ!ひぐぅっ!!」

潮吹きと共に高い嬌声が響くと、ティアナは体をベッドへ投げ打つ。
少し刺激が強すぎたのか、彼女の目は焦点が合わずにぐったりとしている。ショーツの中はさっき以上にぐっしょりと中が透けていた。

「あははっ、やっぱりここは敏感だったみたいだね」

ユーノはティアナが動かないうちに、ショーツを取っ払って脚を開かせる。
しっかりぬかるんだ秘所が晒され、しばしユーノはその光景に見惚れる。
そして急いでジッパーを下ろし、自分の肉棒を露出させた。

やがて意識がはっきりすると、ティアナは今の自分の痴態を認識する。

「あ・・・はぁ・・・・・・え?・・・・・や、いやあぁっ!・・・・・・見ないで、見ないでぇぇ!!」

自ら脚を開帳していることに驚き、あまりの恥ずかしさに取り乱すティアナ。
脚を閉じようとしたが、させじとユーノは足をつかみ、こちらに引き寄せる。

「ひいぃっ、いや、やめて!だめえぇ!!ユーノさん、それだけは・・・・・・
許して、ゆるして!いやっ、いやああっ、やだあぁぁぁっ!!!」
「・・・・・・そういえばティアナ、さっきの質問、答えてなかったよね。ちゃんと教えてあげる。
そうだよ。僕はその考えもあって君の頼みを引き受けたんだ」
「────っっ!!・・・・・・ぁ・・・・・うぁ・・・っく・・・」

よほどのショックだったのかティアナは絶句し、その顔が悲しみに彩られる。そうだ。僕を憎め。もっと、もっと憎むんだ。
君の純粋なまでの信頼を、想いを、僕は裏切り、踏み躙ったんだ。だからこれは・・・僕の・・・
─────今更何を。
ユーノは頭の中の考えを振り払い、いきり立った陰茎の先端をぬめる秘唇にあてがうと、上から体重を掛けて押し込んでいく。

「ひぅぅぅっ! ふぐっ、ひぎぃ!い、痛いっ!ぃ、はがあぁ・・・・・・あぐぅ・・・・・・痛い、痛いぃ!」

初めての挿入の痛みと異物感に呻きと悲鳴が迸る。
やがてぶつん、と弦を鳴らすような感触と共にユーノの肉棒が根元までティアナの膣内に埋まり込んだ。

「ひゃう、あ───・・・・・・くぁぁあああああぁぁっっっ!」

ティアナの喉から耳をつんざくような高い慟哭が上がった。長い髪を振り乱して泣き叫ぶ。
生まれて初めての痛みと純潔への蹂躙にティアナは悶え苦しむ。
結合部分が彼女の初めての証である赤い液体で染まり、溢れて滴り落ちていく。
そしてユーノも激しく締め付ける痛みに必死で耐える。

「す、すごい・・・・・・千切れちゃいそうだ。それに・・・・・・すごく熱いよ・・・・・・ティアナ・・・・」
「・・・・・・くぁ・・・・・・いた・・・ぁ・・・ひぐっ・・・あぎぃ・・・・・・はああぁ・・・・・・ぐすっ・・・・・・」

ティアナも懸命にこらえている様だが、耐え切れないのか次々と涙がこぼれて頬を伝う。
ユーノは我慢できず、腰を前後にゆっくり動かし始める。
奥まで埋まった感覚がたまらず、容赦なく締め付ける痛みすら快感となり、中を突き上げる。
ずぶっ、ずぷぷっ、っと卑猥な摩擦音が響く。
ピストン運動を続けるそのたびに、ティアナの膣がびくんっと収縮を繰り返す。

「はぅ、くああ、ひゃぐっ、っああぁ、う、うごかな・・・で・・・あ、あふっ、
く、ひうぅ、っ・・・・・・ふあぁ、あううぅ、はああぁ、ふうぅん・・・くぅぅ」

愛液と破瓜の血が溢れて潤滑油になっているものの、抽送が激しくティアナは腕をバタバタさせる。
気が付かなかったが、すでにバインドは解除されていた。どうやら時限式だったらしい。
ティアナは手の届く先にあった枕を抱きかかえて顔に押し付け、必死に痛みに耐える。
枕から、いつも嗅いでいた覚えのある匂いがする。それを抱いている内に何故か気持ちが落ち着いてきた。
と同時に、痛いだけでない、何か別の感触が生まれだした。

「はぁ、はぁ……いい……すごいよティアナ……僕も初めてだったけど、すごく気持ちいい・・・・・・・

君は・・・・まだ少し辛いみたいだね。ならこれはどうだい?」
そう言うとユーノはむき出しになっている乳房をつかみ、ゆっくりと指を食い込ませる。

「ぁ・・・・・・ふああ・・・・・・・ぃ・・・いぃ・・・・・・んあう・・・・・・っ・・・はうぅ・・・・ひんっ、ふひゃぅぅ・・・・・・」

新たに目覚めた快感と、幾分抽送が弱まったせいか、次第に声に甘いものが混じっていく。
自分でも気付かぬ内にティアナの声は泣き叫ぶ『少女』のものから快感に喘ぐ『女』のものへ変わり始めていた。
そしてそれに合わせるかのように、ユーノが限界を迎え出す。

「くっ・・・・・・・そろそろ・・・・・・だめだ・・・もう・・・イキそう・・・・・・」
「・・・・・・え・・・・・・な、・・・なに・・・が・・・え、・・・う・・・あ・・・・・・ぁあ・・・や・・・」

何のことかティアナが察した瞬間。
どちゅっ!どくっ!どくんっ、どくんっ!

「ひゃっ、あっ、あぁぁあぁああっっ!!」

耐え切れずユーノの亀頭は膨張し、ティアナの秘穴の中で爆発した。
熱い白濁した粘液が、ティアナの体内深くにたっぷりと注ぎ込まれる。
欲望という名の濃厚な精液が、ティアナの胎内に、勢いよく噴射された。

「あぐっ、はふっ、ふあっ、あっ、あぁぁぁぁ・・・・・・!」

可愛らしい絶頂の声を背景に、例えようも無いほど気持ちいい感覚が尿道から沸き起こる。
初めての絶頂に頭が真っ白となったのか、ティアナはぐったりと脱力する。
体が僅かに痙攣するのみで、すっかり放心状態となってしまっていた。
ずるっ・・・・・・ぬるり・・・・・・
ティアナの中から、全てをぶちまけたユーノの逸物が引き抜かれる。
ようやくティアナはまともな呼吸を繰り返す。
荒い息をしながら、ティアナはベッドに横たわる。
口からは甘い喘ぎ声が本人の知らない内に漏れ出していた。

「ふうっ、ティアナ、とてもよかったよ。さてと・・・・・・」

ユーノは自分の服を整えると、タオルでティアナの体を拭いてやった。
ベッドの方はかなりの惨状だ。後で業者に頼むとしてもどう説明したものか。
横になった彼女にシーツを羽織って背を向け、何気なくユーノは呟いた。

「ティアナ、いきなりこんなことして、許せないよね。今日の事、誰かに言っちゃう?」
「え・・・・・・?」

ティアナがキョトン、とした顔で自分を見る。まあ当然といえば当然だろう。
襲った相手から普通出る台詞ではない。
───最初は別にかまわない、と思っていたのに。
あの時、叫んだティアナの言葉がずっと今まで心に突き刺さったままだった。
まさか彼女もあそこまで自分を想ってくれていたとは。
それが今改めてしでかした事への自責の念と後悔でユーノの心中は激しく渦巻いていた。
このままティアナから罵声を浴び、憎まれてもいい。もう何をされても構わない。
だがその前に謝ろう。許してくれるはずがないことは承知の上だ。
しかしもうこれ以上後悔したくない。

「ごめ「怒ってないです。それに言いません。誰にも」・・・・・・え!?」

ユーノは一瞬言葉を失った。そして驚きティアナに向き直る。
彼女はシーツを体に包ませて優しげな表情をしていた。ほんのりと顔が赤い。

「な、何で・・・・・・ティアナ、僕が何したか分かってるだろ!僕は、君を無理矢理」
「襲いましたよね。ええ、すごい痛くて、怖かったです。でもユーノさん気付いてました?
 ずっととっても辛い顔してたんですよ。
それで私、気付いたんです。ユーノさん、やっぱり私の思ってた通りの人なんだ、って。それに・・・・・・」

ここでティアナに悪戯っ子のような笑みが浮かぶ。

「その考えも、ってさっき言いましたよね。ユーノさん、教えてください。
 他にどんな考えがあったんですか?教えないなら・・・・・・みんなに色々脚色して言い触らします♪」
「えぇ!?ちょ、ちょっとティアナ、それは頼むから勘弁してよ!」

ユーノはこれ以上ないほどにうろたえだした。本気で洒落にならない。
今夜の淫行がなのは、もとい六課の耳に入ったが最後、
SLB他の総攻撃で無限書庫ごと自分の存在が物質的にも社会的にも消え去るのは明白だ。
いや、非殺傷設定をフル活用して拷問(お話)のあとに嬲り殺しか。
どちらにせよ自分に待っている未来は、死だ。一瞬か、耐え難き苦痛の後かの違いでしかない。となれば・・・・・・

「ユーノさん、教えてください。私を、どう思って襲ったんですか?
・・・・・・私は、ユーノさんにとって・・・・・・何なんですか?」

いつの間にか、ティアナの目が先程と打って変わって真剣な物になっている。
もはや下手なごまかしは効かないだろう。
はあ、とユーノは深い溜息をつき、まっすぐにティアナを見据える。
そして───ぐい、とティアナを引き寄せると同時に彼女の唇を奪った。
右手で頭を押さえつけ、離れないようにして舌を使い口内を賞味する。

「んむぅう!?・・・・・・んんっ・・・・・・んぅう・・・・・・ふ・・・・・・ちゅ・・・・・・んぁ・・・・・・」 

突然の接吻にティアナは驚くが、すぐに嬉しそうに目を閉じユーノに体を預けた。
夢中で吸い付き、嘗め回す。彼女から漏れ出る舌足らずな喘ぎが口に吸い込まれていく。
やがて長い口付けの後ユーノは唇を離し、答えを告げた。

「・・・・・・君がとっても眩しくて、可愛くて・・・・・・いとおしかったから、だよ」

はっきりと、ユーノは目の前の少女へ自分の想いを告げる。

「ティアナ、僕は、ひとりの女性として、君を愛してる」

瞬間、ティアナの顔が溢れる涙で化粧付けられた。
そして彼女もそのまましっかりとユーノを見据え、ずっと心に秘めていた思いを言葉に紡ぐ。

「ユーノさん、私も・・・・・・あなたを愛してます。大好き、です」

───静かにゆっくりと二人の影が寄り添う。やがてそれは一つに重なった。



「こんにちは、ユーノ先生」

それから後、執務官試験に合格してからも、ティアナはユーノの元へ赴いていた。
執務官になっても勉学を怠るわけには行かない、ということで無限書庫に通っている・・・・・・のが表向きの理由であった。

「いらっしゃい。ティアナ、今日は随分早いね」

ユーノはいつものように穏やかな笑みでティアナを出迎えると、さりげなく一枚のメモを差し出した。
すっ、とティアナはそれを受け取る。それに目を通した瞬間、彼女は目を見開き、そして
艶やかな笑みを浮かべた。
『終わったあと僕の部屋で補習だよ』・・・・・・そこには一言、こう書かれていた。
そしてユーノは「先生」の顔になって向き直る。
「さてと、じゃ、今日もがんばろうか」
関係が劇的に変わり、ティアナは改めて今の状況に幸福を感じる。
直に一対一で教わること、加えて彼を独り占めできることがとても嬉しいのだ。
───最近”こちら”の勉強が一番の目的に変わりつつあるが。

「はい。今日も・・・・・・よろしくお願いします。ユーノさん」

ティアナは嬉しさと恥ずかしさが入り混じったような表情で返した。
愛しい人と過ごす時間を噛み締めながら───



著者:針男 ◆BY0GJdm2Es

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