◆第13話 「北条叔母撲殺事件」
「魅ぃ…」
「魅ぃはせいいっぱい努力しましたですよ」
「悟史や沙都子を元気づけようとして部活まで作ってじゃないですか」
「もうすぐ…」
「きっともうすぐやって来ます」
「村の外から」
「しがらみに囚われない人が」
「来ます きっと」
「そして」
「彼と力を合わせて 私達は村の悪弊を打ち破るのです」
「それが私達の未来を閉ざす 三つの錠前に対する最初の鍵」
「…来年の綿流しこそが 私達の未来を勝ち取る最後のチャンス」
『…そう きっとこれが最後』
『数百年に渡る私の旅が終わりを告げる…』
『そう 来年には』
『来年の綿流しには』
『ひぐらしのなく頃には』