最終更新: rika_furude 2010年07月07日(水) 00:36:59履歴
『なんだろう…』
『なんだかなつかしい歌がきこえてくる…』
『歌?』
『ああ そうだこれは子守唄だ』
『小さな頃 怖い夢を見た時とか お母さんが子守唄を歌って安心させてくれた…』
「……おはよ…」
「なんだかとてもなつかしい夢を見たのです」
『ひさしぶりに蚊帳の中で寝たせいか……』
『それとも……』
「沙都子 圭一 レナに魅ぃ! おはようございますなのですー♡」
「朝日がまぶしいのです――― (にぱー)」
「そうなのです」
「赤阪はまじめなポリスメンですから」
「ボクたちが大人にだまって出てくるなんて先に言ったら」
「きっとがみがみ反対するのです」
「でも 問答無用で押しかければ赤阪だって追い返せないのです」
「そういう作戦なのです」
「にっぱ―――♥」
「?」
「なによ羽入ったら」
「山に入るのに下駄なんか履いてくるからよ」
『!?』
「?」
「!?」
「え!?」
『なんで?私は確かに羽入の手を』
『手を―――』
「―――は……」
「羽入っっ!!!」
「何してるのよあんたっ こんなかっこで…」
「早くこっちきなさいよっ」
「……っ!」
「あ…あの…み…魅ぅ…」
「ちょっとそこに行って立ってみてください……」
「何か…見えますか?」
「あ…」
「…どうしてなの……?」
「羽入……」