ロボコンで使う機械も使わない機械も一挙に紹介

ボール盤はドリルを用いて穴を開けるのに使用される機械のこと。
その中でも、ラジアルボール盤は、テーブル上に物体を固定したまま、ヘッドを自由に動かして好きな位置に穴を開けることができ、大物や重量物の穴開け加工に適する。

「高速低速切替えギヤ」と「無段変速機」により主軸の無段変速が可能。なお、無段変速機の変速は主軸回転中に行う。
ほとんど手送りしか使わないが、一応自動送り装置が付いており、ネジ切りも可能。
作業灯が付いているがあまり使われない。
機械側面下にブレーカーのようなメインスイッチが付いているが、つまみが折れている。
主軸にはモールステーパを採用。回り止めのタングは、トルクが掛かったときにズレないよう、回転方向を考えて片方に寄せながら差し込む。

精度はあまり良くない。ドリルの穴は「バカ穴」であり、図面でも精度は指定できないが、それにしても悪い。
ヘッドを動かして位置を決めた後、「シメ」ボタンを押してヘッドが動かないよう固定するが、ボタンを押す力でせっかく決まった位置がずれてしまうことが多い。
また、「シメ」ボタンは長押ししないときちんと固定できない。
0.数ミリのズレを許容できる大きな穴では気にならないが、小さな穴で0.数ミリは致命的である。
10ミリ以下程度の穴は、卓上ボール盤で加工することを推奨する。

なお、ドリルの先端は尖っておらず、富士山型となっている。
ドリルを止めた状態では、センターはどこか分からないので、必ず回転させた状態で位置を合わせる。
その際、材料をチョンチョンとつついて、青ニスが剥げた位置でセンターを決めると分かりやすい。
(傷を嫌う場合は別途検討のこと。)


2010撮影時

2007年当時

主な仕様
メーカー         帝人製機
型番           FEUQ-1
購入年月日       S45.3.23

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