・リリスの胸の傷を旧ミサトの胸腹部の傷と関連づける。
・それに対する反証として、傷の位置、形、角度の違いが挙げられている。
・しかし、傷を象徴と解釈する立場からはこの差異はいわば「表記揺れ」と考えられている。

・胸の傷はアダムから肋骨を取り出した跡と考える。

₂₁すると主なる神は深いねむりを人の上におこされたので、人はねむったが、[神は]人のあばら骨を一つとり、そのところを肉でふさがれた。₂₂主なる神は、人からとったあばら骨に形をつけて、女につくりあげられた。それを男のところへ連れていかれたら、₂₃人はいった、
「こんどこそ、これは、私の骨の骨、私の肉の肉である。これを、"女(=イッシャ)"と名づけよう、男(=イッシュ)から取ったものだから」。
　　『創世記』2、21-23より。

・旧作でリリスがアダムと偽られていたのと同様、今作ではアダムがリリスと偽られていると考えられている。
・傷はアダムからエヴァ（あるいは使徒）を作る為に「何か」（コアやS2機関、細胞組織サンプルなど）を取り出した跡と考える。

・傷は単純にリリスからエヴァを作り出す為に組織を抜き取ったり、コアを取り除いたり、あるいは活動を抑えたりする為にネルフなどの人間によって人為的につけられた傷であると考える。
・これはリリスのデザインを担当したOKAMAによると、人類が調査を行った跡と言明した
・この場合当然ながらリリス＝リリスである。