・虫=龍=蛇≒虹:想像上の動物では龍の眷属に部首「虫」が使われる。
・ウロボロス(己の尾を噛んで環となったヘビもしくは竜を図案化したもの)→世界卵
グノーシス主義において永劫回帰や、秩序世界を象徴。
キリスト教的文脈では無意識・混沌を示す円環的時間。物質世界の限界。
つまり、蛇(竜)殺しは、閉じた循環する輪廻転生の世界からの脱出を意味する。
世界卵の殻を破らなければ、神の元へ近づけないということ。
・知恵の蛇:セフィロト(生命の樹)の第10セフィラ(地球・生死を繰り返す世界)からパスを通って第1セフィラ(根源の世界)へ上昇する様子を表す。
・・セフィロトには旧エヴァOPのノーマル「生命の樹」の他、樹からの下降を現す「剣」や上昇を表す「蛇」を加えたものがある。
参考ページ:
生命の樹 図2(外部サイト)
・・西洋神秘主義では伝統的に北天の中心にりゅう座を置く。(事実5千年前はりゅう座α星が北極星をしめていた。)
この龍(=蛇)はアルゴ船の冒険で有名な金の「羊」の毛皮を護る龍であり、
またヘラクレスの冒険の「神にのみ取ることを許されたりんご」の守護者でもある。
・・キリスト教の文脈では、旧約聖書の「出エジプト記」において知恵の人モーセが竿につけて挙げた「青銅の蛇」は「十字架上のキリスト」の予兆とされる。