全社的なソーシャル メディア マーケティングのフレームワークを構築していく際に、あえて外部のパートナーと協業するコトは、もちろん最初から考えていたことだった。
内部で組織したチームだけでまとめてしまうという選択肢も、一応考えてはみたものの、やはり “自分たちの視点・発想を超えるモノに的確に対応できなくなる” という懸念、そして何よりも、“まとめたところで、普及させる際に社内的に説得力が伴わなくなってしまうのではないか” という懸念は払拭できなかった。
そして、ともすれば自分たちが、社内の利害関係に左右され、客観的な立場に立ってフレームワークを構築するコト自体が危うくなる可能性もあった。
そういうわけで、結局外部のパートナーを探し、協業する形で、フレームワークを構築することにしたが、もしかしたら、今振り返ると、コレは最も大変な作業だったかもしれない。
特に大きな企業には当てはまるケースが多いかもしれないが、大抵企業には、それぞれ決まったエージェンシーが存在する。そして、広告やプロモーション案件に関しては、こういったエージェンシーが、マスへのアプローチから、ソーシャル メディアまわりまで含めた形でプランニングするコトが大半だったりする。
もちろん、自身が身を置いている企業にも、ちゃんと決まったエージェンシーは存在しているのだけれども、場合によっては、この “外部のパートナー” を、決まったエージェンシー以外のところに求める可能性も出てくる。仮に、そうなった場合には、エージェンシーに対して、“外部のパートナーと決めた新しいフレームワーク” をベースにした提案をしてもらうために、そのフレームワーク自体を、しっかりと浸透させなくてはならないといったタスクも発生してくる。
それ以前に、“こういったフレームワークを決めて提案するのは、こっちのシゴトだ” とも言われかねない。
そういうわけで、さまざまな悩みや不安を抱えてはいたのだけれども、いずれにせよ、社外の見識は明らかに必要な状況になっていたし、その見識は良いモノであればあるほど良いので、現在一緒にシゴトをしているエージェンシーに限らず、とにかく自身の知っているコンタクトや知人を通じた紹介も含め、片っぱしからハナシをしてみるコトにした。
このときに痛感したのだけれども、ソーシャル メディア マーケティングという新手で、しかも (ともすれば) 得体のしれないモノをしっかりとした形で確立させるためには、何よりも企業側の担当者のリテラシーの向上が不可欠になってくる。
広告やプロモーション活動をするにあたって、そのステークホルダーは、その置かれた立場によって、
企業 (もといクライアント)
メディア
エージェンシー
の 三者に分けられる。
実際のところ、メディアやエージェンシーには、ソーシャル メディアのコトを知り尽くしており、さまざまな切り口で語れる方々が、それなりに存在する。もちろんレベル感の相違はあるものの、全員 (当たり前だが) プロなはずだ。
しかし、現状、クライアント側の立場に立って、ソーシャル メディアのコトを知り尽くし、存分に語れる人間は (決してゼロではないものの) 残念ながら非常に少ないと思われる。また、こういった人間の絶対数が不足していることによって、現在のソーシャル メディア マーケティングが、単なるバズ マーケティングの域を超えていないとも考えられる (もちろん、コレがすべてではないのだけれども) 。
メディアそのものがソーシャル化し、また、ソーシャルなコンテンツがメディア化するような状況下、メディアに携わる人間、そしてエージェンシーは、ソーシャル メディアを主戦場にし始め、さまざまなノウハウを蓄積し、どんどん成長している段階にある。今一番の問題は、彼らが、こういった世界で鍛えられながら出してくる提案を見極める力が、クライアント側の人間に欠けているというコトである。
実際、コレはクライアント側の人間にとっても、大きなマイナスになっているはずだ。たとえば、
出された提案が、自分たちの問題を解決するソリューションになっているかを精査できない → ともすれば、問題に対して見当違いな施策を展開させるコトになる
出された提案に対する適切な価格を判断できない → 実際のところぼったくられている可能性だって否定できない
というマイナス要素が考えられる。
言い換えれば “だまされちゃう” わけだ。
・・・ここまで書くと、気付く方もいらっしゃるかと思うが、今回、この “バイブル” が生まれるまでのドキュメンタリー (一部では “ビジネス小説” と呼ばれはじめ、結構恥ずかしいのだけれども) は、“ソーシャル メディア マーケティングの世界に足を踏み入れる企業 (もといクライアント) の担当者” に向けた、ちょっとしたガイドになるような目的で書いていたりする。役立つかどうかはわからないのだけれども、クライアント側の人間としてでなくては悩みようのない問題なども含めて、これから引き続き書き連ねていくので、是非今後も続けて読んでいただければと…。
というわけで、これから、現在一緒にシゴトをしているエージェンシーに限らず、片っぱしからハナシをするところに入っていくのだけれども、ソレはまた次回に続く、というコトで…。
内部で組織したチームだけでまとめてしまうという選択肢も、一応考えてはみたものの、やはり “自分たちの視点・発想を超えるモノに的確に対応できなくなる” という懸念、そして何よりも、“まとめたところで、普及させる際に社内的に説得力が伴わなくなってしまうのではないか” という懸念は払拭できなかった。
そして、ともすれば自分たちが、社内の利害関係に左右され、客観的な立場に立ってフレームワークを構築するコト自体が危うくなる可能性もあった。
そういうわけで、結局外部のパートナーを探し、協業する形で、フレームワークを構築することにしたが、もしかしたら、今振り返ると、コレは最も大変な作業だったかもしれない。
特に大きな企業には当てはまるケースが多いかもしれないが、大抵企業には、それぞれ決まったエージェンシーが存在する。そして、広告やプロモーション案件に関しては、こういったエージェンシーが、マスへのアプローチから、ソーシャル メディアまわりまで含めた形でプランニングするコトが大半だったりする。
もちろん、自身が身を置いている企業にも、ちゃんと決まったエージェンシーは存在しているのだけれども、場合によっては、この “外部のパートナー” を、決まったエージェンシー以外のところに求める可能性も出てくる。仮に、そうなった場合には、エージェンシーに対して、“外部のパートナーと決めた新しいフレームワーク” をベースにした提案をしてもらうために、そのフレームワーク自体を、しっかりと浸透させなくてはならないといったタスクも発生してくる。
それ以前に、“こういったフレームワークを決めて提案するのは、こっちのシゴトだ” とも言われかねない。
そういうわけで、さまざまな悩みや不安を抱えてはいたのだけれども、いずれにせよ、社外の見識は明らかに必要な状況になっていたし、その見識は良いモノであればあるほど良いので、現在一緒にシゴトをしているエージェンシーに限らず、とにかく自身の知っているコンタクトや知人を通じた紹介も含め、片っぱしからハナシをしてみるコトにした。
このときに痛感したのだけれども、ソーシャル メディア マーケティングという新手で、しかも (ともすれば) 得体のしれないモノをしっかりとした形で確立させるためには、何よりも企業側の担当者のリテラシーの向上が不可欠になってくる。
広告やプロモーション活動をするにあたって、そのステークホルダーは、その置かれた立場によって、
企業 (もといクライアント)
メディア
エージェンシー
の 三者に分けられる。
実際のところ、メディアやエージェンシーには、ソーシャル メディアのコトを知り尽くしており、さまざまな切り口で語れる方々が、それなりに存在する。もちろんレベル感の相違はあるものの、全員 (当たり前だが) プロなはずだ。
しかし、現状、クライアント側の立場に立って、ソーシャル メディアのコトを知り尽くし、存分に語れる人間は (決してゼロではないものの) 残念ながら非常に少ないと思われる。また、こういった人間の絶対数が不足していることによって、現在のソーシャル メディア マーケティングが、単なるバズ マーケティングの域を超えていないとも考えられる (もちろん、コレがすべてではないのだけれども) 。
メディアそのものがソーシャル化し、また、ソーシャルなコンテンツがメディア化するような状況下、メディアに携わる人間、そしてエージェンシーは、ソーシャル メディアを主戦場にし始め、さまざまなノウハウを蓄積し、どんどん成長している段階にある。今一番の問題は、彼らが、こういった世界で鍛えられながら出してくる提案を見極める力が、クライアント側の人間に欠けているというコトである。
実際、コレはクライアント側の人間にとっても、大きなマイナスになっているはずだ。たとえば、
出された提案が、自分たちの問題を解決するソリューションになっているかを精査できない → ともすれば、問題に対して見当違いな施策を展開させるコトになる
出された提案に対する適切な価格を判断できない → 実際のところぼったくられている可能性だって否定できない
というマイナス要素が考えられる。
言い換えれば “だまされちゃう” わけだ。
・・・ここまで書くと、気付く方もいらっしゃるかと思うが、今回、この “バイブル” が生まれるまでのドキュメンタリー (一部では “ビジネス小説” と呼ばれはじめ、結構恥ずかしいのだけれども) は、“ソーシャル メディア マーケティングの世界に足を踏み入れる企業 (もといクライアント) の担当者” に向けた、ちょっとしたガイドになるような目的で書いていたりする。役立つかどうかはわからないのだけれども、クライアント側の人間としてでなくては悩みようのない問題なども含めて、これから引き続き書き連ねていくので、是非今後も続けて読んでいただければと…。
というわけで、これから、現在一緒にシゴトをしているエージェンシーに限らず、片っぱしからハナシをするところに入っていくのだけれども、ソレはまた次回に続く、というコトで…。
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