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メーカー:TYPE-MOON

あらすじ

第五次聖杯戦争の終結から半年後。そこには再び現界したサーヴァントとの穏やかな日常が存在していた。ありえない現実でありながら、それらに疑問を抱かない前聖杯戦争参加者たち。繰り返される四日間と暗躍する魔術師。夜にのみ進行する新たな聖杯戦争。空虚なる平穏の先にあるものは・・・?

登場人物

カレン・オルテンシア(Caren Hortensia)
四日目の夜になると、魔獣たちを従える様に現れる謎の少女。寡黙で毒舌。士郎に対して意味深な言葉を残していく。再現された聖杯戦争の鍵を握る人物。前作で黒幕として死亡した言峰綺礼の代わりに「教会」から監督者として派遣され、現在は彼に代わってランサーとギルガメッシュを従えている。「男性を拘束する」という特性を持つ礼装「マグダラの聖骸布」を持つ。性格の悪さは折り紙付でサディストの一面がある一方、わが身を省みず人を救おうとする聖女めいた部分もあるが、これは二面性というよりは性格が不安定であるため。繰り返しの4日間の中に存在し得ない言峰綺礼(どの平行世界でも『hollow』の時点で彼が生き残っている世界は無いため)の位置に自分の存在を滑り込ませた。本編の彼女は本体ではなく、カレン・オルテンシアという「情報」にすぎない。彼女とのあるべき場所での出会いがこの物語の本当の始まりだといえる。「被虐霊媒体質」といわれる、周囲の霊障をその身で体現するという先天的な能力を持ち、教会の悪魔祓いが悪魔を探知する時に使われていた。しかし人の心には魔が差すものであり、他者のそれを絶えず体に投影する彼女は常に生傷が絶えず、片目はほとんど見えず、走ることもできず、味覚も利かなくなっている(極端な味を好むのはそうでないと感じとれないため)。しかし、それら全てをあるがままに受け入れている。物語の終盤、「天の逆月」に向かう衛宮士郎(アヴェンジャー)に付き添う。衣装は肉欲に憑かれた男性に自身を供するためのもので、彼女は多くの男性に犯された経験がある。言峰綺礼の実の娘で、イタリアで生まれて母の死後にすぐ父が日本に向かったため施設に預けられた。姓の「オルテンシア」は紫陽花の意味で、名は日本語(ゲーム中、「父の国の言葉」との記述がある)。

バゼット・フラガ・マクレミッツ(Bazett Fraga Mcremitz)
魔術協会に所属する、封印指定執行者で、第五回聖杯戦争に際し協会から派遣された参加者。アイルランドの古いルーン魔術の大家「フラガ」の出身。男物のスーツで身を固めている男装の麗人で、繰り返される四日間の中、夜の聖杯戦争を戦い続ける。生真面目で融通が利かない性格。礼儀正しくクールを装うも実はかなりの短気で、少しの我慢が出来ない。人生経験が偏っているためか、惚れっぽい一面も持つ。魔術師としては優秀で、敏速な立ち振る舞いをするが、本編では女性・人間としての「弱さ」が強調されている。次回何かの作品で登場するときまでには、この弱さを乗り越え、完璧になっているらしい。「伝承保菌者(ゴッズホルダー)」の異名を持ち、人間でありながら、神代から彼女の家系に代々受け継がれてきた数少ない「現存する宝具」斬り抉る戦神の剣(フラガラック)」を有する。これは迎撃礼装と呼ばれる類の宝具で、二つ名でもある「後より出でて先に断つもの(アンサラー)」の詠唱によって待機状態に入り、相手が切り札として認識する攻撃(宝具の真名解放による一撃など)の発動に反応してこちらも発動する。攻撃自体はランクAでありながら小石程度の大きさの傷しか作らないが、急所を貫通させれば致命傷となり、セイバーも一撃で倒す。相手の発動より明らかに遅れて発動しながらも、絶対に相手の攻撃よりも先にヒットする。そして因果を歪め、「相手よりも後から攻撃、先に命中させた」を「相手より先に攻撃した」という事実に改竄してしまう。(「時間を逆行する一撃」だが、実際に過去に跳んでいるのではなく、「後から発動したが相手よりも先に攻撃を当てた」という事実を誇張して、因果を歪ませている)。『相手を倒すことで相手の切り札を途中で終わらせる』切り札殺しである。尚、相手の「切り札以外の攻撃」に対して用いる場合は当然特殊効果は発揮されず、ランクはD〜Cである。この宝具の弱点は、一発ずつの使い捨てであるための数の制約である。そしてその特性故に、相手の攻撃が発動しきった後にフラガラックを発動した場合や、相手の攻撃が「発動した時点で命中が確定する」タイプ(刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク))だった場合、相手の攻撃をキャンセルすることはできない。また、たとえ命中しても致命傷にならない相手(十二の試練(ゴッドハンド))とは相性が悪い。戦闘に特化した武闘派魔術師であり、人間単体としての性能が非常に高い。素手での戦闘を好み、戦闘時には硬化のルーンを刻んだ手袋をはめ、時速80kmのパンチを繰り出す(プロボクサーは時速40km程度)。サーヴァント・アヴェンジャーの能力の低さもあって、本来とは逆にマスターが主に戦い、サーヴァントはサポートをするという戦闘スタイルを採っている。『トラぶる花札道中記EX』ではアームレスリングで600万円稼ぐ豪腕。ランサーの本来のマスターであり、ケルトの英雄である彼はアイルランド出身である彼女にとって憧れでもあった。正反対ながら性格の相性も良かったが、聖杯戦争開始前に旧知の仲だった言峰による騙まし討ちに合い、ランサーと令呪(左腕ごと)を奪われる。死の寸前でアヴェンジャーと再契約し、彼の力によって仮死状態のまま生かされ続け、さらにその状態をカレンに発見され一命を取り留めていた。繰り返しの四日間は、生きて聖杯戦争を継続したいという彼女の願いと、それを聞き届けようにも四日目までしか知らないアヴェンジャーの限界(第三次聖杯戦争において、アヴェンジャーは四日目で敗退しており、五日目以降を知らない)によって発生した無限ループである。当初はランサー及び言峰に関する記憶(自分への騙し討ちを含む)を失っていたが、記憶が戻った後にも、自分がすでに死んでいると思っていたため、死への恐怖とアヴェンジャーへの同情から、繰り返しが終わることを拒んだ。物語最後にアヴェンジャーに説き伏せられ、それによって彼との契約を終わらせる。聖杯の崩れ行く中、自身が生存している事を告げられ、希望を持って五日以降の世界に戻っていく。

世界設定

本作の四日間限定の箱庭世界は、前述の通りアヴェンジャーが作り出した、第五次聖杯戦争の者たちによる「再現された第三次聖杯戦争」であり、第三次聖杯戦争の役割を第五次聖杯戦争の者たちが演じている。四日間のみしか存在しないことや、(一部の例外を除き)全てのサーヴァント・マスターが揃っているのは、第三次聖杯戦争において四日目にアヴェンジャーが最初の脱落者として敗れ去ったことに起因する。第三次聖杯戦争の再現であるため、基本的に第五次聖杯戦争において戦った者たちが参加者として使われており(一部例外はある)、様々な可能性を持つ平行世界から「第五次聖杯戦争の半年後に生存(または現界)している人間・サーヴァントや状況」をそれぞれ呼び出し、その上で、「『全員が』第五次聖杯戦争の半年後に生存(または現界)している状況」合わせた過去、記憶を作り上げている。ただし第五次聖杯戦争以前の出来事までは改善はされてはいないため、過去のサーヴァントは現界しておらず、言峰綺礼の死因も絶対のものになっている。作中には以下に示すような様々な「第五次聖杯戦争」における描写があり、「『全員が』半年後に生存(または現界)している状況」になった「第五次聖杯戦争」の様子が一部分かるようになっている。
1.最後の1画が残されていることから士郎は令呪を2回行使している。
2.第五次聖杯戦争の最後の日は、セイバールートのようにセイバーと士郎二人で石段を登り、英雄王と神父を倒した。
3.聖杯は凛の令呪でセイバーが破壊した事になっている。
4.桜の正体(凛の妹でありライダーのマスターであり生きた聖杯である)が関係者に知られている。
5.凛と士郎の師弟関係は継続中。
6.凛はアーチャーと「聖杯戦争後」にマスターとしての契約を破棄。
7.言峰綺礼は死亡。
8.アーチャーの正体(真名エミヤ)が知られている。
9.ライダーとセイバーは宝具同士で激突し、セイバーが勝利した。

雑記



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