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“橋頭都市”アークザラク


地理

ザルツ地方南東部に隣接する蛮族勢力圏の内、最も北西部に位置する、
すなわち最も人族との勢力圏境界に近い蛮族の都市。
北方にはアレスタ海を臨み、エルフの集落が点在するルマ湖畔及び
バウムガルト城を擁する“迷城都市”リバティとは地続きである。

情勢

20余年前の大規模な侵攻作戦に失敗して以来、組織立った人族勢力圏への攻撃は行われていない。
自由都市同盟ドランバル郊外の集落やザルツ・リーゼン間の交易商を狙った小規模の略奪や食糧確保、
境界線上の小競り合いに留まっている。
領主ダーティマスは戦力の立て直しを図っているものの、地理特性上人族との衝突は避けられないためその進捗は今ひとつであり、
一見消極的な姿勢に不満を抱いている住民も少なくないらしい。

統治

領主以下、10名程度の幹部によって統治されている。
その全てが集う御前会議においては互いの席が衝立とベールで仕切られており、
先の戦役後に登用された者等、互いの顔を知らない幹部も多い。
形式上は合議制を取るがそこは蛮族社会、領主を頂点とした力関係は明確である。

主要人物

“総死令漢”ダーティマス=ライムロン
「戦場に臨みし者、ただ死あるのみ」
アークザラクに領主として君臨するトロール族の巨漢。
先の侵攻作戦において戦死した先代領主に代わり退却戦及び人族の逆襲への防衛戦を指揮し、
壊滅の危機から民を救った英雄。
同時に敵味方問わず被害を省みないその戦いぶりから“総死令漢”の名で恐怖と共にアークザラクを支配した。
しかし近年では戦場に立つことが無いためかその苛烈さは鳴りを潜めている。
尚、会議の開始時、及び感嘆時に彼が口にする「ローンブローゾー」の言葉の意味は誰も知らない。
オグニド
「どうかご無事で! お帰りをお待ちしております! きゅんきゅん」
コボルドの小間使い。白毛種。
レイジーヌの幹部就任を機に、実家から餞別として贈られた。
主人への忠誠心は強いものの、自身の無力さを自覚しており、
武器を取って共に戦うことは夢にも考えていない。
死地から日常へ、主人の帰りを迎えるのが彼の役目なのだ。
“襲穫兵”ロビジョン
「いいぞベイベー! 逃げる人族は食糧だ! 逃げない人族は上等な食糧だ! ホント狩り場は地獄だぜ!」
アークザラクに住むボガード族の戦士。
手勢を引き連れては人族の勢力圏に繰り出し、物資や食糧の奪取を生業としている。
大規模な戦役のない今となっては力を持て余した多くの者たちが彼のように狩りに興じている。
その働きで住民に新鮮な食糧が供給される一方、その少なくない損耗は戦力立て直しを阻害する一因でもある。
かつてアークザラク市街で見かけた少女・マリーシアを取って喰おうとしたが、
逆にコテンパンにぶちのめされたことで彼女を気に入り、狩りの仲間に加えた。いや、加わっていただいた。


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