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文化室=ぶんかむろ
天井部に煙突をのせ、その煙突下部にもうけられた天窓を開閉することで、室(むろ)内空気の自然換気をおこなう。
炭火等による加熱、お湯の散布等による加湿、換気による排熱・排湿により室内雰囲気をコントロールすることで、失敗しない納豆づくりを可能にした。
温湿度管理という手法を得て、室任せだった発酵から、作り手が管理できる発酵へと転換させた偉大な発明といえる。
納豆沿革史(全国納豆協同組合連合会)によれば、近代納豆の父=三浦二郎氏が、雪に埋まった堆肥から湯気が出ているのを見てひらめいたと言う。

文化室の立面と平面(1958年:関口良治「納豆の造り方と調理法」より)

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文化室の諸元(1958年:関口良治「納豆の造り方と調理法」より抜粋)
  • 室の種類
室は木造、石造、煉瓦造、ブロック造等種々あるが、文化室と称する木造のものが最も多く使用せられており、これに次ぐのが石室である。
文化室は保温のため、板張りと板張りの間に鋸屑・籾殻を詰めているが、最近はグラスウール・アルミ箔・ロックウール等も使われており、温度湿度の調節が簡単で築造費も比較的安くできる。
  • 室の大きさ
外径間口七・五尺×奥行き九尺×高さ六尺のものが一般に使用されているが、外径間口九尺×奥行き十二尺×高さ六尺のものも相当使われている。
前者は原石六斗以下の製造に適し、後者は六斗以上製造するに適している。
  • 周壁
室の周壁は二重の板張りとする。その間隔は籾殻・鋸屑等を使用する時は五寸ぐらいを普通とするが、寒冷地においては一尺位にしている。
しかし最近はロックウール・アルミ箔・フォームガラス等の優秀なる保温材ができているから、その時は三寸位でよいとのことである。
  • 天井
天井は合掌となし、左右よりの勾配は三十五度とする。中央に一尺×二尺或は一・二尺×一・五尺の天窓をつける。(中略)
天井は板張りの内面に抜をうちつけ、その上に絶対に湿気のもれないようトタン・耐水ベニヤ板を張るか、ブラスターを塗る。


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