NPO法人日本茶インストラクター協会南九州会員による活動情報および日本茶情報サイト

1月15日、愛知県豊田市の三州足助屋敷において「寒茶づくり」がありました。
三州足助屋敷とは旧足助町にある観光施設で、消えゆく農村の暮らしや風景を提供すると共に技術の伝承を行うことを目的としています。
詳細についてはこちらです。
http://www.asuke.aitai.ne.jp/~yashiki/

平成20年に開催された全国お茶まつり熊本大会、その際に熊本県支部が行ったお茶カフェ「日本晩茶紀行」で足助寒茶を紹介させていただきました。
その足助寒茶のサンプルを提供していただいたのが三州足助屋敷でした。
その時以来行ってみたいと思っていましたが、やっと実現することが出来ました。

三州足助屋敷では寒茶という食文化を伝えようと展示スペースが設けてあり、その製法などについて紹介されていました。



さて、寒茶づくりには愛知県支部の皆様をはじめとして35名程度が集まりました。
午前中に豊茗会の松下智さんや三州足助屋敷の河合廣美さんから寒茶についての講義がありました。


豊茗会の松下智さんです。


三州足助屋敷の河合廣美さんです。


昼食を挟んで、午後からいよいよお茶づくりです。

近くの山、というか道路脇の土手にヤマチャの枝を採りに行きました。
ところが、ヤマチャがあるところはとっても急傾斜なのです。
ご覧の有様です。
ここには元々漆が植えてあったそうですが、漆の木が枯れた後にヤマチャが自生してきたと説明がありました。
また、肥培管理した茶樹から採取した茶葉ではどうしても美味しくないということで、畑の畦畔茶を原料にしてつくる徳島県の宍喰寒茶とは違うということを力説なさっていました。



その急傾斜の土手に、参加者はハサミを持って繰り出しました。
10分くらいでワゴン車の荷台に載せられるくらいの茶樹の枝が採取できました。



採取した枝を桶に詰め込みます。
蒸気が通りやすくするために枝を立てて詰め込んでいきます。



桶に蓋をして釜で蒸します。
その時間30分とちょっと、この蒸し時間によって、茶葉が枝から容易にはずれるかどうかが決まるというそうです。



さて、茶葉が蒸しあがるまでの待ち時間、野良仕事の合間に飲まれていたという炙り茶もつくられました。
この茶葉を炙る製法は、ヤマチャが自生しているところではどこでもあった茶の利用法です。
もっとも原始的な茶の製法とも言えるでしょう。



いよいよ茶葉が蒸しあがりました。
茶葉は褐色に変色しています。



蒸しあがった茶葉は簡単に枝からはずれます。
「肥後晩茶」のような煮る製法からすると、茶葉表面の水分量は無いに等しいくらいです。
これであれば、冬場の寒風でも十分に乾燥させることが出来ると感じました。



蒸しあがった茶葉はこのように天日干しをします。



冬の寒い時期につくられるという「足助寒茶」、その珍しい晩茶の製法を目の当たりにすることが出来た楽しいひと時でした。
県支部の事業として配慮していただきました愛知県支部の皆様に感謝します。
有難うございました。


written by お茶の虫

このページへのコメント

下島さま、有り難うございます。

Posted by お茶の虫 2012年02月11日(土) 21:50:23

すばらしいですね!
たくさんの画像と、レポートを読ませていただいて良い『復習』になりました^^
またぜひ、いらしてくださいネ。

Posted by 下島真智 2012年01月24日(火) 12:35:36

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