そこで、会員がインストラクター或いはアドバイザーとしての可能性を高める目的と、ブロックや県支部活動の活性化を図ることを目的にワークショップを行いました。
１ テーマ
「本年度、ブロックや県支部で取り組む事業について」
ということなのですが、具体的には"お茶をテーマに楽しいことをしよう!!"ということについて話し合いました。
２ 進め方
�．錙璽�ショプの説明（約５分）。
ａ 人の発言を一切批判しない
ｂ 自由奔放、非現実的（夢物語）発言を大歓迎
ｃ 質より量を求める
ｄ 他人のアイデアに便乗する
�▲哀襦璽彿埓�（約５分）。
��グループ内で自己紹介、その後リーダー、記録係、発表者を選出（約5）。
�ぅ董璽泙鳳茲辰堂餔�が思いのままに意見をポストイットに記入（５〜10分）。
ポストイット1枚に1つの意見
出来るだけ多くの意見
�ゥ哀襦璽彳發任琉娶�交換（15〜20分）。
ポストイットに記入した意見を簡潔に発表、机上で類似（関連）する意見をまとめていく（意見のグループをつくる）。
出来あがった意見のグループにタイトルを付ける。
�Δ泙箸瓩唇娶�の中で取り組みたい事業を選定、広用紙にまとめる（10分）。
�Д哀襦璽徊茲鉾�表（20分）。
● ポイント
１ 単なる思いつきで良い。
２ 他人のアイデアに便乗する、アイデアがアイデアを呼ぶ連想を大歓迎。
３ 出されたアイデアを改善・修正や組み合わせることで新たなアイデアを期待。
では、3月25日の南九州ブロック研修会でどのような意見が提案されたのでしょうか、ここに紹介します。
【Ａ班】
１ ゆるキャラ活用
オリジナル茶器→子供が喜ぶ
お茶業界ゆるキャラもつくる
お茶のＣＭソング（ミスチルなどに）
２ ご当地オリジナルお茶づけ
ご当地のお茶と、お弁当の具材
協会主催のコンテスト
３ お茶合コン
とにかくお茶があること
４ 親子で楽しめるお茶教室
５ 水や茶ガラなど関連の商品にスポットをあてる
おいしい茶ガラのカタチなど
６ お茶Ｔ１グランプリを他業界とのコラボでやる
他業界とは和菓子、陶芸など茶関連の
７ とにかく飲み会 飲んで楽しく意見交換
【Ｂ班】
１ 研修の充実
ａ お茶料理研修
ｂ 九州ブロックの会員の交流を深めるため、研修会を各県持回りで行う
ｃ お茶講座の見学の機会を設ける（自身のインストラクション向上のため）
ｄ お茶の淹れ方を様々な器でやってみる（急須のない場合にも対応できるように）
ｅ お茶を普段飲まない人のための、講座の内容を検討する
ｆ 茶講座の新たな対象者を検討する
ｇ お茶パッケージなどについての研修
２ お茶講座内容検討
ａ テーマ「料理にあうお茶をさがそう」
ｂ 料理のカルチャースクールへのお茶料理の提案
ｃ お茶を飲まない世代への講座内容を検討する
ｄ 季節感を大事にしたお茶の楽しみ方を提案
ｅ 目新しいスタイルのお茶講座提案 例：”売茶翁”風
３ 一般消費者向けキャンペーン、PRの提案
ａ 茶料理コンテスト （案内は茶パッケージに記載）
ｂ 若い世代へのPRを積極的に行う
ｃ 小学校へ「お茶でうがいをしよう」キャンペーン
ｄ お茶鉢育てようキャンペーン（エコ）
ｅ お茶の淹れ方のテーマソングをつくる
ｆ マイ湯呑つくり（陶器）の提案
４ 他業界への提案
ａ 菓子業者へのお菓子の提案（大きさ、味）
ｂ ”茶壽”（108歳）の周知アピール
ｃ 茶飲み場所の提案（縁側カフェ…）
ｄ お茶を気軽に楽しむための”お茶グッズ”の提案
旅行業者とのタイアップの提案
ａ 旅行者へのちょっぴりプレゼント（空港、中央駅などで一煎パック）
ｂ お茶めぐりツアー企画 （グリーンツーリズムとタイアップ）
ｃ 観光スポットにお茶を取込んでもらう （自然豊かな
ｄ 自然豊かな南九州（ブロック）をアピールし、お茶のイメージアップにつなげる
【Ｃ班】
各会員から出された意見を６つのグループに分けました。
１ お茶の生産現場を知る研修
産地研修、消毒・肥料のやり方、１年を通じてお茶の木の管理の仕方を知りたい
２ お茶の製造現場を知る研修
お茶製造の体験、お茶摘み・お茶の手もみ体験
３ お茶カフェの事業
１００円茶屋を開くための研修、１００円茶屋を全国で開催する、１００円茶屋を県内各地で開催する、お茶専門のカフェ
４ 他業種とのコラボ
かごしま茶を使う飲食店主への魅力発信、お酒の緑茶割り、他の飲み物からのアプローチ
５ お茶講座のアイディア
講座を定期的に行う窓口事業、講座を開く場所の確保、講座を行うための研修、１日かけてお茶を学ぶ講座、「茶三昧」を見ていただく、生産者と楽しむ会、子連れで参加出来るイベント、ティスティングを楽しむ会、急須とお茶の関係、現在行われているお茶を楽しむ講座を増やしていく
６ 自主研修
茶の科学的実証実験、お茶の温度・抽出時間による成分の分析、呈茶をするための研修、「ほっ」とするお茶の空間演出・リラックス法、新しいお茶利用の料理、お茶の葉の利用の知識、大人への伝え方と子供への伝え方
この中で取り組みたい事業を�癸気坊萃蠅靴泙靴拭�
知識をより深め、活動をより広げていくことを目標とします。
６つに分けた事業ですが、この６つはそれぞれ互いに関連し、重複している点があります。
１つの取り組みをすることが、他の５つのテーマにも取り組んでいくことに繋がっています。
【Ｄ班】
� ＿餔�の資質向上のため
・会員相互の交流会
・生産、販売、消費
・煎茶・茶道文化を知る
・会員が必要とする知識の供給
・他県の会員の状況、情報交換、一般人を含めた交流
【ポストイットにあった意見】
インストラクター、アドバイザーの資質向上のための研修事業
・異業種の集まりから（生産,販売,消費）のそれぞれの立場で参加できる会
・会員同士でもてなして意見交換
・九州、南九州のお茶の交流会
・生産者や消費者を巻き込んでの勉強会
・語学やPCの使い方の勉強会などなど
�◆�PR法の開発のために
・かごしま茶ブランドの確立のために一般向けに味を言葉で表現する努力
・お茶のPRの機会を考える（場所・方法・多様性・講習会）
・お茶教室の対象者を広げる
【ポストイットにあった意見】
かごしま茶の特徴を全国に広めるPR
・霧島茶等の地域茶のPR（知覧だけでない）
・コンビニやスーパーにて急須で淹れるお茶をセルフ販売（給茶スポット的な）
・淹れる道具の選定や工夫
・バリスタ
・「茶+コーヒー」「茶+ミルク」組み合わせを考える
・抹茶等、日頃飲まないお茶の淹れ方講習会
・子どもから大人を巻き込んで若い世代に急須で淹れるお茶を知ってもらう
・OL向けの淹れ方、作法教室（美容や健康法を含んで）などなど
【Ｅ班】
テーマ：同日多イベントの開催
対象者：お茶に興味のある一般消費者、茶業関係者等
広い会場に様々な企画（小ブース）の集合体
⇒ 参加者は興味のあるブースのイベントに参加
《ブース例》
★楽しむ／味わう…大茶会、美味しいお茶の淹れ方、料理教室（お茶に合うお菓子／お茶を使った料理）、お茶の飲み比べ（種類／品種／産地）、フードペアリング
★学ぶ…お茶の歴史（展示）、お茶の製造（展示／スライド等）、お茶の成分（淹れ方の違い実験／測定器使用）
※外国人向けの表示も出来ると尚良い
★広げる…ガーデニング、美容（化粧水・石けん等）、健康活用情報
★競う…お茶のある食卓コンテスト、T-1グランプリ、闘茶
★体験…お茶摘み（お茶畑）、お茶の製造（工場） ⇒ 会場を飛び出して
情報交流サロン
参加者は美味しいお茶を頂きながら、ブースの情報交換などを楽しむ。
⇒ 更に興味惹かれるブースのイベントに参加する（ぐるぐる循環）
⇒ 交流から参加者のニーズを吸収出来るかも！？
《記録者補足》
どの班もそうであったと思いますが、様々な意見が出ました。
全てのテーマの内容を確認し、吟味することは敵いませんでした。
時間に追われ、班としてどのテーマを選択しようか…となった時に、全てのテーマを網羅出来るのでは！？と選択したのが、今回テーマに掲げた『同日多イベント開催』です。
『お茶』を中心にして、何でもござれです。
ブース例としてあげたものが、班で出たイベントとして開催出来そうな案件です。
今回、班にタイ出身の嶋��さんがいらっしゃったので、これからは、簡単でもいいので外国人に向けた『日本茶』の美味しい淹れ方や日本文化の紹介も出来なくては！との意見もありました。
このようなアドバイザー・インストラクターの資質向上研修会も是非お願い致します。
他にも、学生向けの商品開発や各地域ごとのお茶マップの作成など、先輩方のお茶に対する熱い思いはとどまるところを知らず、短い時間とは言え多くの刺激を受けました。
これからの活動がとても楽しみです。
各班の記録係の皆さん、有り難うございました。
研修会に参加していただいた会員各位のご意見を読み取っていただければと思います。
そして今回ご提案いただいたものを具体化出来るよう、研修会についてはブロックで、またイベント等については各県支部で取り組んでいただければと思います。
南九州ブロック長