残念ながら参加出来なかった会員のために、その様子を少しだけ紹介します。
研修会は･･･
�’暫磴版�茶の違い
��濃茶を飲んでみよう
�Ｇ�茶を飲んでみよう
�で�茶を点ててみよう
という具合に、濃茶と薄茶を楽しむ茶道の入門編といった内容でした。
研修会の開始30分前には既に数名の会員が集まって、準備をなさっていました。
皆さん、お世話になります。
抹茶でも高級なものが濃茶に、そうでないものが薄茶にというザックリとした説明で研修会が始まりました。
てん茶に葉脈が入っていないものが濃茶に、葉脈が混じっているものが薄茶にという説明も、なんとなく分かったような分からないような･･･
まず、濃茶を飲む前にお菓子をいただきます。
用意していただいた主菓子は、着綿（きせわた）でした。
濃茶は練ると言うそうですが、茶碗の中を覗いてみると生クリームくらいの硬さでした。
お湯を足して幾分かは液体になりましたが、まさにとろ〜っとした感じでした。
表千家と裏千家の違いを体感ということで、二通りの濃茶を飲んでみることになりました。
段取り良く用意されていた主菓子は芋羊羹でした。
この芋羊羹、美味しかったですよ〜。
抹茶に親しむ会は正式な茶会ではありませんが、茶室の雰囲気を醸し出すような演出もなされていました。
花はケイトウ、リンドウ、ワレモコウ、オミナエシ、ススキ･･･正式な茶花ではありません。
でも、その雰囲気は十分に感じられます。
書は「一期一会」です。
この他に短冊も用意されていました。
それとなく茶会の雰囲気を演出なさっている心遣いに感激です。
これが「おもてなし」、やはり茶道の心得がないと出来ないと思いました。
次に薄茶を飲みます。
薄茶には干菓子ですが生八ツ橋、柴舟、のし柿が用意されました。蕎麦板もありました。
それに、和三盆です。
薄茶も表千家と裏千家の違いを飲み比べてみよう･･･決して茶道の世界ではありえないことをやってしまいました〜。
向かって左が表千家、右が裏千家です。
味わいは･･･「いっしょかな〜!?」とコメントすると、絶対に違う！と言わんばかりの非難の集中砲火。
だって、自分に回ってきたのは底に残った、特にドロドロしたようなのが少しだけ･･･やっぱり、いっしょ･･･お茶が同じだし･･･と思いました。
でも改めて点てていただくと、裏千家の方が泡立ちがある分口当たりがよく、まろやかに感じました。
まさに点て方の差ですね〜。
では、実際に薄茶を点ててみましょう。
スナップを利かせてシャカシャカシャカ、「うまいですよ〜」とおだてられていい気になります。
でも自分が使った茶筅にはこの泡がありませんでした。
上手に点てると、この泡が出来るそうです。
最後に、抹茶を日常の生活でどのように提案するか！？
これはその一例です。
茶筅こそ必要ですが、茶碗はお茶が点てられればカフェオレカップでもいい、茶杓はティースプーン、棗（なつめ）はシュガーポットのようにキッチンにあるもので代用します。
どの家庭にでもある道具だから畏まることなく、それでもってお客様の前で点てれば最高のおもてなしではないでしょうか。
日本茶ｲﾝｽﾄﾗｸﾀｰや日本茶ｱﾄﾞﾊﾞｲｻﾞｰとして「お茶のある暮らし」をどう提案していくか、最後に問題提起がなされて･･･参加者に宿題が出されました。
研修会の企画から茶器やお菓子の準備に奔走していただきました大塚さん、またレクチャーしていただきました杉本さん、堀野さん、有難うございました。
written by お茶の虫