ひとり こいしい

「ひとり こいしい」

僕の 真ん中 深い場所を
鋭い 針で 突き刺されたような
小さく
だけど激しい 痛みが
甘く 通り抜けては
僕の 最奥 受け皿に
少しずつ 溜まっていってるんだ
針の先から 流れ落ちる
君の しずくが
溢れるまで 一杯になれば
割れて
僕は 壊れてしまうだろうか
抜くことは もう できないから

僕は うめく
気持ち 痛く 気持ち 良く
仄かに しめつけられては
うめく 低く押し殺した声で
君には 聞こえさすまいと
必死に 耐える

ああ そんなに 潤さないでくれ
溢れてしまう


スレNO.26
レスNO.128
投稿者: 名前はいらない
ID:MNm7k3Cs



この作品への批評

233 :名前はいらない :2005/05/08(日) 23:18:49 ID:HMxQrrsV
>>128 C
(マイナスポイント:ちょっとだけ物足りない)
うわぁ、せつなさ爆弾来た!文から匂い立つ何とも言えない気持ち。巧いね、すごく好きだ。
ぶつ切り気味の言葉が絶妙な息の抜きを作って、身悶えする吃音のようなリズムを生んだ。これはすごく効果的。
しかしだ。すっと感情移入できる分、イマイチ周りが見えない。
これは別に無理して足さなくて構わないと思うが、片思いなのか、愛し合っててもいま一人だから恋しいのか。
どちらにも取れるから巧いんだけど、この違いはさりげなく置いても邪魔にはならないかな。さらにもっと入り込めると思う。置いて構わないならね。
あと、前半の表現が軽い。「抜くことは〜」が出たとき、ちょっとクサい気がした。剥き出しの感情でつつき落としても、全く問題ない。パンチのきいた言い回しで、もう止まらないんだよ!ってことを表現して欲しかった。
締めの文句、たまらない!久しぶりにドキドキした。ストレートでいいなぁ。悔しいくらい。
またお待ちしてまーす。

235 :名前はいらない :2005/05/08(日) 23:27:42 ID:Tv/C4GJ9
>>128

これはすばらしい、うまいのただ一言
(以下略)

237 :233:2005/05/08(日) 23:44:29 ID:HMxQrrsV
>>233での>>128さんの評価、間違い。Bでした。
頭のテンプレ部分、コヒペなもので。ごめんなさい

263 :名前はいらない :2005/05/09(月) 21:12:33 ID:EAlP9g1M
>233(>237)さん >235さん

評価して下さって有難うございました。

二つの詩を評価して頂いて分かった事は
自分のクセもそうなんですが
何か木を表現するのに固執して森をあまり表現しきれないというか

ある場面に出くわした時に瞬間ぶわっと感じた事だけをつらつら書いてるだけというか
それに纏わる周りの情景とかも表現出来るようになれればいいなと思いました。
また投下します、その時はまたご評価宜しくお願いします。
2005年10月08日(土) 20:06:20 Modified by hon_gwhnf6




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